1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

780Gスマートガード:6日目

スマートガードの恩恵を受けている。初日を除いて、180以下を維持している。

 

就寝中は穏やかに推移

アラームが鳴らない静かな夜だった。起床時のグルコース値が90台。

 

朝食用ボーラスでSafety moduleの影響が出た

グルコース値104mg/dL、残存インスリンがゼロにもかかわらず、糖質64gに対して-3.55uもの調整が表示された。このままボーラスしたら高血糖になる。

Safety moduleは恐ろしい!

 

8.85uのボーラスにするために糖質を増やす。

 

朝食の糖質比を7.2g/uにしている。最近、昼前の補食が多いので、明日から8.0g/uに変えた。これで、Safety moduleも少し緩和されると思う。

 

今日のグルコース変動

昼食はカツサンド、夕食はカレーうどんを食べた。

770Gのときは、後上がりを防ぐためにマニュアルで追加ボーラスが必要だったが、780Gでは、自動で補正ボーラスが行われるので、とても楽。血糖値が大きく上がることがない。

スマートガードに任せるのが良いと感じている。

 

780Gスマートガード:ボーラスは注意が必要

780Gスマートガードを使い始めて5日目。一度もマニュアルモードに切り替えることなく、スマートガードで780Gを使い続けている。

高血糖が無くなり、コントロール良好で780Gに移行して良かった。病院で渡された「780Gシステム関連資材」の入れ物に印刷されている”More control. Less effort.”のキャッチ・コピーどおりと感じている。

 

就寝中のアラート

眠前の実測96mg/dL(グルコース値99mg/dL)。較正なし。低いのでブドウ糖10gを補食して、一時目標を3:30までにセットして寝た。

2:30ころに目が覚めたので、ポンプをチェックするとグルコース値78mg/dL、ブドウ糖5gを補食して寝続けた。

 

6時半前に起床、グルコース値は103mg/dL。

 

ポンプのホーム画面に何もメッセージが表示されていないので、初めて穏やかな夜だったと思ったが、履歴にアラートが記録されていた。

前日までと同じ「最小注入レートの制限時間に達した」のアラートが発生していた。

3:26に発生した「要血糖値」のアラートが自然に解消した、これが事実のようだ。

要血糖値のアラートは、血糖値が上がり、基礎レート注入が再開したことで、解除されたと思う。

 

ボーラスで異常なインスリン注入量の調整が行われる現象

今朝の朝食はいつもと同じ内容、と言っても微妙に異なるので毎回カーボカウントしている。

炭水化物76gをボーラス画面でインプットすると、-1.0単位の調整と表示された。こんなに差し引かれると高血糖になる恐れがあり、異常。「あぁ、あれだ」と思いボーラスを中止。

 

ある条件になると、Safety moduleと呼ばれるものが働き、予想外の調整が行われる。

これについて、昨年9月、Medtronic 670G, 770G, 780G Support Groupで、このグループの管理者 Kathy Leppert氏が詳細を投稿している。TDD(一日のインスリン総量)と糖質比の関係でSafety moduleが働く。ボーラス画面で入力した糖質量が低いときは調整がゼロ、糖質がある量になると調整が始まり、糖質量がそれを超え増えるにつれて調整される(差し引かれる)単位数が増加する、という奇妙な動きをする。

 

朝食の炭水化物は76gなので、必要なインスリンは糖質量÷糖質比、76÷7.2=10.55単位。このインスリン単位数になるようボーラス画面の入力を変更し、必要量をボーラスした。

 

ボーラス画面で入力した糖質量によって、調整される単位数が変動している。この奇妙な動きがSafety moduleの影響で、Kathy Leppert氏が指摘している問題。

7:27のボーラス画像:糖質76gで-1.00u調整

7:28のボーラス画像:糖質89gで-1.80uの調整

 

通常のスマートガードのボーラスでは、グルコース値が目標血糖値(100mg/dL)よりも低い場合、目標血糖値と現在のグルコース値との差をインスリン効果値で割った量に残存インスリンを加味した量が調整される。これが基本的な考え。

 

朝食時の残存インスリンはゼロ、グルコース値99mg/dLだったので、通常なら調整されるインスリン単位はごく僅か(恐らく、0.05u)になるはず。

 

