9/30 22:30 修正・追記
就寝中に、突然、センサ読み取り値が低くなる、Compression low または Pressure lowと呼ばれている現象を経験しました。
Compression Lowは、センサに圧力が加わることで、センサ電極が間質液に十分に触れなくなって読み取り値が低くなる現象です。寝ている間にセンサが体の下になると、体の重みでセンサに圧力がかかることが原因です。
これは、Facebook(海外)で良く知られている問題です(エンライトセンサに限らず、リブレやDexcomでも発生する)。下記URL(プライベート・グループ、参加メンバーにアクセスが限定)を画像で貼ります。
上記URLの引用:
9月初めに、センサの留置部位を尻(腰骨から10センチ下、背中に5センチ後の位置)から腕(上腕裏)に変更しました。変更前までは、まったく問題ありませんでしたが、腕(下図の赤丸)に留置してから、2回起きました。
下図は、9/18の早朝(センサ使用2クールの4日目)です。ISIG値が19.99から突然15.05→11.29と低下した後、19.70に回復しました。センサ期限を延長して再使用していたので、センサが劣化したのかな、と思いましたが、この後は問題なく使えました。
下図でマークした箇所です。
次は、9/25(センサ使用1クールの6日目)の早朝です。約30分間にわたり、ISIG値が大きく低下しました。
グルコース変動の異常がひと目で分かります(下図のマーク箇所)。
センサ起動や較正を早朝に行うと、この現象とかち合い、トラブルになる可能性があるかも知れませんが、私のルーティンで行うことがないので問題ない。
解決策は、就寝中にセンサに圧力が加わらない部位にセンサを留置にすることですが、どの部位が良いかは人それぞれなのであり、工夫も限りがあるので、これを避けるのは難しいでしょう。本当の低血糖やセンサ劣化と見分けるしかないと思います。
追記:
センサを尻に留置していた時でも、グルコースが不自然に低下したことがあったことを思い出し、過去のデータをチェックしました(NightscourtはDBサイズに達するまで過去のデータを保存できる。昨年8/28からNightscoutを使い始め、それ以降のデータが残っている)。
ざっとチェックした結果、26件のCompression lowが見つかりました。
典型的なCompression lowのケースです。
Compressio low は避けられないので、重要なことは『低血糖と間違えて補食しない』です。