スマートウォッチでグルコース値をモニターするようになって4ヶ月経ち、Miバンド5からFitbitに乗り換えて約1ヶ月、スマートウォッチ利用にとても満足しています。
スマートウォッチを使う目的は、「下がったら食べる、上がったら射つ」から「下がる前に食べる、上がる前に射つ」に転換することで、ほぼこれを実現できている。これで、血糖値が70以下になる のは稀で、200超えする頻度も大幅に減った。
スマートウォッチ利用前の100日間は70以下が1.3%、180以上が7.2%、In rangeが91.5%でしたが、直近の100日間では、70以下が1.0%、180以上が6.7%、In rangeが92.3%です。
グルコース平均値は、122.4mg/dL → 123.3mg/dLなので、HbA1cの改善にはならない。これを理解した上で行っています。狙いは血管に対する悪影響を減らすことなので。
スマートウォッチ利用前は、ポンプのアラートに頼るしかなく、アラートが鳴りスマートガードが動いて補食しても70を切る、60以下になることも避けられなかった。ポンプのアラートは細かく設定できない(希望するグルコース値でアラートが鳴るように設定できない)ので、「下がったら食べる、上がったら射つ」の対応になってました。
スマートウォッチを使い始めて、特にFitbitに切り換えてから、ポンプのアラート、xDrip+のアラート、Fitbit Glanceのアラートの3つの組み合わせで、タイムリーに補食、追加射ちを行えるように変わりました。
xDrip+で設定したグルコース値のアラート(「スマートウォッチでグルコース値をモニター」)が出ると、Fitbitは「ブルッブルッ」と短く2回の震動で知らせてくれる。就寝中にこのアラートに気づくのは難しい(ほとんど無理)が、日中であれば、これが役立ち、鬱陶しくないことも良い。
FitbitのGlanceは、低・高グルコースのThreshold(閾値)に達するとバイブが鳴り続ける。そのため、気づかずに放置することがない。低グルコースは80、高グルコースは180をThresholdに設定しています。
低血糖に向かっている場合。血糖値が110を下回るとバイブで分かるので、残存インスリン量とISIG値(変動割合)をチェックして、補食します。例えば、残存インスリンが2単位で、ISIG値の変動が大きい時は、角砂糖3個(炭水化物10g)とクッキー1個(炭水化物7~8g)を摂ります。さらに下降して80を切ると、低グルコースのThresholdに達してFitbitがバイブし続けるので、夢の口溶け2個(ブドウ糖4g)を摂る、というようにしています。
高血糖の場合、165を超えるとxDrip+のアラートが届くので、追加ボーラスを考え、200に近づくとほぼ無条件で1単位のボーラス、220になったら追加でさらに1単位(200に近づいた時にボーラスしていなければ2単位)をボーラスしています。
食後に、脂質やタンパク質に応じて追加ボーラスする(「脂質とタンパク質による後上がりを防ぐ」)ことも重要で、これで高血糖が減っています。見込みで行う、この追加ボーラスが外れ、低血糖に向かうことがありますが、低血糖になる前にアラートで状況を把握できるので、問題なく補食できます。
デバイスに依存する形になっていますが、ストレスに感じることなく、生活のルーチンとして血糖コントロールできることがとてもプラスに感じています。
Fitbitについてのメモ
製品に附属のシリコンバンドは通気性が悪く肌にきついので、購入直後にナイロン編みのバンドに交換しましたが、これも長時間着けていると違和感を感じるようになり、再び交換。今度は、純正のウーブンリストバンドに。こちらは肌に優しく、入浴時以外は腕に着けっぱなしで問題ない。純正のバンドはウォッチ本体との接続部もしっかりしている。
Fitbitのセットアップ
1.Fitbitアプリのインストール
- Google playからインストール
- Fitbitアプリの設定と接続
2.Glanceのインストール
以下からインストールする glancewatchface.com
3.Glanceのセットアップ
- WatchfaceにGlanceを選択
- Glanceオプションの設定