私は朝・昼・夕で糖質比を変えている。

そのため、この現象が起きるのは、朝食の場合だけで、昼食と夕食では起きていない(今のところ)。

 

今日の昼食では通常のボーラスとなっている。

 

残存インスリンはゼロ

 

ボーラス時のグルコース値92mg/dLで、-0.15uが調整された。これは、(100-92)÷インスリン効果値=0.15u で算出されたことになる(ポンプ内のインスリン効果値が約55と推測できる)。

 

ボーラス時に、必ず「調整」される単位数を確認してから「ボーラス注入」を選択するようにしている。これを怠ると、大きく調整されていることに気づかず、高血糖になるかもしれない。

 

Safety moduleはマニュアルに一切記載がなく、隠れた機能のひとつ。780Gのスマートガードを使いこなすために、これを理解する必要があると考えているが、全ての780GユーザがSafety moduleに遭遇するわけではないのも事実。

 

780Gを使い始めた翌日(3/2)も、この現象を経験した。そのとき、入力する糖質量で調整される単位数が変動する様子を動画に撮ったので、近いうちに、記事にまとめる予定(動画を使わないと理解し難い)。

 

780Gスマートガードの隠れた機能

昨日、ブログにスマートガードの「終了まで○○時間」のアラートが自然に解除される現象が起きたことを書いた。

今朝も同じ状況だったので、どういう条件でそうなるのかを観察した。

 

起床時のポンプは、下図(画像は3/2のものを流用)の状態で、左下にスマートガードが「終了まで○○時間」が表示され、下段に「血糖値が必要です」のメッセージが出て、血糖値の入力を要求していた。

 

今回も、一昨日、昨日と同様に、4:26に「最小注入レートの制限時間に達した」のアラートが、6:11に「センサ読み取り値が実際のグルコース値より低い可能がある」のアラートが起きた。

 

「終了まで○○時間」は、最初のアラート(4:26)でカウントがスタートしてた。

 

起床時のグルコース値が70台だったので、血糖値が上がってからの実測にするため、そのまま放置した。しばらく経ち、グルコース値が90を超えると、「血糖値が必要です」のメッセージが消え、スマートガードが正常に復帰した。

 

 

昨日は、「センサ読み取り値が実際のグルコース値より低い可能がある」のアラート出たときに「終了まで○○時間」のカウントがスタートし、グルコース値が90を超えたら、スマートガードが正常に復帰している。

 

下図は、昨夜からのグルコース変動。

 

スマートガードが「終了まで○○時間」のメッセージが出て、血糖値を入力しなくても、このメッセージが起きた背景に低グルコースが関係している場合、グルコース値が90を超えると自動的にスマートガードが正常に復帰するようだ。

これは、昨日と今日の現象からの推測。

 

メドトロニックのマニュアル(特に、システムユーザガイド)は、機能ごとに説明が記載されているが、機能どうしの関連(連携)についての言及がない。

そのため、使ってみて初めて分かることがいろいろある。患者に不親切で、分かり難い説明と感じている。

 

最大の分かり難い点は、スマートガードのボーラスで、糖質量を入力したときに不合理な調整が行われることがある。これは、マニュアルのどこにも記載がない。

780G使用開始の翌日(3/2)の朝食用ボーラスで、この問題にぶち当たったが、海外のFacebookの情報で、この問題を知っていたので、驚かずに対処できた。

明日は、この問題を書こうと思う。

 

780Gスマートガード:3日目

780Gを使い始めて3日目。これまで100%、スマートガードで使い続けている。

 

昨夜は、一時目標を午前3:30までにセットして寝た。午前3:30~4:00ころに暁現象で血糖値が上がる。その時間までは自動補正ボーラスが行われないようにするためで、この目的は達成できている。

 

早朝に2つのアラートが発生した。

 

最初のアラートは、最小注入レートの制限時間に達したためで、1:16に基礎レート0.05Uの注入以降、オート基礎が止まり3時間後の4:11にアラートが発生し、血糖値の入力が要求されたが、そのまま寝続けた。

 

2つ目は、前日と同じ「センサ読み取り値が実際のグルコース値より低い可能がある」のアラート。

 

