先週、3泊4日で旅行したのでメモ。
目次
準備
伊勢・志摩へ行くことを2ヵ月前から計画。少し豪華な内容にするために、泊まるホテルと旅館を選び、スケジュールはゆとりを持たせた。いろいろ調べプランを練るのは楽しく好き。
伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“まわりゃんせ”を購入すると、4日間、近鉄乗り放題で特急を4回使え、伊勢志摩エリアの観光スポットを無料で利用できる。ネットでも購入できるが、使い方を相談したかったので、近畿日本ツーリストの営業所で購入した。そこで往復の特急の座席指定もできた。
持ち物が多い(二人分、インスリン関係)ので、55㍑のスーツケースを使うことにした。これを持ち込めるように、新幹線の『特大荷物スペースつき座席』を予約。
旅行中はポンプに煩わされたくないので、出発の2日前にCGMセンサを交換。
こうする理由は
- センサ使用の初日は安定しないことがある
- センサの精度を7日間維持するには、初日~2日目に適切な較正が必要
- ダメなセンサは、初日~2日目で兆候がでることが多い
で、旅行中、センサの乖離が無く安定し、ポンプ任せで過ごすことができた。
1日目(11/20)
東京⇒名古屋へ移動し、名古屋駅の近鉄窓口で”まわりゃんせ”のパスポートを貰って、伊勢市へ行った。
まず、伊勢神宮の外宮に参拝。外宮は伊勢市駅から歩いて5分ほどで着く。
人が少ないので、落ち着く。
外宮の代表的な見どころを巡る30分のモデルコースを参考に境内を歩いた。
手水舎で清めてから正宮・豊受大神宮を参拝。
次に別宮を順に巡った。こちらは木々に囲まれ、静かな環境で癒やされる。
60分ほど歩き回ったので、50台の低血糖になり動けなくなった。
まがたま池の奉納舞台の休憩所で、ひと休み。
それでも回復しないので、式年遷宮記念のせんぐう館に入って休んだ。回復後を館内を見学。ここは建物の構造などが展示されていて、見学して良かった(低血糖にならなかったら、パスしていたと思う)。
伊勢市駅と外宮間は参道で、両側に商店などが並んでいるが、平日のためなのかあまり賑わっていない。
駅に戻り、スーツケースをピックアップして、近鉄で鳥羽へ移動。
鳥羽駅からホテルのシャトルバスが出ている。これに乗ってホテルへ。
チェックイン後、ひと休みしてから、予約したレストランで夕食。
コース料理では、3~4単位をボーラスしてから食べ始めるようにしている。メニューが分かっていても、量・添え物・調理内容が不明なので、食べながら2~3回追加ボーラスする。この方法を採るようにしてから、大きく外れることが減った。
予約時に結婚記念の旅行とホテルに伝えたので、お祝いのメッセージがあり、うれしい。
1日の血糖管理の記録:
2日目(11/21)
部屋から鳥羽湾を一望でき、とても気持ち良い朝。
午前は水族館に行く予定で歩き回る距離が少ないと考え、いつものように食事の30分ほど前に1単位をボーラスした。
朝食はビュッフェスタイル。食べたいものを少量づつ皿に取り、食べ始める前にざっくりカーボ量を推測してボーラス。でも、ボーラスし過ぎたようで、食後の血糖値は低い。このままでは低血糖になるので補食(INゼリーを摂った)。
9時前にホテルをチェックアウトし、シャトルバスで鳥羽駅へ移動。
スーツケースをコインロッカーに預けた後、タクシーで鳥羽水族館へ。
「ラッコのお食事タイム」が面白かった。以前、モントレーの水族館を訪ねた折にラッコを見たことがあるが、ラッコがこのような芸(?)をするとは驚く!
