ポンプ/SAPを使用した場合の保険点数について書きます。
保険点数は、次の5項目で構成されます。
- 糖尿病治療の指導管理
- ポンプ関連
- 血糖自己測定器関連
- 検査料
- インスリン薬剤
糖尿病治療の指導管理料は、在宅自己注射指導管理料(複雑な場合)として1230点です。これは、月に2回受診しても加算されるのは1回のみです。
ポンプ関連は、
- プログラム付きシリンジポンプとして2500点(ポンプ本体)
- トランスミッタ使用による加算730点
- CGMセンサの個数による加算
2個以下で1320点
4個以下で2640点
5個以下で3300点
(1個あたり660点。ただし3個の点数が存在しないので要注意)
です。
血糖自己測定器関連は、必要な測定回数(チップの枚数とは異なる)で決まります。基本的に4週ごとに受診することになるので、血糖値測定用のチップ数は、4/日×7日/週×4週=112枚(最低でも3/日×7日/週×4週=84枚)が必要になります。測定回数を80回とすれば1140点、100回であれば1320点となります(この記事を書いた時点では、医師が指定する測定回数が不明でした。その後、ポンプ使用時の測定回数は月120回(4回/日✕30日)が基本であることが分かり、「120回以上」で加算されています)。
検査料は、尿検査及び血液検査の項目で決まります。HbA1cの検査は49点です。これは、月に2回受診しても1回のみの検査になります。私の場合、検査料は合計で約550点です。
インスリン薬剤は、ポンプに充填するために、バイアル瓶のインスリンが処方されます。1瓶の容量は1000単位です。私の場合、ヒューマログ160単位/3日が必要なので、毎回2瓶の処方を受けています。一つが389点です。
これらを合計すると約9800点になります。負担する医療費は、保険点数×10円/点×負担割合(通常は3割)で算出されます。
医療費を節約する余地は幾つかあり、自分なりに工夫しています。
1つは、CGMセンサーの個数です。自己負担で1個あたり1980円になるので、負担額に大きく影響します。特に、気をつけていることは、主治医にセンサー3個をリクエストしないようにしています(3個の点数が存在しない)。
2つは、4週ごとに受診すると、365日/年÷7日/週=52週/年なので、年で13回(52÷4=13)の受診になります。そうすると、ポンプ関連費用を年に13回支払うことになるので、毎月の受診で年12回にすることは意味があります。
3つは、血液検査の項目を減らすことで、医療費の節約になりますが、主治医との会話が必要です。
12/29 ポンプ関連費用を修正しました。