前日と異なる不思議な現象が起きた。

6時半ころに目が覚め、7時前に起きた。ホーム画面の左下に表示されているスマートガードの「終了までの時間」が2時間半くらいあるので、「要血糖値」はそのままにして、毎日のルーチンを行った(朝、起きてしばらくすると自然に血糖値が上がる。グルコース値が70台だったため、そこで較正すると実測とのズレが起きる可能性がある。それを避けるため)。

8時ころ、ポンプを確認すると、グルコース値90台に上がり、「終了まで○○時間」のメッセージが消えていた。血糖値を入力していないにもかかわらず、正常に戻っていたので、ちょっとビックリ。

ただ、前日と異なる点がある。前日は、「最小注入レートの制限時間に達した」のアラートが出た時点から「終了まで○○時間」がカウントされていた。今日は、5:36の「センサ読み取り値」のアラート時点から「終了まで○○時間」がカウントされていた。

恐らく、原因はこの違いだろう。この違いを知ったのは、今後に役立つと考えている。

 

770Gのときは、後上がりする可能性が高い食事(カーボカウントでカバーできない食事、例えば脂質が多いもの)を摂ったときは、マニュアルモードに切り替えて、スクエア・ボーラスで対応していた。

780Gではこれを使えない(使いたくない)。理由は、マニュアルモードに切り替えて、再びスマートガードに戻すと、必ず「較正」が行われる。較正の頻度が増えると、ポンプのグルコース値がズレる恐れが大。

後上がり対策は、海外のネットで知った方法で行っている。

 

この3日間、いつも通りの食事を食べている。

今日は、3時にケーキを食べ、夕食は天ぷら蕎麦を食べた。

今日の記録 ↓

 

3/1~3の詳細レポート

3日間の詳細レポート

 

780Gのスマートガード:就寝中のアラート

昨日から使い始めた780Gは就寝中にアラームが数回鳴ったが、そのまま放置して寝続けてしまった。朝になり、ポンプに「終了まで1:08hr」と「血糖値が必要です」のメッセージが表示されていた。

 

 

履歴には3種類のアラートが記録されている。

  • グルコース
  • 最小注入レートの制限時間(3~6時間)に達した
  • センサ読み取り値

 

就寝中の低グルコースアラート

眠前の血糖値(実測)が98mg/dLだったので、補食(糖質 約10g)した。

 

補食で120~130くらいに上がるはずで、スマートガードがどのように動くのかを見たいと考え、この状態で寝た。

 

血糖値が上がってもスマートガードの自動補正ボーラスとオート基礎注入で、インスリンが入り、血糖値を下げてしまう。これが問題。

 

グルコース値は57mg/dLまで下がっていた。

短時間で70台に回復しているので、センサが体の下になって圧力が加わることで起きるComression Lowかも知れない。

taky-t1-life.hatenablog.com

 

今夜から、一時目標をセットして、自動補正ボーラスを減らす予定。そうすれば、付随的にオート基礎も減ると思う。

 

最小注入レートの制限時間

スマートガードで、最小注入レートの制限時間に達したため「要血糖値」のアラートが表示されていた。

 

この「要血糖値の入力」は違和感ある表現で、落ち着かない。

 

最小注入レートの制限時間は3~6時間とのことだが、この3~6時間は、「理由によって異なる」とあるが、詳細が不明。

 

ポンプの履歴から、1:26に0.025uのベーサル注入が起点となり、4:31に上図のアラートなので、今回の制限時間は3時間だった。

 

このアラート発生から4時間以内に血糖値が入力されないとスマートガードが終了する。ホーム画面に表示されていた「終了まで1:08hr」のメッセージは、スマートガードの終了までの残時間。

 

センサ読み取り値

3つ目のアラートはとても不親切で「これはどういう意味?」と感じた。

グルコース値が現在のセンサグルコース値よりも低くなっている・・・」はおかしな表現。もっと重大な問題は、内容が逆になっていること。

 

システムユーザガイドの該当箇所(P.179)は、笑ってしまうほどおかしい。


グルコース値が実際のグルコース値よりも低い可能性がある。」は日本語として意味不明で、“グルコース値”と”実際のグルコース値”の違いが分からない。

 

