1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

780G:CGMセンサの使用実績から使い方を考える

3/1に780Gを使い始め9ヵ月経った。CGMセンサのクセやコツを把握してルーチン化している。これまでの経験と感じたことをまとめる。

 

目次

 

使用実績

3/1に780Gへアップデート後、ガーディアン4センサを25個使用した(12/12に26個目を使い終わり、27個目を使用中)。そのうち4個は不良品。

 

9ヵ月(275日)で25個になっている理由は、(自己責任で)センサを延長使用していること、余っていた770Gのセンサ(ガーディアンセンサ3)4個を使用(4/21~5/08、5/19~6/01)したから。

 

不良品

不良センサの割合が多いのかどうかは分からないが、内容は以下のとおり。

 

⑩ ウォームアップ後に「センサ更新中」が3時間以上(6/12)及び

⑪ 「要センサ交換」エラー(6/14)

taky-t1-life.hatenablog.com

 

⑯ 乖離が大きいトラブル(8/29)

taky-t1-life.hatenablog.com

 

㉑ 5日目使用し乖離が解消しない問題(10/16~21)

  • 初日の不安定後、2日目~4日目:高血糖時に乖離が大きく1~2回/日の較正しても解消しない
  • 5日目に乖離が続くので再初期化し数回の較正を行ったが、乖離は解消しなかった

5日間、センサ読み取り値(ISIG値)が低い状態が続いたことが原因と考えている。

 

センサの装着

常に上腕の裏にセンサを装着している。10~11日ごとに左右の腕を交互に使っている(お腹は体の動きで内に穿刺されているフィラメントが動く可能性が高いため使わない)。

 

「センサ更新中」のエラーを防ぐために、次のようにしている。

  • センサをサーターに装填後、ガチャンと装着する前にサーター内ではく離紙を取り除く
  • センサの装着後、オーバルテープを貼る(他者の手を借りずに鏡を見ながら貼る)
  • 自着包帯(アルケア2号)をセンサの上から巻きアームカバーで保護して、オーバルテープとセンサ粘着部がしっかり腕に貼りつくようにする(←前夜にこれを行い、翌朝、センサを起動する)

この工夫でセンサがしっかり固定されるはず。詳細は次の記事を参照。

taky-t1-life.hatenablog.com

 

これまでに、不良センサ以外で「センサ更新中」が1回起きたが、30分ほどで解消した。センサをしっかり固定すればトラブルを防げると考えている。

 

また、シャツや下着の脱ぎ着でセンサのテープが捲れる(剥がれる)ことがある。朝の着替えや夜の入浴時にセンサの状態を必ずチェックしている。テープが剥がれかかる等が起きていれば、テープで補強する。

 

センサの較正

メドトロニックの説明書(システムユーザガイド等)では較正が必要ないと読める記述になっているが(←断定する記載はない)、較正なしで7日間使い続けるのは難しい(←私の見解)。

 

下図は、ウォームアップ後・較正前の実測値とセンサグルコース値の比較。血糖値が間質液に反映されるまで10~15分ほどかかるので、正しく実測値との乖離を把握するためには、実測から10~15分後のセンサグルコース値と較べる必要があるが、便宜的に実測時のSG値を用いている。

背景の色は、ピンクは60以上の差、オレンジは50以上の差、黄色は30以上の差があることを示す。

 

センサ数個を選び、較正なしでどの程度の使用できるかを試したが、12~24時間経つと低血糖時の乖離が20を超えた。低血糖時にセンサグルコース値が乖離しているのは危険なので、その時点で実験を中止し、較正した。較正なしで7日間使い続けるのが難しいことを示している。

 

例えば、⑲のセンサでは、センサのウォームアップ後、実測値102mg/dLから10~15分後のセンサグルコース値が113mg/dLで許容範囲内だった。11時間後の実測が116mg/dLから10~15分後のSGが123mg/dL、2時間半後の実測値167mg/dLから10~15分後のSGが160mg/dLで、乖離がほぼない状態だった。ところが、翌朝(ウォームアップ完了から約20時間後)の実測63mg/dLから10~15分後のSGは84mg/dLで20を超える乖離があった。その後、較正を行い乖離が解消した。このセンサの較正回数は7日間で3回(下図)。

注:SGが実測から10~15mg/dLくらいの乖離であれば許容範囲と考えている。
  下図は実測値と10~15分後のセンサ・グルコース値を比較している。

 

センサの較正で、私が気をつけていることは

  • 血糖値が安定している(変動が少ない)ときに較正する
  • 実測値が正しい(正確)とは限らない
  • 較正し過ぎるのも良くない

の3点。

 

較正するタイミングが大事なことを実例で示す。

先日(12/8)、センサのウォームアップから4時間経ち、ポンプが高血糖240mg/dLを表示していた。未だ1度も較正していなかったので、ポンプの表示が正しいか不安に感じ、較正しようと考えた。グルコース値にほぼフラットで矢印の表示もなかったので、良いタイミングと判断した。センサ初日に較正するときは複数回の実測をするようにしている。1回目の実測値は240mg/dL、2回目は264mg/dLだった。あれっと思い、もう一度実測すると3回目は215mg/dL。この状態に?と感じ、較正を中止した。

 

センサグルコースのグラフは、これらの実測値が正しいように見える。下図の赤でマークした箇所の変動傾向は実測と整合する。上記の3つの実測値の一つを選んで較正したら、恐らく乖離が大きくなったと思う。

