1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

2024.3月の受診結果と780Gの4週間を振り返る(追記あり)

3/29 ”4週間使用して感じたこと”を追記

今日は受診日、780Gになって4週間の節目で受診。

 

受診内容

ヘモグロビンA1cが0.4%下がった。ある程度下がるとは予想していたが、これほど改善するとは思っていなかった。明らかに780Gの効果。

平均グルコース値が下がり、In range(70~180mg/dL)が93.2%に改善した。180mg/dL超(TAR)の割合が前回の8.1%から4.1%に半減したことが大きい。

 

ケアリンクのレポートで、780G()と770G()の各1ヵ月間を比較。

 

780GのAHCL(Advanced Hybrid Closed Loop)は優れている。

海外のFacebookで、「780Gは素晴らしい」「780Gはゲームチェンジャー」などのコメントを見るが、まさにその通り、と感じる。

 

4週間使用して感じたこと

4週間を振り返る。

 アップデートのタイミング

金曜日にアップデートしたのが良かった。780Gは770Gとは異なるアルゴリズムで動く(アルゴリズムが一新されている)ので、使い始めの2~3日はポンプ任せにして動きを把握した。

770Gのアップデートを金曜の午前に行い、780Gとして動き始めたのが午前11時過ぎ、この時刻から5時間後の午後4時過ぎにスマートガードがスタート。

土日を通じて、スマートガードの食事後の動き、就寝中のオート基礎注入とセーフモードの関係はどのように変わるのか、などを把握した。

このときの基本的な考え方は、『770Gでの使用方法を忘れ、すべて780Gスマートガードに委ねる』でアプローチした。

 

 センサの精度と較正 

780Gのガーディアン4センサでは、較正の条件が取り払われているので、とても楽になった。でも、まったく較正なしで7日間使用できる訳ではない(こう考える理由は幾つかある。ここでは説明を省く)。特に、初日は、センサ読み取り値が安定しないので、私は、初日に3回の較正を行うようにしている。

それ以降は、日に2~3回の実測を行い、センサグルコース値を比べ、ズレ(乖離)があると感じた場合、実測値を780Gにインプットして較正している。日に1回の較正を行うのが良さそうに思う。

センサグルコース値が実際の血糖値と乖離していると、折角の自動補正ボーラスがきちんと働かない。結果、血糖管理に影響する。それを避けるために、実測は欠かせない。

 

 食事のボーラス 

この4週間、食間でマニュアル補正したことがない。

ボーラスウィザードにカーボカウントした糖質をインプットして、ポンプに設定している糖質比から計算されるインスリン単位数をボーラスする。その後は、780Gのスマートガードの、オート基礎注入と自動補正ボーラスによるコントロール、というルーチンで生活している。こう書くと、バラ色のように見えるが、重要なことが3つある。

 

一つは、糖質比がある程度の正確さが必要なこと、カーボカウントが合っていることが必要。私の場合、糖質比が合わなくなると把握できる仕組みを作っている(これで、ときどき糖質比を見直している)。

 

二つ目は、カーボカウントが間違っていることがある。カウントがオーバーであれば低血糖に、アンダーであれば高血糖になる。低血糖は補食でカバーするしかないが、高血糖は780Gのアルゴリズム(スマートガード)でカバーされる部分がある。これでかなり助かっている。

カーボカウントが大きくハズレているときは、スマートガードだけではカバーできない。例えば、3/26の夕食で、糖質計算に誤りがあったようで、300mg/dLちかい高血糖になった。食後に気づき、後追いで追加ボーラスした。

 

3つ目は、高脂質・高タンパク質の食事(カレー、とんかつ、など)を摂った場合。780Gが自動的に高脂質・高タンパク質を食べたことを把握できない。放置すれば高血糖を起こす。私は、食事の内容でボーラスを工夫している。これについては別記事にまとめたい。

 

就寝中の血糖値 

780Gになって、寝ている間にポンプに起こされたり、低血糖に悩まされることが減った。

注意していることは、眠前に低血糖で補食したとき。この状態で寝ると血糖値が上昇して自動補正ボーラスが働き、低血糖になる可能性が高い。これを避けるために、必ず一時目標をセットしている。一時目標が設定されている間は自動補正ボーラスが動かない(これを知っていると、いろいろな場面で役立つ)。

オート基礎が最小注入レートで達する制限時間は『3~6時間』と変更されたが、私の場合、この制限時間は常に3時間。770Gのときはこれが2.5時間で、その後セーブモード1.5時間だった(合計4時間)。780Gでは、制限時間に達するのが3時間と、達してからスマートガードが終了するまで4時間あるので、合計7時間になった。これにも助かっている。

私の基本的なルーチンは、眠前に実測、低いときはブドウ糖あるいはINゼリーを補食、必ず一時目標を午前3:30までセット(午前4時ころから暁現象で血糖値が上がることが多い)、です。

就寝中に、オート基礎が最小注入レートで制限時間に達して『スマートガード維持』の状態になり、「血糖値が必要です」のメッセージが表示されることがある。その場合、低血糖になっているので目が覚まし(スマフォのアラームが鳴るようにしている)、補食して、再び寝る(血糖値を入力しない)。

taky-t1-life.hatenablog.com

 

780Gの設定値 

当初は、スマートガードの目標はデフォルトの100mg/dLだったが、1週間の実績で就寝中の低血糖が多いので、3/9から目標を110mg/dLに変更した。この変更で、就寝中の低血糖が減った。

taky-t1-life.hatenablog.com

 

ボーラスの調整 

780Gになって最も悩まされたのは、ボーラス画面で異常な調整が行われること。状況によっては、インスリン全量がマイナス調整され、ボーラス量がゼロとなり、インスリンを射てないことがある。そうなると、食事ができない。

今は、これに対応する術を会得したので、大きな問題ではない。これについても別記事にまとめる予定。

 

4週間の記録

TIR

 

AGP

 

Weekly sucess

 

Week to week

 

Hourly stats