英語版は 


"SG readings may be lower than actual glucose values."で、「センサ読み取り値が実際のグルコース値よりも低い可能性がある」となる。

なので、実際は低血糖ではなく、深夜3:50前後の低グルコースはセンサの問題で発生した可能性が高い。

 

センサの精度

起床後の「要血糖値」に対応するために実測した。実測値83mg/dL、このときポンプのグルコース値80mg/dLで、ズレがほぼ無く、精度が良好。

 

朝食後に高血糖になったので、念のため実測。信頼できるグルコース値で安心した。

 

 

780Gの使用開始とスマートガードの確認

ポンプのアップデートを行い、780Gを使い始めた。初日に気づいたことをまとめる。

 

ポンプのアップデート

予約した時間に、指定されたURLにアクセス。これでZoomが起動し、メドトロニックの担当者とオンラインでつながった。画面共有するので、こちらの状況をリモートでモニターされ、指示に従いアップデートした。

私は、アップデートの開始前に、ガーディアン4センサを腕に装着しておいた。

 

所要時間は約2時間、その間にやることはいろいろあるが、全てのステップが終わると、770Gだったポンプが780Gとして動き出した。このときのポンプの状態は、「センサ準備中」のメッセージが表示されている。

 

センサ準備が終わったときの状態

770Gまでは、「センサ準備中」が終わると「要血糖値」が表示され較正が必要だった。この「較正」が完了するとポンプにグルコース値が表示された。

780Gでは、「センサ準備中」が終わると、ポンプにグルコース値が表示された。

 

11:21に「センサ準備中」が始まり、13:21に終わった。

 

このときに表示されたグルコース値は173mg/dL。これが正しい血糖値を示しているのか分からなかったので、実測すると138mg/dL。実測が間違っていることもあるので、念のためにもう一度実測すると140mg/dLで、ポンプのグルコース値がズレている。140mg/dLをポンプにインプットした。780Gは血糖値を入力すると、無条件に較正される。

 

較正後、ポンプに140mg/dL前後が表示されると思っていたら、164mg/dLになった。

 

約1時間後、ポンプの表示が212mg/dLになった。高すぎるので、「血糖値からズレているかも」と疑い、実測すると219mg/dLで、問題なかった。

 

本来は、「更新完了」から5時間後にスマートガードが利用できる環境になり、そのときに血糖値の入力が要求され、較正が行われ、スマートガードがスタートする。この流れが、メドトロニック担当者の説明だった。

 

3時間もの間、ズレたグルコース値を放置するのは嫌だったので、センサ準備が終わった時点で較正した。

 

メドトロニックの説明書には「7週間較正なしで使用できる」との記述はどこにもない。一方、センサの性能について、次の記載がある。

システムユーザガイドのP.173 ↓

赤の下線で示した箇所を引用する

センサ性能は、センサごとに、また、使用初日などのセンサの状況によっても異なることがあります。

 

そのため、ある程度の較正が必要と考えている。

 

スマートガードの開始

「更新完了」から5時間後に、スマートガードを利用できる状態になり、血糖値入力が要求された。

 

このときのポンプのグルコース値は実測とのズレは少なかった。

117mg/dLをインプットすると、スマートガードがスタートした。

 

オート基礎注入

どのようにオート基礎が動くのか確認した。

ポンプはオート基礎で何単位のインスリンを注入したのかを表示しない。

 

iPhone/iPad用のアプリGuardian Monitorで、把握できる。

上図の場合、5分ごとに、0.025~0.075単位が注入されている。

 

780Gのアルゴリズムは、基本的には120mg/dLまでは自動補正ボーラスがカバーし、120mg/dL以下からスマートガードの目標値(100mg/dL)の範囲をオート基礎がカバーするようだ(←私の想定)。実際は、自動補正ボーラスとオート基礎が連携して動き、重なる部分があると思う。

 

食事用のボーラス

スマートガードでボーラスすると、グルコース値(あるいは血糖値)でインスリン単位数が調整される。基本的に、ボーラスごとに調整されるので注意が必要。

 

今日の夕食は、グルコース値が低い状態でボーラスした。

糖質量56g、グルコース値が正常なら6.55単位がボーラスされる。グルコース値が78mg/dLだっため、0.45単位の調整が行われ、6.1単位がボーラスされた。

 