 

私が較正するタイミングは

  • 就寝の1時間前くらい(1時間前に実測するのは、寝る前に補食が必要か否かを判断するため)
  • 午後3時以降~夕食より1時間以上前

から、適当に決めている。

毎日、起床後と寝る前の2回は必ず実測し、センサグルコース値が乖離しているか否かをチェックしているが、起床後は変動することが多いので較正しない。

なお、センサ使用開始の初日は2~3回、2日目は最低1回は較正するようにしている。その後は、センサが機嫌良く働いている(乖離が少ない)なら、較正しない。

 

新センサを使い始めたときの較正

今日(12/12)センサを交換したので、センサ起動後の較正例。

 

ウォームアップ完了後、最初に表示されるグルコース値は約15分間で変化するので、しばらく放置するようにしている。どのくらいの時間待つかは決めていない。30分くらいのときもあるし、2時間くらい放置することもある。

今日は、ウォームアップ完了から約30分後に実測、血糖値は94mg/dL(センサグルコース値は158mg/dL)。約1時間前の実測値が96mg/dLだったので糖質15gを補食した(ウォームアップ2時間は長くこの間ブラックアウトするので、ウォームアップ中に必ず実測する)。だから96よりも高いと考え、実測し直すと120mg/dLで、これが正しいと言える。

ウォームアップではセンサ初期化でフィラメントに負荷をかけるため、ウォームアップが完了直後は、その影響でISIG値が高い状態が続いている。そのため、この時点では較正しないと決めている。

 

較正するときは、ウォームアップ完了から4~6時間後に行うようにしている。

今日は、約4時間後の14:23に較正した。

 

このときのISIG値を確認。

通常、実測値が120mg/dLのとき、ISIG値は25~26くらいになるが、今回のウォームアップ後は30を超えている(下図)。

 

較正したときの実測値が196mg/dL、ISIG値は約37(下図)。

 

夕食後、センサグルコース値が245mg/dLになったが、血糖値と整合性がとれているか不安だったので、実測した。1回目206mg/dL、念のため2回目174mg/DL、おかしいと思い3回目210mg/dL。1回目と3回目が同じなので、210で較正した。

 

初日に2~3回、2日目に1~2回の較正で、通常、乖離が無くなる。

 

「要血糖値」アラートへの対応(較正しない方法)

就寝中にオート基礎が停止状態が続き、「要血糖値」のアラームがなることが多い。このように、オート基礎が最小注入量の制限時間に達した場合などで「要血糖値」のアラートが出たとき、血糖値を測定して入力すると無条件に較正が行われてしまう。その結果、センサグルコースの精度に影響を与えることがある。

このような場合、私は実測せずに、較正をスキップしている。方法は2通りある。

 

一つは、血糖値が低いときにこのアラートが出ると、補食して放置する。補食した結果で、血糖値が上がると自動的に「要血糖値」が解除される。

詳細は次の記事:

taky-t1-life.hatenablog.com

 

もう一つの方法は、ポンプに表示されているグルコース値を血糖値として入力すると、「センサの較正を行いますか?」のメッセージが表示されるので、「いいえ」を選択する。

詳細は次の記事:

taky-t1-life.hatenablog.com

 

実測値からの乖離するセンサを把握する

使用実績の表(下図)から、乖離が大きいセンサはピンクのマークが共通する。このマークは、実測値とセンサグルコース値のギャップ(差)が60以上あったことを示す。

⑯と㉑は不良品(前述)。

㉑は最初から乖離があり解消せずに続いたので、5日目の朝、センサを再起動した。再ウオームアップ後の状態が実測189に対してSGが1173だった。較正を数回行っても乖離が続くので不良品と判断した。

㉒は延長使用したとき、初日から乖離があり、較正を繰り返したが解消しないため、2日間使って止めた。

 

『センサの使用開始時にセンサグルコース値が実測値から60以上の乖離がある場合、センサの乖離が大きい』がすべてのセンサに当てはまるかは分からないが、この場合『乖離が起きないかを注意する必要がある』と言える。

 

センサの延長使用

(自己責任で)センサの調子が問題なければ、延長して使っている。これは、医療費の節約になることに加え、次の効果がある。

  • センサ交換のリスクを減らせる
  • 2クール目では初日から安定する(例外もある)
  • センサの使用日数を調整できる(自分のスケジュールに合わせてセンサの交換できる)
  • センサの装着は左右の腕に交互に行っているが、1個のセンサを10~12日装着するので、その間に他方の腕の皮膚が回復する

 

7日間の使用後にセンサを延長するとき、トランスミッタを外さない(充電しない)。通常、7日後のトランスミッタの電池残量が約60%あるので、そのままでさらに7日間使用できる。次のように行っている。

  • トランスミッタの電池残量を確認する
  • トランスミッタをセンサから1ミリほど緩める
  • ポンプの画面がグルコース表示が消え、センサのマークが?になったのを確認する(下図)

  • トランスミッタを元に戻す(「カチッ」と音がするまで確実に押し込む)
  • トランスミッタのLED(緑)が6回点滅する
  • ポンプにメッセージが表示されるので、「新センサ使用開始」を選択する

 

センサは工業製品で品質にバラつきがあるため、毎日、朝晩2回の実測を行い、センサが問題ないか(乖離の有無を含む)をチェックする。これは、新センサを使用開始した場合でも同様。