770Gを使って約7ヶ月、これまで18個(平均12日/個の使用)のセンサを使ってきたが、「センサ更新中」のトラブルが出たことはない。どんな場合に起きるかを理解し対応しているので、トラブルを起こさないにつながっていると言った方が正しいかもしれない。そこで、このトラブルについての私の理解をまとめる。
クラブレニーの動画
クラブレニー、No.5 「『センサ更新中』または『グルコース値なし』が出たときの原因と対策を理解しましょう」の巻に、このトラブルの説明がある。
約5分の動画で、
- なぜ『センサ更新中』が起きるの?
- Check point!
の2つのセクションで構成されている。
メーカーとして考えられるケースを網羅しているため、説明が少し冗長になっていると思う。
動画では、『センサ更新中』が起きたらISIG値を確認して原因を調べることが推奨されている。
ISIG値の状況で次の3パターンに分けて、トラブルの原因が説明されている。
① ISIG値が6未満の場合
② ISIG値が200以上の場合
③ ISIG値が大きく変化している場合
このトラブルが出た場合の対応は次のようにする、となっている。
でも、この↑説明(2時間から6時間経っても「センサ更新中」が表示・・・)は、システムユーザガイドの説明と異なるんですね。システムユーザガイドのP.280の記載は「最長3時間」となっている。
『センサ更新中』が起きる原因はセンサが正しく装着されていない(装着時にセンサが損傷した場合を含む)、あるいは、装着後(使用中)にセンサのフィラメントが体の中で動いた(不安定になる)ことが原因だが、私は、この『更新中』が解除されるまで待つことに耐えられない。
『センサ更新中』が表示されると、恐らく、最低2時間待つことになる。その結果、トラブルが解消されるかは分からない。最悪ケースは、要センサ交換になる。それはは時間の無駄と考えている。
私は、次のようにするつもり。
- トランスミッタをセンサから外す
- トランスミッタを充電する(センサ使用日数によって判断)
- センサのテープを確認する → センサが浮いている等があれば、テープを貼って補強する
- トランスミッタをセンサに接続する → 『新しいセンサ』を選択して、初期化開始(センサの状態がリセットされる)
フィラメントが体の中で動いたために読み取り値が不安定になったことが原因であれば、これで解決する可能性があると思う。
『センサ更新中』は、センサ使用開始時に行われるセンサの初期化と同じことが行われているようなので、トランスミッタを外して、強制的にリセットして、”新センサを使い始める”処理を行う方が合理的であろう。
トランスミッタの充電は、電池残量で判断するつもり。例えば、センサ使用の初日でこのトラブルが出た場合は、電池残量が十分にある(90%以上)ので、充電せずに、接続し直す予定(時間の短縮)。
センサ使用の4日目や7日間の後半に起きた場合は、トランスミッタを充電してからセンサに接続する予定。センサの初期化はトランスミッタの電池を消費することと、この対応でトラブルを解決できればセンサを7日間使用可能になるため、充電するのが望ましい。
トラブルの予防
『センサ更新中』のトラブルを防ぐには、
- 体の動きに影響されない部位にセンサを装着する
- 同じ部位にセンサを装着しないようにする
- テープをきちんと貼る
の3点が重要と考えている。
腹部にセンサを装着すると、体の動きでセンサに影響を与える可能性がある。私は、上腕の裏に装着するようにしている。左右の腕を交互に使っている。先週から、事情(腕を痛めたため)があってセンサの装着を尻(腰骨に近い尻:腰骨から5センチ下で10センチほど背中)にしている。この部位も問題なく使えるのが分かったので、これからは、左右の腕、左右の尻で、装着部位をローテーションしたいと考えている。
メドトロニックはテープを2枚貼ることを推奨している(詳しくは、記事「CGMセンサの装着部位と保護カバー」を参照)。
私はテープを1枚貼るだけにしているが、毎日、朝起きて着替えるとき、夜に入浴するときの2回、センサとテープの状態を確認している。テープが剥がれてくることがある(特に、再使用して2クール目の場合)ので、そうなったら補強する、あるいは2枚目のテープを貼るようにしている。
このようにメインテナンスすることが、センサを安定して使うことにつながっていると思う。