1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

胃カメラ検査のための血糖コントロール

今月初めから体調不良(胃痛など)が続き、昨日、胃カメラ検査を受けた。

1型発症後は検査時に低血糖にならないようしないといけない。これがかなり面倒。

毎年10月に人間ドックで胃カメラ検査を受けているが、発症の翌年(あるいは翌々年)だったと思うが、検査直前に低血糖になり、看護師経由で検査をする医師の許可を得て、粉末ブドウ糖を摂って対応した。

昨年6月にポンプを770Gにしてから胃カメラ検査は2度目。でも、昨年、どうやったか覚えていなかったので、備忘録として記事にまとめる。

   

 

検査前日(7/25)

検査の前日は21時までに消化の良い食事を食べそれ以降の食事は禁止、との指示。低血糖になってもクッキーなどの補食ができない(ブドウ糖はOK)。今回、次のようにした。

  • 19:00 夕食(焼売、冬瓜のあんかけ、里芋の煮物、豆腐・卵のすまし汁) → 糖質42g、4.9単位をボーラス (グルコース値133mg/dL)
  • 19:45 焼売の脂質(16.5g)用に1.3単位をノーマル・ボーラス(後上がり防止) ← グルコース値155mg/dL
  • 20:50 一時目標(4時間)を設定(低血糖になるのを防ぐため)
  • 23:15 実測130mg/dL → 較正

 

検査当日(7/26)

2週間ほど前にポンプを交換した際、ポンプを2日半マニュアルモードで使った。そのとき、設定している基礎レート(640Gで使用したベーサル設定値)が合っていることを確認できている。就寝中、オートモードにしてポンプに任せるよりも、マニュアルモードで使用した方が、起床時の血糖値を予測できると考え、次のようにした。

  • 0:50 就寝前のグルコース値97mg/dL
  • 0:50 ブドウ糖10gを補食 → 就寝中140mg/dLまで上昇
  • 0:50 マニュアルモードに変更
  • 7:00 起床
  • 7:30 実測120mg/dL → 較正
  • 9:00 病院着
  • 9:02 一時基礎を設定:基礎レートの70%×2時間(血糖値低下を防ぐため)
  • 9:20 喉の麻酔
  • 9:25 胃カメラ検査開始 (グルコース値128mg/dL)
  • 9:55 オートモードに切り替え(グルコース値134mg/dL)

 

起床後は徐々に血糖値が上がる(経験値)。この効果で期待どおりの血糖値にできた。

 

前回の胃カメラ検査

昨年10月に人間ドックを受けた際は、オートモードを使ってコントロールした。

そのときのグルコース変動は以下。

 

検査前日

 

検査当日

  • 就寝時のグルコース値114mg/dL
  • 2:50ころ グルコース値が70mg/dLを下回り、低血糖アラームで目覚め、ブドウ糖5gを補食している
  • 5:00ころ オートモードの最小注入量で2時間半経過のアラーム発生(グルコース値80mg/dL)
  • 起床時の実測 108mg/dL

 

まとめ

オートモードはメリットとデメリットがある。血糖値が高くても自動的に下げてくれるが、下がり過ぎて低血糖になることがある。

そのため、補食に制約がある胃カメラ検査では、オートモードを使わずにマニュアルモードで対応する方が、インスリン量を自分で把握できるので血糖コントロールを確実に行える。