1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

激動の1年が終わる!

この1年は、私にとって激動の歳でした。昨年11月末に糖尿病性ケトアシドーシスで入院し、劇症1型糖尿病との診断を受けました。3週間の入院後、12月20日に退院しましたが、その後は、未知の世界に放り出されたに等しく、この1年を手探りで過ごして…

食事をノートに記録する

1年前に退院直後から何を食べたかを記録しています。これを行えるのは、家人の協力がとても大きいです。 上図は、12/25と12/26の朝・昼・夕の内容です。各行の右端に炭水化物量を記入し、それを合計したものが括弧内の数字(グラム)です。 このノートの目…

富士山の形をした血糖値推移

前記事とは打って変わり、今日は朝から高血糖、その後下がって上がってを繰り返した一日でした。昨晩から今日の昼間での推移は、きれいな富士山になっています。 昨晩の眠前の血糖値が92で、少し低いのでクッキー(炭約9グラム)とチーズ2個を補食してか…

ポンプ/SAPの威力が発揮された日

昨日は一日中、血糖値が安定していました。たまに、このような日があると、とても期分も前向きになります。一度も150を超えず、若干の低血糖でした。 今回の記事のタイトルは「ポンプ/SAPの威力が発揮されたとき」としましたが、ポンプ/SAPの効果だけ…

新型クイックサータの使用感

新型のサータを使い、注入セットを装着してみました。旧型での問題が改善されていると感じています。 新型サータの使用感を述べます。 1.クイックセットをサータに固定するのが容易 旧型でクイックセットを固定する時、何回も指で押さえないと固定されない…

カニューレを装着する新型サータの登場

クイックセットでカニューレを装着するために必要なサータが新しくなりました。これまでのサータは粘着テープを巻き込む等のトラブルが頻発するので、正直言って、使うのが嫌になっていました。 これを改善する新型のサータが1年ほど前に海外で発表され、提…

なぜインスリンを冷蔵庫に保管するの?

ペンタイプのインスリン製剤は、使用開始までは冷蔵庫に保管し、使い始めると冷蔵庫に入れずに室温で保管します。これは、1型糖尿病を発症して入院中に教えられたことです。その時は、何も疑問を持たず、「そういうものだろう」と受け入れました。 ポンプを使…

リザーバの気泡を取り除く

インスリンポンプを使い始めて最初に起きたトラブルは、チューブ内の気泡でした。ポンプの導入時に教えられた手順で行いましたが、気泡が出てきました。私は、「はじめてみよう! インスリンポンプ」の冊子に記載の内容では不十分と感じています。 いろいろと…

CGMセンサの寿命を知る

私は、CGMセンサが以下のいずれかの状態になると、センサが機能が低下し寿命を終えつつあると判断しています。 同じ血糖値に対するISIG値が下がる(SMBG血糖値/ISIG値が大きくなる) 短時間(30分くらいの間)にISIG値が大きく上下する 「グルコース値…

血糖値と自動車の運転について考える

私は1度も低血糖により意識障害を起こしたことはありませんが、自動車を運転する時、低血糖にならないように注意しています。 これまでに激しい低血糖になったことは数回あります。最初の経験は、退院から数日後の外出中に、手が震え、気力が無くなる等の異…

低血糖時に、美味しく補食する

低血糖の時に、少しでも美味しいものを食べたいと考えています。私がストックしているものについて書きます。 もっとも利用頻度が高いのがこのキャンデーです。一粒づつの個別包装になっているので、常に持ち歩いています。低血糖と感じた時、あるいは血糖値…

ポンプ/SAPの保険点数を考える

ポンプ/SAPを使用した場合の保険点数について書きます。 保険点数は、次の5項目で構成されます。 糖尿病治療の指導管理 ポンプ関連 血糖自己測定器関連 検査料 インスリン薬剤 糖尿病治療の指導管理料は、在宅自己注射指導管理料(複雑な場合)として1…

コントロールが効かない一日

今朝は起床後が162ありました。「??」です。理由が分かりません。そして、一日中、乱れました。 いつものように朝食のカーボカウントして、高めの血糖値の補正分を含めた10.4単位をボーラスしたが、3時間後で208あったため、残存インスリンを考慮…

高血糖は嫌だけど、低血糖はもっと怖い

これまで、かなりの頻度で、低血糖になりかけたら補食で対応してきましたが、なるべく補食を必要としないようにしたいと考え、チャレンジし始めています。 食前及び眠前の平均血糖値の推移です。 1月 266 mg/dL 2月 169 3月 148 4月 137…

CGMセンサの較正誤差を考える

ポンプに表示されているグルコース値が、SMBGで測定した血糖値と合っている時は気持ち良く感じます。この誤差を減らす工夫をここで以下のことを書きましたが、この方法では不十分なことに気がつきました。 較正は、1日に3回(下記)と決めています。この時…

CGMセンサのトラブル

ポンプ/SAPを使う上で、CGMセンサが正確に間質液のグルコース値を読み取り、ポンプに血糖値が表示されることを前提にしています。ところが、実際は、CGMセンサが均一な品質で製造されている訳ではないと感じています。希に、CGMセンサの品質でト…

防災箱の中は?