この調整が行われることで、インスリン不足で高血糖になるリスクがある。例えば、血糖値が上がり続けているようなとき、グルコース値は実際の血糖値よりも10~15分の遅れがあるため、この調整分が原因で高血糖になる可能性がある。

 

また、分割してボーラスするような場合も要注意と思う。

夕食後、追加でみかんを食べることにした。夕食による血糖値上昇が始まっていなかったため、ポンプのグルコース値は低い状態が続いていた。そのため、再び調整が行われ、本来必要なインスリン単位数の1/3に調整されてしまう。

 

これを避けるため、しばらく待ち、グルコース値が回復してから、追加のみかん分のボーラスをした。

 

自動補正ボーラス

夕食後に200mg/dLを超える高血糖になった。自動補正がどう動くのかを見たかったので、そのまま放置した(フェークボーラスも使いたきないと考えている)。

 

ホーム画面に「残存インスリン 0.90U」と表示されていることに気づき、「あれっ?」と思った。残存インスリン時間(AIT)を2時間に設定しているので、食事用にボーラスしたインスリンは、ポンプの計算上はゼロになっている。

 

自動補正ボーラスを確認すると、21:16~21:31までに5分ごとに合計0.95単位が注入されていた。0.05単位は時間経過で差し引かれているが、自動補正ボーラスで注入されるインスリン量がホーム画面に表示されている。これは、とても役立つ機能である。

 

 

 

まだ、半日ほどの使用だが、780Gは、なかなか良いと感じている。

2024.2月の受診結果と780G

今日は定期通院日、780Gに必要な機材を受け取ってきた。

 

受診内容

ヘモグロビンA1cは前回から-0.2の6.5%。

12月の眼科受診で、左眼に小さな眼底出血が1つあると指摘を受けたので、高血糖を減らす努力を続けている。先日(2/14)の眼科受診で、眼底出血は短期間に起きるのではなく、出血に至るまでの期間は長く、高血糖が主な原因であることを確認した。また、眼底出血はレーザー治療で除去できるので、定期的に受診すれば大事になる前に処置できると言われ、安心した。いづれにしても、高血糖を減らす(ゼロにはできない)必要を再認識した出来事だった。

HbA1cは、過去4ヵ月間の血糖値が反映される(記事「ヘモグロビンA1cの信頼度を調べる」を参照)。そのため、今回の検査には、昨年11月からの血糖値が反映されているので、この数値に納得。

 

年1回の検査をお願いして、4月に予定を入れてもらった。

  • 頸動脈エコー
  • 心臓エコー
  • 大動脈脈波速度
  • CT

 

780Gの機材

780G用のトランスミッタとセンサを受け取った。

 

大きな紙袋で渡され、中を見るともう一つ入っていた。

中身はマニュアルが1セットで、システムユーザガイドがメイン。でも、私は、PDFファイルをダウンロードしているので、これは要らない。

 

実は、紙のマニュアルが欲しくない理由がもう一つある。

既に、日本語のシステムユーザガイドの必要な箇所を読んでいるが、原典の英語版からの翻訳のため、日本語として理解できない表現、訳語が不適切なものがある。そのような箇所は、パソコンで英語版と日本語版を並べて見ている。

例えば、スマートガードのボーラス画面に「推奨血糖値」のメッセージが表示されることがある。このメッセージでは何を求めているのか理解できない。

 

システムユーザガイドのP.174 ↓

英語版では”BG recommended”のメッセージ ↓

”BG recommended”は BG is recommendedの省略で、BG(Blood Glucose 実測値)の入力が推奨されている。これを日本語では「血糖値を推奨」あるいは「血糖値入力を推奨」とすればメッセージの意味が通じる。

このメッセージはかなり重要で、スマートガード機能(770Gのオートモードと同じ)の使用中に「自動補正ボーラス」が働くが、補正ボーラスが繰り返されても血糖値が下がらない状態が続くと、補正ボーラスがMax out(限界値)になり、補正ボーラスが停止してしまう。この場合、アラームが鳴らず、ボーラス画面を見ると「推奨血糖値」と表示され、やっと気づくことになるようだ。

