スマートウォッチ(「グルコース値を小型スマートウォッチに表示する」)を使い始めてから、血糖コントロールが楽になりました。
Upload専用スマホで動かしているxDripがグルコース値の変動に応じてアラートを出し、それをスマートウォッチに連動するように設定しているので、容易に高血糖・低血糖に対応できます。
寝るのが0時過ぎなので、朝7時から23時45分までの時間帯と、23時45分から7時までの時間帯に分け、アラートが出るグルコース値を設定しています。
2つの時間帯に分けた目的は
- 7:00~23:45の時間帯は、高くなる前に補正、下がる前に補食する
- 23:45~7:00の時間帯は、下がる前に対応する(実測、一時基礎の設定、補食)
ためです。
7:00~23:45の時間帯の高血糖側は
- 165
- 190
- 210
- 230
- 250
の5つを設定しています。
CGMセンサのグルコース値(間質液の値を測定)は実際の血糖値(血液の測定)よりも10~15分の遅れがあるので、高血糖を防ぐためにはグルコース値が170mg/dLくらいから補正するのが良い(経験上)と考え、165からアラートが出るようにしています。また、設定したグルコース値できっちりとアラートが動く訳ではなく、165は、170くらいになった時にアラートが出ます(SAPとxDripのスペックの問題)。
その時の上昇スピード(5分ごとのISIG値の変化量)を見て、追加ボーラスするか、追加するなら何単位にするかを決めています。0.5か1単位をボーラスすることが多いですね。
それでも不足していれば、190を超えた時に再びアラートが出るので、さらに追加ボーラスする感じです。
250を超えたら、スマホのサイレントモードが解除され、音でアラートが出るようにしています。
低血糖側は
- 110
- 90
- 70
- 60
の4パターンです。100に近づくとアラートが出るので、残存インスリン(IOB)をチェックして、補食する物を決めます。例えば、残存インスリンが2単位くらいあれば、炭水化物15gくらいのクッキーを食べる、残存量がゼロならぶどう糖4gを摂る、というようにしています。
就寝中(23:45~7:00)の時間帯は安眠することを考え、設定を最小限にしました。
- 80
- 70
- 60
の3つで、60以下になるとサイレントモードがオーバーライドされ、音で知らされます。
このように設定で、アラートをスマートウォッチのバイブで知るので、見落としが防げ。とても便利です。
この機能を使い始めてから1週間以上経ちました。
こちらは、直近1週間のTime-In-Rangeです。
目標としている80-180のTIRは87.7%。
一般的な70-180のTIRは94.7%。
血糖コントロールにとても役だっています。