4/21 大事なこと(スマートガードの目標変更)を書き漏らしたので追記
780Gで改善できたことがいろいろある(課題もある)。私にとって最大のメリットは就寝中の血糖値が安定したこと。
780Gの使い始めは、就寝中にオート基礎の最小注入タイムアウトでアラームが鳴って、「血糖値が必要です」のメッセージが表示された。
1週間ほどで780Gの機能・クセを把握でき、就寝中の血糖値が安定した。
スマートガード目標の変更で低血糖を減らす
低血糖を減らすために、3/9からスマートガードの目標を110mg/dLに変更した。
この変更も、就寝中の血糖値安定にかなり貢献している。
就寝中の変動
例えば、4/07夜~4/08朝は
- 23:50 就寝前の実測:血糖値 93mg/dL(較正なし) → ブドウ糖5gを補食
- 0:00 一時目標4時間を設定
- 5:30 起床
を行い、朝までほぼフラット。
就寝までの対応
夕食から3時間くらいで血糖値が落ち着く。そのタイミング(22時ころ)で、就寝直前の血糖値が110~120mg/dLくらいになるよう一時目標を設定する。もちろん、血糖値が高い等で落ち着いていなければ、一時目標を設定しない。
血糖値が低ければ補食するが、なるべく23時くらいまでは保留。23時ころに実測で血糖値を確認。低ければ補食して120mg/dLを目指す(計算どおりにはいかないこともある)。
眠前のグルコース値が120mg/dLくらいなら、一時目標を午前3:30まで設定し、オート基礎のみでカバー(一時目標がONの間は自動補正ボーラスが止まる)。
午前4時ころから暁現象で血糖値が上がるので、それまでは低血糖にならないよう、一時目標を使う。
ときどき、補食の失敗、あるいは夕食の影響で高血糖になることがある。その場合は2通りで対応している。
① 手動ボーラスの活用
スマートガードを継続したまま、手動でボーラスする方法がある。この機能では、ボーラスするインスリン量が自動計算されるので、睡眠中に低血糖になるリスクが低い。
手動ボーラスの手順:
- メニュー画面でVを押し、ボーラスウィザード画面を表示する
- 手動ボーラスが使える場合、「調整」にインスリン単位数が表示される
(「調整」に”0.00”と表示されるときは、手動ボーラスが働かない) - 「ボーラス注入」を選択してボーラスする
(インスリン量は変更できない)
「手動ボーラス」は便利な機能で、私は、日中の血糖値が高いとき、ときどきボーラスウィザード画面を表示してチェックしている。
例えば、3/21、夕食のボーラスが多過ぎたようで、21:30ころにグルコース値が69mg/dLになり、糖質21gを補食した。すると、約1時間後に177mg/dLに上がってしまった。
一時目標を設定していたのでキャンセル ⇒ 手動ボーラスで1.1単位をボーラス。
手動ボーラスの注入量1.1単位で十分と判断し、一時目標を午前3:30まで設定(自動補正ボーラスを止め、オート基礎注入のみ)。
この結果、翌朝の起床後の実測は88mg/dL。
② 手動ボーラスが効かない場合
血糖値が高くても、手動ボーラスが期待どおりに働かないことがある。その場合はスマートガードに任せている。
例えば、4/18の夕食から1時間後、グルコース値が67mg/dLまで下がったので、ブドウ糖10gを補食したが、さらに1時間後、グルコース値が96mg/dLに上がっただけなので、追加でクッキー10gを補食。
夕食の脂質と補食が悪さして、21時ころからグングン上昇した。
手動ボーラスを試みた
- 21:51 0.15u
- 22:29 0.10u
- 22:30 0.05u
の3回だけ手動ボーラスを行えたが、後はダメ。
自動補正ボーラスに任せ、一時目標の設定は行わなかった。
翌朝の起床後の実測は117mg/dL。
就寝中のアラーム
私の場合、就寝中にアラームが鳴るのは
の2種類。
低血糖のときは補食する。後者の最小注入タイムアウトは血糖値が上昇すれば回復するので、放置している。両者が同時に起きることもあるが、その場合は補食して寝直す。
就寝中に低血糖になった場合、補食は「inゼリー ブドウ糖」を使っている。1袋に糖質が30g入っている。
- 量を調整して使い易い
- 血糖値の持ちが良い
- 歯磨きしないで済む
がメリットで、気に入っている。
起床後の血糖値比較(770G vs. 780G)
発症時からの習慣で、起床から30~45分後に実測している。この実測値が80以上で110未満の範囲になったのは、770Gでは18%(28日間)しかなかったが、780Gになって71%(28日間)に改善した。
起床から約30分後 | 770G (2/01~2/28) | 780G (3/07~4/03) | ||
実測値 | 日数 | 割合 | 日数 | 割合 |
120 mg/dL 以上 | 16 | 57% | 4 | 14% |
110~119 mg/dL | 4 | 14% | 1 | 4% |
80~109 mg/dL | 5 | 18% | 20 | 71% |
70~79 mg/dL | 3 | 11% | 1 | 4% |
70 mg/dL 未満 | 0 | 0% | 2 | 7% |
この比較からも、就寝中の血糖値が780Gで安定したことが分かる。
まとめ
780Gが自分の体の動き(血糖値の変動傾向)に合わせてくれる訳ではないので、機能を理解して使うことが重要と考えている。