センサの装着と起動、センサ起動直後の較正時に起きた「較正許容範囲外」エラーへの対応をまとめる。
センサの装着
私は上腕の裏にセンサを装着している。詳しいことは次の記事に書いています。
同じやり方でテープを貼る方法を解説した動画を見つけたので、参考になると思う。なお、この動画はメドトロニックのガイドに沿っているので、テープを2枚貼り、さらにその上から補強のテープを貼っている(私は1枚だけ貼っている)。
新しいセンサの装着は、センサ起動の前夜に行っている。
そうする目的は
- フィラメントを間質液に馴染ませ、初日のセンサ読み取り値の安定化を図る
- 自着包帯で腕(センサ)を巻き保護する形で半日置くので、センサとテープが腕に圧着され、腕にしっかり固定される(7日間の安定使用につながる)
- 朝の忙しい時間帯にセンサ装着を避ける(余裕のある時間にセンサを装着するので、失敗を防げる)
テープがしっかり腕に貼りついているので、剥がす際に皮膚へのダメージを避けるために剥離剤(キャビロン)を用いている。
センサの起動
770Gのときは、センサ準備の時間が変動(45分~2時間)したが、780Gではセンサ起動まで必ず2時間かかる。トランスミッタの充電に40~50分かかるので、センサが使えるようになるまで合計3時間ちかくになる。その間、ブラックアウトになり血糖値の動きを把握できない。
私は、朝食前にセンサ起動を行うようにしているので、朝食後の変動を把握するため、センサ起動開始から1~1.5時間後(食べ終わってから1時間後くらい)に実測している。これは、後で述べる「較正許容範囲外」のエラーへの対応に重要なポイントのひとつ。
センサ起動後のグルコース値
780Gのセンサ起動を4回行った。780Gでは『センサ準備』が終わったときにアラームが鳴らない(通知がない)ので、時間(2時間後)を気にしていないと、いつ終わったのかが分からない。
『センサ準備』が終わると自動的にポンプにグルコース値が表示される。リブレと同じ機能になったのはうれしいが、表示されるグルコース値が実測値との乖離がある。
センサ起動直後の実測値とグルコース値の比較
実測値 | グルコース値 | |
1回目(3/1) | 140 | 173 |
2回目(3/8) | 98 | 74 |
3回目(3/11) | 57 | 118 |
4回目(3/14) | 96 | 100 |
事情があり、2回目と4回目はセンサの再使用(詳細は後述)。
3/8(2回目)の『センサ準備』の終了時
3/11(3回目)の『センサ準備』の終了時
3/14(4回目)の『センサ準備』の終了時
4回目を除き実測からの乖離が大きい。これを無視するのは気持ち悪いので、較正した。そのような状況が3回続き習慣になり、4回目も較正した。
「較正許容範囲外」のエラーと対応
センサの再起動のよるリセット
- トランスミッタをセンサから取り外す
- 5秒ほど待つ
- トランスミッタをセンサに接続する
- 「センサ接続完了」のメッセージが表示されたら、必ず「新センサ使用開始」を選ぶ(「センサ再接続」を選択しない)
注:「センサ再接続」を選択すると、センサの再起動が行われるが、これまでの情報が引き継がれるので、リセットできない。