1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

ポンプのスクエア・ボーラスで血糖値の山に対応

メドトロニックの資料では、スクエア・ボーラスについて、飲み会やコース料理、脂質の多い食事に使う例が記載されています。私は、この考えに疑問があります。

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スクエア・ボーラスを使う場合、注入するインスリン単位を指定する必要がありますが、飲み会やコース料理で出てくる食事の炭水化物が事前に分かることはまれです。

脂質の多い食事を摂った場合について、「脂質は手強い」で書きましたが、脂質の多い食事では、いつ・どのくらい血糖値が上がるか分かりません。主治医に「脂質量を炭水化物に換算する方法は?」と聞いたことがありますが、返答は「ありません」でした。

 

前記事で「私には食後に食事量とは無関係な血糖値上昇があり、これを抑えるためにスクエア・ボーラスを使っています。」と書きました。これについて書きます。

 

10月中頃に、起床後に血糖値が上昇することに気がつきました。きっかけは、健康診断で胃カメラを受けることになり、朝食を食べずに病院へ向かいました。その時、食事を摂っていないにもかかわらず、血糖値がどんどん上がりました。朝7時の血糖値が95でした。血糖値の上昇に気がつき、ポンプを操作して、ボーラス(インスリン注入)を行いましたが、2時間後に142まで上昇しました。

 

4日後に、データを取るために朝食の時間を遅らせ、血糖値の変化を記録しました。

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 起床後に115であったものが、1時間半後に165になりました。血糖値の上昇を把握してから食事を摂りました。朝食の炭水化物量を計算し、必要なインスリンを注入しましたが、血糖値の自然増に対応するために、昼までに追加4.4単位を注入しました。この結果、昼食前の血糖値は138になりました。

 

この事実を把握したので、翌日から、朝食後に基礎レートを200%(0.25単位/時間を0.5単位/時間にアップ)で3時間継続すると共に、同時にスクエア・ボーラスで1.5単位を1.5時間で注入しています。この結果、昼食前の血糖値は70~90くらいに落ち着いています。

 

血糖値が上がる前(山の1~2合目)でインスリンを注入しているので、山が低くなり、少ないインスリン量(4.4単位→2.25単位)で対応できているようです。

 

ここで書いたように、 夕食の4時間後にも同様の血糖値上昇があります。これについても、スクエア・ボーラスで対応しています。スクエア・ボーラスを使う前は、1.5単ほど必要でしたが、スクエア・ボーラスを使うようにしてからは0.4単位でOKです。

 

以上、私がスクエア・ボーラスをどのように使っているかについて書きました。