海外のFacebookを見て、この現象を知ったが、マニュアルに記載されていない。

このあたりのことは、そのうち詳しく記事に書きたいと思う。

 

明日、アップデート作業を行って、いよいよ780Gを使い始める。

 

6週間の記録

TIR

 

AGP

 

Weekly success

 

Week to week

 

Hourly stats

 

カニューレ・センサのリムーバーと皮膚のケア

1型ブロガーのひづきさんが『キャビロン・リムーバー』の記事に書いています。

ameblo.jp

 

私がキャビロンを知ったのは、昨年9月にソレイユ千種クリニック主催の『HCLユーザーズミーティング』にリモート参加したとき。セミナーで、おたんこナースさんが便利グッズとして紹介していたので、ひづきさんと情報源が同じようです。

普段の生活を維持し、同時にQOLを改善するためには情報収集が欠かせません。そのため、機会があれば患者会に参加し、ネットから知識を得るようにしています。

 

私が使っているのはスプレータイプのキャビロン、こちらも使い勝手が良いので使用感をまとめます。

 

スプレータイプのキャビロン

キャビロンには、滴下ボトル、スプレータイプなど、種類があるので購入時に迷いました。

スプレータイプは割高(滴下ボトルより約25%up)でしたが、使用目的(ポンプのカニューレとセンサの粘着部を剥がす)から、Amazonの製品紹介の写真(下図)を見て、スプレータイプを選択。

 

 

 

”シュー”とやればよいので手間が簡単。カニューレの交換が3日に1回、センサの交換が平均11日に1回、その際2~3回のスプレーで簡単に剥がせる。

購入から半年ちかく経ち、まだ6割くらい残っているので、1本で1年くらい使えるようなので、コスパは悪くないと思う。

 

皮膚のケア

カニューレやセンサを剥がした後、病院で処方した貰ったステロイドの塗り薬(『アンテベート軟膏』)を使っている。この薬の効果は「皮膚の炎症を抑える働きがあり、赤み、はれ、かゆみなどの症状を改善する」です。

 

カニューレやセンサを使用していた部位に、この軟膏をほんの僅か(米粒の1/3~1/2くらい)の量をうす~く伸ばすようにして塗っている。使用は剥がしたときだけで、翌日からは何もしていない。これで、皮膚のダメージを防げている。処方された1個で半年以上使っている。

 

 

キャビロンを使う前は、ベリッと剥がしていました。これも皮膚に悪影響があったように思う。

キャビロンとアンテベート軟膏を使うようになってから、皮膚トラブルが起きていません。

 

ダイエットと補食

昨年9月から始めたダイエットは、目標の63kgに減量できた。腹囲もほぼメタボを脱した(\(^o^)/)。

 

これまでの経緯 ↓

taky-t1-life.hatenablog.com

 

taky-t1-life.hatenablog.com

 

taky-t1-life.hatenablog.com

 

体重管理

4ヵ月間の体重変動 ↓

体重は1日2回、起床後の着替え時と夕方の入浴時に測定している。入浴時の体重は、夕食を食べる前あるいは食事後になるので同じ比較にならない。条件を同じにするため、朝の体重を基準にしている。

 

ダイエット

ダイエットは

  • 食べる量を減らす
  • 運動する

が基本であり、この2つを行ってきた。

 

当初は1日2.5食(朝夕は量を減らしてきちんと食べ、昼は軽く食べる)にしていたが、11月ころから、きちんと3食を食べるように変えた。

 

運動は、ウォーキングと筋トレを行うようにしたが、筋トレは12月中旬から中断している。

 

ステロイド治療で7日間(12/27~1/2)入院したので「体重が増えるかも?」と心配したが、大丈夫だった。

主治医から「運動してください」と言われたので、毎日、院内を歩いていたことと、病院食が良かったことが大きい。病院食は、入院初日はご飯170gが出されたが、2日目からは150gに変更された(要望した病院側の判断で変更)ので助かった。

 

ステロイドの影響で高血糖になるのを防ぐために、かなり強気でインスリンを射ったので、眠前や就寝中に低血糖になった。そのときの補食は、院内のコンビニで見つけた『INゼリー・ブドウ糖』を摂った。これもダイエットに良かったと思う。