前記事で大災害に備えてインスリン治療に必要な器具と薬剤をストックしていることを書きました。今回は、防災箱に何を入れているかを書きます。 血糖値測定に必要な採血針とチップの5箱(125回分)を入れています。 これは、毎日使う分とは別です。病院…

大災害時に生き抜くための備え

1型糖尿病になり、インスリンなしでは生きていけない体になってから、災害に備える必要を感じています。首都直下の地震などの大災害が起きれば、ライフラインが途切れ、必要なインスリンを容易に入手できない事態が起きるでしょう。病院は、優先順位に従い…

飲み会の失敗に学ぶ

飲み会でカーボカウントするのはかなり難しいですね。 これまでに、いろいろな失敗を重ねてきました。その中でも一番印象に残る失敗があります。ポンプを使い始める前のことです。 飲み会の途中で席を立って、トイレでインスリン注射するのは嫌なので、飲み…

CGMセンサは6日を超えて使える?

前記事の続きです。 CGMセンサの使用は6日に限定されていますが、初期化することで、同一のセンサを継続して使い続けることができます。その場合、どのようになるかを実験しました。 使用開始を含め、初期化を3回行いましたので、センサの使用期間は1…

CGMセンサの寿命は?

CGMセンサの寿命について、実験してみました。今回と次回の記事は、センサの寿命を評価するために行ったものです。 先週の金曜(12/8)からセンサの感度が下がっていました。感度とは、血糖値に対するISIG値が低下している状態を指しています。 今朝、起…

お酒と1型糖尿病

私はお酒を飲みますが、酔っ払うほど飲むことはありません。これは、この5年ほどの生活習慣です(昔は、かなり飲んでいたこともありました)。そして、1型糖尿病を発症してから、肝臓の機能が低下していると感じています。 下図の赤線でマークした欄は、γ-…

高糖質の食事への対応

私は、糖質に制限を作らず、好きなものを食べるようにしています。でも、食事について、2つだけ気をつけていることがあります。一つは、なるべく炭水化物の量をきちんと把握し必要なインスリン単位を決めるようにしています。もう一つは、炭水化物の量が多…

就寝中の血糖値を安定させる

私の生活パターンでは、夕食後から翌日の朝食までの時間は、1日のほぼ半分(約12時間)になります。この時間帯の血糖値を安定させることがA1cの改善に効果があると考えています。この観点で、就寝中の血糖値を適切なレベルに維持することが重要と思い…

ヘモグロビンA1cの改善

2日前は定期検診でした。A1cが前回の5.7から5.5%に改善しました。 ポンプに切り替えてからポンプの機能をフルに使い工夫してきたので、今回、A1cが改善するかな思っていましたが、結果は期待以上でした。毎月の診察時に、主治医に相談しながら…

ポンプ/SAPのレポート

ポンプ/SAPでは血糖値のコントロールに参考になる詳細なレポートが得られますが、病院で診察を受けないと入手できないので、あまり役に立ちません。 昨日は、定期受診日だったので、ポンプに溜まったデータを印刷してもらいました。そのページ数が47枚…

ポンプ/SAPに表示される血糖値が正常でない場合、どうする?

ポンプに表示される血糖値が激しく乱れ較正を行ってもなかなか回復しない、あるいはポンプの画面に「グルコース値なし」と表示され、血糖値が表示されない場合があります。このような場合、私は、新しいセンサに交換する前に使用中のセンサを初期化するように…

ポンプ/SAPの較正でトラブル

今朝のトラブルです。 SMBGの測定値73でCGMの較正を行いました。この時のCGMの表示は113で、ISIG値は28.40でした。 「この違い(40の差)はおかしい」と感じたので、較正をかける前に、SMBGで再測定しましたが、同じ73だったので、そのまま較正…

ポンプ/SAPのCGM較正はなぜ必要?

前記事で「CGMの扱いがポンプ/SAPを使う上で難しい」と書きました。今回は、これを解決する一つのアプローチとして、私が行っていることを書きます。 「はじめてみよう!パーソナルCGM」の2ページに、次の説明が掲載されています。ここに、「CGMのセン…

ポンプ/SAPのCGM較正の失敗に学ぶ

センサーの留置、CGMの較正でいろいろな失敗をしてきました。振り返ってみると、失敗したことが、CGMを理解して使いこなすことにつながっています。 その中で、CGMを安定して使うことにとてもなったことを書きます。 ポンプを使い始めて約3週間後…