1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

岡山旅行

先月、4泊5日で岡山に旅行した。1月以上経ってしまったが、記憶があるうちに書き留める。

旅行は岡山にUターンした友人に会うのが主目的で、他にも幾つかの目的があった。そのひとつが、1型発症後の初めての一人旅。

 

旅行の準備

ANAトラベラーズダイナミックパッケージを利用。往復の飛行機とホテル宿泊がセットのディスカウント料金で、4/13に予約。ところが2日後(4/15)に料金をチェックすると1万円を超える値下げになっていた。僅か2日の値下げには驚き。ちょっと迷ったが、キャンセル料(4千円)を払っても7千円安くなるので予約し直した。全国旅行支援も適用されたので、とてもリーズナブルな金額になった。

 

1型を発症後の初めて旅行(1泊の旅行は数回経験していたが、4泊5日の一人旅は初めて)、入念に準備をした。特に、インスリンの忘れ物がないようにチェックリストを作成、持ち物を揃えた。

www.ana.co.jp

 

第1日 5月14日(日)

リザーバの気泡抜き用にドライバーをペンケースに入れて常に持ち歩いている(ドライバーの握り部分でリザーバを叩いている)。羽田空港のアナウンスでドライバーを機内持ち込みができないことを知り、カバンから取り出して手荷物預けのキャリーバッグに移した。もう少し短いもの(15センチ以下)にすれば問題ないので、今後買い換える予定(「機内持ち込み禁止物品のリスト」)。

 

保安検査で緊急情報カードを見せると、空いているレーンに案内され、スムーズに通過できた。

搭乗時刻まで1時間ほどあったので、ラウンジでコーヒーを飲みながら休憩。

 

12:15発のANA655便に搭乗し、岡山桃太郎空港に13:30に着陸。

 

空港から岡山駅西口までバスで約30分。バス停からすぐ目の前が予約したANAクラウンプラザホテル岡山。ホテルに直行してチェックイン。

 

友人との待ち合わせ時間まで、市内を散策。

ホテルに近い、奉還町商店街を歩いてみた。ここは旧山陽道で、「江戸時代は城下町外れの在郷町であったが、明治維新に職を失った武士が藩から与えられた奉還金を元手に商売を始め、商店街が出来た」ことに由来して奉還町と呼ばれている。 

どの地方都市でも起きているシャッター街化で昔の賑わいを感じない。

 

城下街だった地域はホテルとは反対側の東口、そちら側の方が人手が多く賑わっていた。ぶらぶら2時間ほど歩き回った。

 

待ち合わせは、17:30にホテルのロビー。合流してホテル20Fのレストランで酒を飲み食事しながら、お互いの近況を話した。

 

昼食:機内サービスのコンソメスープ

夕食:ビール、鉄板焼き、炊き込みご飯、デザート

歩数:10,033

 

 

 第2日 5月15日(月)

浴室のシャワー温度が低いので、フロントに対応を依頼。

 

9:30に友人とロビーで合流。タクシーで岡山大学へ行き、岡山大学工学部で友人の知り合いの大学院生から研究内容の説明を聞いた。教授も登場されご挨拶をいただき、恐縮した。

 

キャンパスが広く、ゆったりしている。

 

岡山大学からタクシーで吉備津神社へ移動。

月曜日のため、門前の店は閉まっている。観光客も少ないので、のんびりと境内を散策した。晴天で、歩くと汗だく。

 

吉備津神社で有名な回廊の途中から岩山宮を経由して本殿に通じる階段。

 

吉備津神社の周辺で食事できる店が全て閉まっているので、JRの吉備津駅まで歩いたが、駅前には何もなかった。電車に乗り、備中高松駅へ移動。ここも駅前に食事できる店がない。少し歩くと自転車店を見つけ、観光用の自転車を借りた。「周辺に食事できる店はありませんか?」と聞き、やっと昼食を食べることができた。

 

昼食後、備中高松城に行った。ここは、「秀吉の水攻め」で有名。ところが、月曜日で資料館が閉まっていたため、公園を歩いただけで終わった。

setouchifinder.com

 

造山古墳まで足を伸ばした。備中高松城から10キロくらい離れていたことと、レンタサイクルのサドルの座り心地が最悪で、かなり疲れた。

okayama-city-travel.com

 

ここでも、ビジターセンターが閉まっていた。民家の間を抜けると造山古墳に通じる道(登り道)がある。頂上までの階段がかなりキツかった。頂上につくと、上空に黒雲が現れ始め雨になりそうなので、観光を切り上げ、備中高松駅に戻った。

レンタサイクルを返却したら雨が降り出した。ローカル線のため日中は電車の本数がもの凄く少ない(1時間に1本)。雨宿りを兼ねて、近くのスーパー(味彩館Aコープ)の軽食コーナーでコーヒーを飲み、時間つぶし。