 

低血糖で補食する食品

低血糖で補食が避けられない。補食に何を使うかで体重に影響する。

補食用にストックしている主な食品:

商品名 メーカー 糖質 g 脂質 g エネルギー kcal エネルギー/糖質
ブドウ糖(固形) 大丸本舗 2.0 0 8 4.0
ブドウ糖(粉末) パールエース 5.0 0 18 3.6
角砂糖 イオン 3.3 0 13 3.9
ブランチュール ブルボン 4.2 2.8 44 10.5
チョココ ロッテ 3.4 1.8 32 9.4
ルマンド ブルボン 5.2 1.6 37 7.1
ガトーレーズン ブルボン 10 4.1 81 8.1
鳩サブレ 豊島屋 19.4 5.2 133 6.9
INゼリー ブドウ糖 森永製菓 30 0 128 4.3
グルコレスキュー アークレイ 10 0 40 4.0

大型スーパーに行くと補食用のクッキーを見繕って買うようにしている。選択のポイントは、個包装の商品で、1個あたり糖質が5~8gを基準にしている。

 

ダイエットの視点では低カロリーの食品を選ぶのが良いが、低血糖の回復にはすぐに血糖値が上がる食品を食べることが必要。

前者は、エネルギー(kcal)が低いものを食べる、すなわち、糖質(g)あたりのエネルギー量が少ないものになる。後者は、GI値(Glycemic Index グリセミック・インデックス)が高いほど、血糖値に反映する時間が短い。

また、血糖値を長持ちさせるためには、脂質が含まれているものを食べることも大事。

 

血糖値とGIの関係は次のHPが参考になる。

www.otsuka.co.jp

 

GI値が高い食品を摂ると短時間で血糖値が上がり、GI値が低い食品では血糖値が上昇するまで時間がかかる。

 

下図は、チョコレートとブドウ糖を比較した例。

ブドウ糖は短時間(上図の例では30分)で血糖値がピークに達し、60分後には血糖値が下がっているが、チョコレートはジワジワと血糖値が上がり、その効果が2時間ほど続いている。

上記2つの図は、明治のHP(GI値とは?|チョコレート効果|株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.)から引用。

 

補食のマイルール

私は、補食のルールを簡単に決めている。発症当初は、いろいろな失敗を繰り返した。酷い低血糖になって動けなくなったこともある。7年間で経験を積み、今は、マイルールで補食している。これで低血糖のかなりの部分を回避できている。

 

日中は、食品のエネルギー(kcal)のことはあまり気にしていないが、基本は次の2点で食べるものと量を決めている。

例えば、朝食から2時間後にグルコース値が80mg/dLになっていると、糖質20~25gを摂るようにしている。食べる食品(例)は、高GI値の角砂糖3個(糖質10g)、中GI値のガトーレーズン1個(糖質10g)とブランチュール1個(糖質4.2g)の合計24g。

3時間後の場合は糖質10gくらいが目安で、高GI値ブドウ糖1包(糖質5g)と中GI値ルマンド1個(糖質5.2g)を食べる。

 

このように異なる食品を組み合わせるのは、GI値の高い食品と低い食品を食べることで、速やかに血糖値を上げる効果と、血糖値を維持する効果の両立が目的。これは、とても重要なこと。

 

眠前や就寝中の低血糖は、INゼリー・ブドウ糖を摂るようにしている。INゼリー・ブドウ糖にはブドウ糖が30g入っているので、そのときの血糖値に応じて、1/3(糖質10g)あるいは1/2(糖質15g)を摂る(量は感覚で決める)。

 

INゼリー・ブドウ糖は、歯磨きをしないで済むこと(摂った後はお口ぶくぶくはする)と、血糖値の持ちが良いことがメリット。

 

以前は、眠前の血糖値が低いとき、クッキーとチーズを食べ、歯磨きをしていた。でも、寝る前にクッキーを食べると体重が増えるので、最近は、INゼリー・ブドウ糖を摂っている。

 

就寝中に低血糖になったときは、口に水を含み、ブドウ糖(5g、粉末)を1~2包を粉薬を飲む要領で流し込むこともある。

 

