私は1度も低血糖により意識障害を起こしたことはありませんが、自動車を運転する時、低血糖にならないように注意しています。
これまでに激しい低血糖になったことは数回あります。最初の経験は、退院から数日後の外出中に、手が震え、気力が無くなる等の異常を感じ、血糖値を測ると40くらいでした。これが車の運転中に起きると怖いと感じました。
退院後から数ヶ月間は、血糖値を把握する方法がSMBG測定だけでした。そのため、体感に頼って低血糖になっているかを判断していました。
6月末から2ヶ月間ほどリブレを使いましたが、リブレを使い始めた理由の一つは、安心して車を運転するために、血糖値を把握することでした。
リブレはリーダーをセンサーにかざさないと血糖値が分からないので、リーダーを運転席の脇に置き、信号待ちなどで停止している時に、血糖値を確認しました。でも、段々慣れてくると、リーダーをかざすのを忘れてしまうこともありました。ところが、リブレは、血糖値の表示がブラックボックスなので、表示されている血糖値が実際の血糖値に即しているのか、大きくズレているのか分かりません。
8月末にポンプ/SAPを使い始めてから、この問題が改善しました。運転する前にポンプの表示をチェックして、血糖値のトレンドが下降で、かつ低血糖に向かっている場合、必ず補食しています。また、運転中は、ポンプを膝の上に置き、時々、ポンプの表示を確認します。
いざという時の用意に、運転中でも簡単に補食できるように、固形のブドウ糖とキャンデーをウエストバッグに入れています。もしも、血糖値が下がっている時は、固形のブドウ糖を口に入れ、ガリッと噛んで飲み込めるようにしています。
今日も夕方から2時間ほど車で出かける用事がありました。直前のポンプの表示が「98↓」でした。このまま外出すると帰宅時に70を下回る(基礎が毎時0.25u入れている)ことになるので、8グラムの炭水化物に相当する補食をしました。 この結果、帰宅時の血糖値(SMBG)は108でした。
二重、三重の備えが、事故を防ぐことにつながると思います。