 

ホテルに戻ると、部屋のシャワーを修理したと知らされたので、確認するとダメ。部屋を変更することになった。移った部屋はエグゼクティブフロア。部屋の広さは変わらないが、アメニティが高級で、夕方5~7時のハッピーアワーはバーラウンジでお酒飲み放題のサービスがついていた。

早速、バーに行き、ビール、ジントニック、赤ワインなどを飲み、1日の疲れを癒やした。

毎日、観光から戻ると、バーラウンジの無料の酒を楽しんだ。

 

朝食:サンドイッチ、ヨーグルト、コーヒー

昼食:天ざるうどん(エビ×2、サツマイモ、なす、タマネギ)

夕食:たい茶漬け

歩数:14,867

 

 

第3日 5月16日(火)

倉敷市大原美術館を訪問。大原美術館は、今回の旅行の目的の一つ。倉敷の「美観地区」は有名だが、そちらはあまり興味がない。

じっくり、時間をかけて鑑賞した。

 

モネの「睡蓮」が有名。

www.kurashiki-kokusai-hotel.co.jp

工芸館の横に、モネのジヴェルニーの庭園から枝分けされ、移植された睡蓮が栽培されている。今年は5月15日の休館日に、最初の開花があったとのこと。

 

朝食:食パン、ヨーグルト、コーヒー

昼食:きびそば、きび餅

夕食:さわら料理 (@あかり)

歩数:13,343

 

 

第4日 5月17日(水)

4日目の観光は後楽園。駅前からバスに乗り後楽園前で降車し、正門から入った。

10時からボランティアによる園内ガイドがあるとの掲示があったので、それに参加。女性ボランティアによる案内。参加者は我々2名と女性1名の合計3人の小グループで、1時間半ほどかけ、ゆっくり園内を回れたのでとても良かった。

私たちに説明してくれたボランティアは緑色のベストを着用していたが、赤色のベストを着たボランティアもいた。「違いは何?」と尋ねると、所属が異なるとのこと。緑のベストは岡山市が運営するボランティアグループで、赤は岡山県が募集する後楽塾を受講後にボランティアになった人たち。

 

後楽園は旭川をはさんで岡山城の対岸にある。旭川の治水のために作られた百間川の効果で、岡山城が築城された100年後に対岸に後楽園が造られ、城主の憩いの場となったとのこと。江戸時代は、岡山城から船で後楽園に通ったようだが、今は橋で岡山城につながっている。

 

昨年11月に令和の大改修が完了してリニューアルになった天守閣。

岡山城は、岡山・石山・天神山の3つの丘を生かして、岡山の岩盤上に天守閣が建てられた。

岡山城は烏城(うじょう)とも呼ばれている。黒塗りの板で覆われているのが理由で、黒い外壁が美しい。

 

後楽園で歩き過ぎた後に天守閣に登ったので、最上階に着いたときに低血糖で動けなくなった。補食して20分ほど休み、やっと回復。

すぐ近くの岡山県立図書館に行き、コーヒーを飲みながら再び休憩。

市電に乗って、岡山駅前に戻った。

 

朝食:トースト、ヨーグルト、」コーヒー

昼食:ドーナツ

夕食:中華コース料理(重慶飯店@ホテルグランビア岡山)

歩数:15,803

 

 

第5日 5月18日(木)

帰りは午後の便なので、ホテルのチェックアウト時間を12時に変更してもらい、午前中はお土産を買いに行った。

岡山の名産は「ままかり」と聞いたので、駅前の高島屋に行ってみたが、なんとなくイマイチ。お店の人に聞くと、「志ほや」が有名とのこと。ネットで検索して天満屋へ行き、「ままかり」と「さわらの味噌漬け」を購入。冷凍なので自宅宛に宅配を依頼。

 

岡山発ANA656 14:20で羽田へ。帰りの便は満席だった。 羽田に15:40着。

 

羽田に15:40着。

 

旅行は帰る場所があるのが良い。そして、地元に戻るとホッとする。これは当たり前のことだけど、旅行するたびに感じる。

 

朝食:サンドイッチ、ヨーグルト、コーヒー

昼食:ジャガバター・デニッシュ、カフェラテ

歩数:6,928

 

 

旅行を振り返る

5日間、かなりの運動量といろいろな食事を摂ったことが血糖値の変動に現れている。

日中(10~18時)は歩き回ったため血糖値が低い。毎日、美味しい夕食を摂り、いい加減なカーボカウントだったので、夕方から血糖値が高かった。

いつもとは異なる、このような生活も、終わりのない血糖コントロールを行うためのモチベーションに必要と感じた5日間だった。

 

 

 

先日(6/22)の定期受診の血液検査で、HbA1cが悪化すると予想していたが、結果は変化なしで、予想外だった。