いずれにしても、就寝前、就寝中は、カロリーの高いものを避けている。

 

今後は、今の体重を維持したい。

 

2024.1月の受診結果と780Gへの移行準備

今週の木曜(1/18)は定期受診でした。

 

受診内容

 780Gへの移行 

担当医はY先生。770Gをアップデートして780Gへの移行に必要な資料が渡され、手続き説明を聞いた。

 

資料は

  • ポンプアップデートの流れ
  • MyPUMPご登録のお願い
  • はじめてみよう!簡単切り替えガイド
  • ポンプアップデートガイド(ミニメド770G⇒メニメド780G)

の4種類。

 

780Gのスマートガード機能の設定について聞かれ、次のとおり答えた。

  • スマートガード機能:ON
  • 目標血糖値(120/110/100から選択):100 mg/dL
  • スマートガード機能の自動補正機能:ON

これらは、780Gの処方(下記3)で入力され、アップデート時に設定する情報になる。

 

 ポンプアップデート手順 
 

ポンプのアップデートは次の手順で行う(青字は患者が行う)。

  1. 780Gに関する説明 → 1/18済
  2. MyPUMPへの登録 → 1/18済(帰宅後実施)
  3. 主治医による780Gの処方 → 1/22済
  4. 説明動画(約10分)の視聴 → 1/22済
    "3"で780Gが処方されると、MyPUMPからメールが届き、動画のURLが知らされる ⇒ 説明動画の視聴が完了するとアップデート予約の選択画面に進むことができる
  5. ポンプアップデートの申込と予約 → 1/22済
    予約は3時間ごとのスロット、空いている中から希望日時を選択する
  6. 次回の受診時に、780G用のトランスミッタとセンサ(ガーディアン4トランスミッタとガーディアン4センサ)の処方を受ける
  7. ポンプアップデート実施日の3日前までにZoomミーティングIDがメールで通知される
  8. ポンプアップデートの実施(自宅でZoom接続 ⇒ 画面共有で770Gをアップデート。所要時間:約2時間)
  9. 次々回の受診時に、主治医と設定や使用方法を確認

 

  アップデートを行うスマホ 

ポンプのアップデート(770G⇒780G)はスマホ経由で行う(スマホの画面共有でモニターされ、コントロールされる)。

使用できるスマホiPhoneのみで、Androidスマホは使用できない。私は、昨年12月初めにiPhoneに切り替えているので問題なし(以前はAndroidスマホGoogle Pixelをポンプ専用にしていたが、12月のミニメド・モバイルアプリのバグによるトラブルで変更)。

iPhoneを持っていない場合はメドトロニックから貸し出される。

 

  ポンプアップデート実施日 

通院している総合病院では、ガーディアン4トランスミッタとガーディアン4センサを用意できるのが2月中旬になる、とのこと。時間がかかる理由は、新しい製品を取り扱うために必要な病院内の処理(承認と購買手続き)があるため。

クリニックであれば院長の判断で容易に取り扱えるが、総合病院や大学病院では、院内の手続きがボトルネックになるケースが多いようだ。年末年始に入院したK大学病院でも780Gへの移行が始まっていなかった。また、先日のYokohama VOXで、スタッフのO先生(ご自身も1型)から「通院しているクリニックで3日前に780Gに移行したが、勤務先の病院では未だトランスミッタとセンセの準備ができていない」との話しを聞いた。

 

病院のスケジュールを考え、次回の通院日を2/29(木)にした。その日にトランスミッタとセンサを受け取る予定。そのため、770Gのアップデートは2/29以降になる。

 

  MyPUMP 

私のMyPUMPは次の内容で登録されている(上記1~5を実施後)

TOP画面:

主治医が処方した設定内容:

 

  HbA1c & TIR 

今回のHbA1cは、前回から+0.4の6.7%。

 

悪化した理由は、12/27~1/2の入院によるステロイド治療。入院中の平均グルコース値は131.7mg/dLと高く、TIRは78.6%、180mg/dL以上の高血糖の比率が15.6%だった。これらの数値から、A1cが悪化した理由が分かる。

 

6週間の記録

TIR

 

AGP

 

Weekly success

 

Week to week

 

Hourly stats