昨日から使い始めた780Gは就寝中にアラームが数回鳴ったが、そのまま放置して寝続けてしまった。朝になり、ポンプに「終了まで1:08hr」と「血糖値が必要です」のメッセージが表示されていた。
履歴には3種類のアラートが記録されている。
- 低グルコース
- 最小注入レートの制限時間(3~6時間)に達した
- センサ読み取り値
就寝中の低グルコースアラート
眠前の血糖値(実測)が98mg/dLだったので、補食(糖質 約10g)した。
補食で120~130くらいに上がるはずで、スマートガードがどのように動くのかを見たいと考え、この状態で寝た。
血糖値が上がってもスマートガードの自動補正ボーラスとオート基礎注入で、インスリンが入り、血糖値を下げてしまう。これが問題。
グルコース値は57mg/dLまで下がっていた。
短時間で70台に回復しているので、センサが体の下になって圧力が加わることで起きるComression Lowかも知れない。
今夜から、一時目標をセットして、自動補正ボーラスを減らす予定。そうすれば、付随的にオート基礎も減ると思う。
最小注入レートの制限時間
スマートガードで、最小注入レートの制限時間に達したため「要血糖値」のアラートが表示されていた。
この「要血糖値の入力」は違和感ある表現で、落ち着かない。
最小注入レートの制限時間は3~6時間とのことだが、この3~6時間は、「理由によって異なる」とあるが、詳細が不明。
ポンプの履歴から、1:26に0.025uのベーサル注入が起点となり、4:31に上図のアラートなので、今回の制限時間は3時間だった。
このアラート発生から4時間以内に血糖値が入力されないとスマートガードが終了する。ホーム画面に表示されていた「終了まで1:08hr」のメッセージは、スマートガードの終了までの残時間。
センサ読み取り値
3つ目のアラートはとても不親切で「これはどういう意味?」と感じた。
「グルコース値が現在のセンサグルコース値よりも低くなっている・・・」はおかしな表現。もっと重大な問題は、内容が逆になっていること。
システムユーザガイドの該当箇所(P.179)は、笑ってしまうほどおかしい。
「グルコース値が実際のグルコース値よりも低い可能性がある。」は日本語として意味不明で、“グルコース値”と”実際のグルコース値”の違いが分からない。
英語版は
"SG readings may be lower than actual glucose values."で、「センサ読み取り値が実際のグルコース値よりも低い可能性がある」となる。
なので、実際は低血糖ではなく、深夜3:50前後の低グルコースはセンサの問題で発生した可能性が高い。
センサの精度
起床後の「要血糖値」に対応するために実測した。実測値83mg/dL、このときポンプのグルコース値80mg/dLで、ズレがほぼ無く、精度が良好。
朝食後に高血糖になったので、念のため実測。信頼できるグルコース値で安心した。