1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

リブレの使用で感じたこと

ポンプの故障がきっかけで、リブレを14日間使いました。ここで、リブレが表示するグルコース値について書きましたが、今回は、全体の感想を書きます。

   f:id:taky5566:20180212224036j:plain

 

私は、昨年の夏を入れて、これまでに6個のセンサを使ったので、述べで約3ヶ月ほど利用しています。

 

一言で感想を言えば、リブレはとても使い易いデバイスであることです。リブレの利点は、

  • センサの装着が簡単
  • (ポンプ/SAPのCGMセンサで必須の)較正が不要
  • リーダーでスキャンすることで、血糖値のトレンドを容易に把握

と感じています。

 

今回の使用で、CGMセンサとの比較を3回行いました。1回目の比較は、ここにアップしています。2回目及び3回目の比較は、下記です。

 

   f:id:taky5566:20180212231358j:plain

 

   f:id:taky5566:20180212231532j:plain

 

血糖値のトレンドは信頼できます。ただ、ある時点で表示されたグルコース値を元に、注入するインスリン単位を決めることには抵抗を感じます。この理由は、リブレのグルコーが正しい血糖値を示しているかの確信が持てないからです。

 

また、センサに問題がある、あるいは装着した部位が適切でない等のために、表示されているグルコース値が実態と乖離している場合、これを見極める方法が難しいこともリブレの課題と思います。CGMセンサの場合は、ISIG値(センサが読み取った間質液の値)を確認できるので、ある程度の経験を経ると、自分で問題を切り分けることができます。

 

ところで、先週、厚労省中央社会保険医療協議会で4月からの保険点数の改定が決まりました。現在の変則的な保険点数が改められるものと期待していましたが、見事に期待が裏切られました。中医協の委員から見ると、1型糖尿病患者は少数グループで重視されていないのかもしれません。

リブレセンサの保険点数が自己血糖測定器加算(120枚の測定器チップと抱き合わせのパッケージ提供)から切り離されないと、普及に弾みがつかないと思います。