館内をぐるっと見学した後、「アシカショー」を見学。
鳥羽水族館は多様な水性動物が飼われているので、見応えがあった。
予定より早めに鳥羽駅に戻り、近鉄で五十鈴川へ移動。駅からタクシーで伊勢内宮へ。
内宮前の土産物店でスーツケースを預かってもらうために、そこで昼食(伊勢うどんとかき揚げの天ぷら)を食べた。(こう言っては失礼かもしれないが)店構えから予想したよりも、かなり美味かった。
伊勢神宮・内宮(皇大神宮)は、正面の鳥居をくぐって、宇治橋を渡り、五十鈴川のほとりで手を清めてから参拝した。
内宮(皇大神宮)まで、かなりの距離がある。
60分のモデルコースに従って、境内を歩き別宮を参拝。
3時ころに伊勢神宮参拝を終えた。時間つぶしを兼ねて、定番のおかげ横丁を散策。
歩き疲れ、赤福茶屋で休憩。赤福盆と赤福ぜんざいを妻とシェア。糖質35gと見積もって食べたが、外れたようで高血糖値になった。
内宮からパールシャトルと呼ばれるバスに乗ると、賢島の旅館に直行できる。大変便利。これも、近畿日本ツーリストの窓口で説明を聞けたので、事前予約できた。
夕食は和食。
1日の血糖管理:
3日目(11/22)
3日目はのんびり過ごすつもりで、観光する場所を決めずに来た。前日にフロントに相談し、お勧めの場所、移動方法などを教えて貰った。
朝食後、旅館のバスで賢島駅へ行き、賢島エスパーニャクルーズに乗った。このクルーズは箱根の海賊船のような遊覧船で、50分で英虞湾を一周する。
この写真に写っている建物は、真珠のミキモトの工場(海岸線の細長い建物)と御木本翁の邸宅(丘の上に建つ建物)。
賢島から鵜方(賢島から2駅目)へ近鉄特急で移動。目的地は横山展望台。
駅の観光案内所で「横山VIEWタクシー券」を2枚貰う。この券を利用すると、ワンコイン(500円)でタクシーが横山展望台まで連れて行ってくれる。帰りは、タクシー会社に電話して迎えに来てもらうが、行きと同様に500円でOK。
鵜方駅前からタクシーに乗り、横山展望台へ向う道中、運転手さんから話しを聞くと、「行きはよいが、帰りは困るよ」と言われた。というのは、展望台からタクシーを呼んでもタクシーが出払っていて簡単に配車されない、とのこと。それでは困るので、運転手さんに観光タクシーとして時間貸しできないかと交渉。運転手さんは別な予約を持っていたが調整してくれ、3時間貸しを了承してくれたので、大変助かった。
横山展望台からの眺望。
この後は、運転手さんの案内で回った。
伊雑宮(いざわのみや)。志摩市磯部町にある内宮の別宮で、漁師や海女の信仰も篤い「遙宮(とおのみや)」。毎年6月に御田植式が行われるとのこと。
我々以外に参拝する人がいなかったので、とても厳かな雰囲気を感じた。
安乗埼灯台。志摩市阿児町安乗にある。ここは、牡蠣の養殖で有名な的矢湾と安乗岬に建っている。灯台の上に昇ると強い風で、飛ばされそうほどだった。
大王埼灯台も行ったが、こちらは江ノ島の土産物店の間をあるくような感じ、それもほとんどがシャッターを閉じているので、少し興ざめ。灯台の上まで登ったが、写真は撮らなかった。
登茂山展望台からの眺め。横山展望台よりも英虞湾の見晴らしが良かった。
タクシーでの観光はぴったり3時間で賢島駅で終わり、素晴らしい案内だった。
賢島駅には店が少ないので、再び鵜方へ移動。観光案内で紹介されたカフェに行き、ケーキとコーヒーでのんびり過ごした。
夕方、旅館に戻った。
英虞湾の夕景。
昨日と同じ和食。予約の関係で、同じメニューになってしまった(選択肢が他になかった)が、旅館側で気を利かせて、異なるメニューにしてくれた。
1日の血糖管理:
4日目(11/23)
旅行の最終日、チェックアウトすれば帰路へ。
”まわりゃんせ”のパスポートに、宅配無料券がついていたので、それを利用してスーツケースは自宅に配送してもらった。
賢島10:30発のアーバンライナーで名古屋へ。
トラブルですべての新幹線が大幅に遅れていた。乗る予定の新幹線がいつ着くか分からない。JR東海のHPで運行情報を確認できるので、それを見ながら、駅前のカフェでコーヒーを飲み、時間つぶし。80分遅れで、やっと乗れた。
座席が山側だったので、富士山をパチリ。
1日の血糖管理の記録:
振り返り
昨年の5月、岡山に旅行したが770Gだった。その時に較べ、かなり楽だった。全ての食事ボーラスが適当なカーボカウントになるので、ボーラスしたインスリンは不正確。それでも、780Gのスマートガードが自動調整してくれるので、ありがたい。
ただ、観光であちこち動き回るので、低血糖は避けられない。
何事も、経験を積むことが大事、と再認識。