昨夜、300mg/dLの高血糖になりました。いつもは、高くても220~230mg/dLくらい、希に250mg/dLになりますが、こんなに高いのは久しぶりです。
18時に
- 白米150g
- 赤魚(きんき)の干物
- チンジャオロース
- 白菜の漬け物
- 味噌汁(野菜、豚肉、豆腐)
の夕食を食べました。カウンティングした炭水化物は73gで9.3単位(7単位をノーマル、2.3単位をスクエアで45分)のボーラス(上図の②)をしてから15分後に食べ始めました。
毎食の1時間後にポンプの履歴でグルコース値とISIG値をチェックしています。この時、ISIG値が85を超えていました。
「ポンプのグルコース値の精度を確認する仕組み」で書いた内容で確認すると、グルコース値が300mg/dLくらいになっているはずなので、SMBGで測定しました。血糖値が289mg/dLで、この血糖値でセンサの較正を行いました。
食事前のボーラスではインスリンが不足しているので、2単位を追加ボーラス(③)しました。50分ほど後にグルコース値が下がり始め、22時過ぎに165mg/dLだったので、さらに追加で0.5単位をボーラス(④)しました。
就寝前の23時、SMBGが124mg/dLまで下がりましたが、少し下がり過ぎだったので、炭水化物3gのクッキーとチーズ1個を補食して寝ました。
恐らく、高血糖になった原因は赤魚の脂質(21.4g)と考えています。
ポンプのグルコース値が約50mg/dLもズレていた理由は、
- 金曜日の夕方にCGMセンサの初期化(再使用)してから1日後だったので、較正による蓄積が十分ではなかった
- 初期化からこの時まで200mg/dLを超えたことがなかったので、200mg/dL超のISIG値とグルコース値の関係が確立していなかった
- 低血糖側を重視して較正しているので、高血糖側の値が低めになる傾向がある
と思います。
これまでの観察から、ポンプのISIG値からの計算アルゴリズムは、グルコース値が低めになる設定であると感じていますが、これは今回の事象を裏付けています。
このようにポンプのグルコース値が実際よりも低い、言い換えれば、ポンプに表示されるグルコース値が高くなくても、実際の血糖値が高いことがあるので、時々、ISIG値をチェックするようにしています。