前記事で大災害に備えてインスリン治療に必要な器具と薬剤をストックしていることを書きました。今回は、防災箱に何を入れているかを書きます。
血糖値測定に必要な採血針とチップの5箱(125回分)を入れています。
これは、毎日使う分とは別です。病院で処方されたものの中から、1年ほどかけて集めました。これだけ余分に残っている理由は、定期受診が4週あるいは5週ごとに受けますが、例えば、次回の受診が4週間後であれば血糖値測定回数が4回/日×7日/週×4週=112回行うので、112個が必要になります。1箱25個の包装なので、主治医に5箱の処方をリクエストします。そうすると、13個あまる計算になります。5週間後であれば、140個必要なので6箱の処方となり、10個残ります。
このように、主治医に次回の予定に合わせて何箱欲しいと具体的にお願いします(医師の判断に委ねると不足が起きたこともある)。こうして、採血針とチップが残りました。
インスリンポンプの器具も入れてあります。
リザーバとクイックセットは各1箱(10個)、CGMセンサ3個。トランスミッタの充電器、センサを装着するサータ、ポンプ用の乾電池、オーバーテープです。余分にセンサが3個あるのは、1個のセンサを6日以上使用してためました。
ポンプが使えない場合に必要なインスリン注射の針は約100本あります。
毎日使う血糖値測定器と穿刺器具は、防災箱に入れていませんが、簡単に持ち出せるように透明ケースに入れて、台所のテーブル(インスリンがある冷蔵庫の前)に置いています。長時間の外出時など、このまま持ち出しています。
もう一つ欠けているものが、カニューレ(クイックセット)を体に装着するサータです。これは、血糖値測定器のセットと一緒に台所のテーブルに置いています。
災害が起きず、このような備えが無駄になるにこしたことはありません。でも、災害は忘れたころにやって来るが3.11の教訓と思い、「自分の身は自分で守る」ことを心がけています。