1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

外出時に携行する1型グッズ

自宅近くを除いて外出する時は、必ず次の3つを携行している。

  1. インスリンとポンプ関連品
  2. 血糖測定器
  3. 補食セット

これら3つは、カバンに入れて持ち歩いている。日によってカバンを変えることがるのと、インスリンの維持や使用分の補充を定期的に行うため、家を出る前にカバンに入れるようにしている(入れ忘れを防ぐ工夫もしている)。

 

先週の火曜日(8/22)、朝食後から夜まで高血糖が続き、1の「インスリンとポンプ関連品」を持っていて助かった。

 

1型関連で持ち歩く物はなるべく少なくしたいし、一方、大規模災害が発生した場合でも24時間耐えられることを目指している。後者の大規模災害発生時は、12年前の東日本大震災の経験で、電車が止まり、タクシーの利用もできなくなる。そのような事態に遭遇したら、自宅まで歩いて帰ることを考えている。自宅は都心から20キロ圏にあるので半日くらいで帰宅できる。でも、インスリンが射てなくなるとDKA(糖尿病性ケトアシドーシス)になり、命にかかわる。そのような事態でも大丈夫なように、1~3の内容を決めている。

 

インスリンとポンプ関連品

インスリンとポンプ関連の品物は、無印で購入したペンケースに入れている。ポーチなども検討したが、嵩張るのが嫌なのでこれに落ち着いた。無くさないようにするため、鈴を着けている。

 

中身は

写真の左上から時計回りで

  • カニューレとチューブのカバー(ポンプを外したときに雑菌から防ぐため)
  • ポンプ用の単3アルカリ電池 2本
  • アルコール綿
  • ポンプ電池ケースのキャップ(壊れるリスクがあるので予備)
  • インフュージョンセット(シルエット、手刺しで装着する)
  • マイジェクター(インスリン用シリンジ。ポンプが使えない場合、リザーバからインスリンを吸い出して使用)
  • ドライバー(リザーバを叩いて気泡を抜く)
  • インスリンを充填したリザーバ

ジューCのケースをリザーバ用に転用している(短くカットして使用)。

 

バイアル瓶からまとめてリザーバにインスリンを充填し、ストックしている。充填したリザーバの最後1本を使うとき、新しいバイアルからリザーバに充填するのがルーチンで、その際、上図のリザーバを新たに充填したものとローテーションしている。

 

血糖測定器

血糖測定器はこちらの大漁旗の布地で作られたポーチに入れている(使い始めてから数年になるので少し汚れが目立つ。浅草の「まるごとにっぽん」で購入)。

このポーチに入れている物は

ランセットは再使用できるので12本、測定チップは30枚を持つようにしている。30回測定できれば、CGMセンサが使えなくても十分に対応できる。

 

補食セット

補食セットは、ブドウ糖(5g×6本)、角砂糖(3.3g×12個)、クッキー(5~6g×4個)、小銭(自販機用←重要)を入れている。こちらも、定期的に中身を入れ替えている。角砂糖はジューCの空きケースに6個入れて持ち歩いているが、水なしでも摂れるので重宝している。

この布袋は、原宿の太田美術館B1の「手ぬぐい専門店」で購入。巾着型なので、急ぐときでも取り出し易く、気に入っている。

 

8/22のトラブル

朝、リザーバ交換(?)がちらっと頭に浮かんだが、時間が無かったのでパスした。朝食後の残りは約20単位、これに予備約14単位が使えるので合計約34単位、1日の使用量が30~40単位であり朝食分が済んでいるので、このインスリン量で帰宅するまで足りると判断。

 

家を出る直前、グルコース値が高く(212mg/dL)実測すると246mg/dL。実測が正しくない場合もあるので再び実測しても245mg/dL。実測が合っていると分かり較正し、2単位をボーラス。いつもなら、マイルールで無条件に4単位をボーラスしているが、駅まで20分歩くつもりだったのと、午前は予定が立て込んでいるので低血糖を避けたいと考え、抑えた。

職場に着いた時、250超だったので、10時~11時の約1時間で合計7単位(3回)を追加ボーラスしたが、下がらない。このままではリザーバ内のインスリンが足りなくなる、それに高血糖の原因はインスリンに問題があるかもと考え、昼前に手早くリザーバを交換(カニューレは交換せず)。

 

昼食は、少し時間を遅らせて、サンドイッチ、牛乳、カフェオレ(糖質57g)を食べた。一度は下がりかけたが、300超えの高血糖になった。何回に分けて合計18単位をボーラス。

夕方、会食があり糖質30gと予想して3.3単位をボーラス。話しながら、ビールをジョッキで2杯、焼酎水割り1杯、刺身の盛り合わせなどを食べた。会話中、グルコース値が329mg/dLに気づき、5単位を追加した。

その後、順調に下がり、帰宅時は180を切るまでになった。

 

結局、朝家を出てから帰宅するまで、合計約44単位ボーラスしたので、リザーバを交換して正解だった。

自宅以外でリザーバを交換するのは避けている(場所、時間などが理由)。でも、今回のようなトラブルが起きれば、否応なく行わざるをえない。そして、予め持ち物を工夫していたことが功を奏した。

 

高血糖の原因は?

毎朝、着替える時にチューブを点検するので、気泡ができていた訳ではない。カニューレは帰宅後に交換したが、これも問題なかった。なお、これらに問題があったなら、血糖値が300台では収まらず、400あるいは500になったはず。

高血糖になった理由は分からないし、あれこれ考えても時間の無駄と思うが、敢えて言えば、午前の高血糖は良くあるパターンで、(低血糖を避けるとの意識が働き)ガツンを思い切った量をボーラスしなかったことが大きく影響したと思う。

昼食後の300超は、高血糖(260くらい)の状態で食べた結果だったと思う。経験で、血糖値が高い時に食べると、さらに高い血糖値になるのが分かっているので、いつもなら、血糖値が高ければ下がる(130~150以下になる)まで食べない、あるいは食事をスキップしている。

 

今回のように高血糖が長時間続くことは、希に起きるので、受け入れるしかない。