私はお酒を飲みますが、酔っ払うほど飲むことはありません。これは、この5年ほどの生活習慣です(昔は、かなり飲んでいたこともありました)。そして、1型糖尿病を発症してから、肝臓の機能が低下していると感じています。
下図の赤線でマークした欄は、γ-GTPの推移です。γ-GTPは、アルコールなどを分解する肝臓の作用に関係している酵素です。γ-GTPの数値が高い場合、肝臓に何らかの異常が起きていることを示しています。
この病気の発症前、私は週に5日、家での夕食時に缶ビール(350ml)を飲んでいました。2日は休肝日にしていました。外では、月に数回、仲間との飲み会等のつきあいで、1回にビール(中ジョッキ)と焼酎4杯くらいを飲む生活でした。このような生活でのγ-GTPは28(劇症1型糖尿病の発症による入院直後)でした。これは正常値です。
昨年12月下旬に退院後、発症前と同様に、夕食時に缶ビール(350ml)を飲み始めました。この結果、私のγ-GTPは、58(1月)→95(3月)→166(4月)と上がり続けました。4月の定期検査で166になったことで、「これはまずい 」と思い、節酒を始めました。それまで週5日飲んでいたのを、週1~2日、350mlの缶ビールを1缶飲むだけに減らしました。これを4月初旬から9月まで続けました。この努力で、10月の定期検査ではγ-GTPが51に下がりました。
γ-GTPが正常範囲になったことで安心して、量は変えず回数を少し増やしたら(週に3~4日くらい)、再び、γ-GTPが100に上昇してしまいました。
主治医にインスリン治療が肝臓に影響するのかを尋ねたところ、主治医は「糖尿病と肝臓の関係は分からないことが多い」との説明でした。
私の肝臓は明らかに機能が落ちています。この原因は、1型糖尿病(IDDM)です。これを認識して生活するしかないと思います。