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780Gの不良センサ:「センサ更新中」と「要センサ交換」

連続してセンサ2個が不良、一つは「センサ更新中」から回復しない、もう一つは「要センサ交換」でダメ。2個は同じロット。

 

目次

 

「センサ更新中」で使用不可

6/12(水)に使い始めたセンサ。ウォームアップが常に2時間かかるので、スマートウォッチのカウントダウンタイマーをセットしている。2時間後、グルコース値を確認しようとポンプを見ると「センサ更新中」。

 

はじめてみよう!リアルタイムCGM』に「センサ更新中」(P.24)の説明がある。

 

「センサ更新中」は

  • センサに問題がある
  • トランスミッタとセンサの接続に問題がある
  • センサに抜けがある

のどれかが原因。

ポンプのステータス画面はセンサ機能がオンで通信中を示しているので、「トランスミッタとセンサの接続に問題がある」は除外できる。

センサのフィラメント(体内に穿刺される部分)が体内で動くとセンサ抜けになるが、センサが動かないように装着している(後述)。

ウォームアップ後に一度もグルコース値が表示されないで「センサ更新中」になった。この事実から「センサに問題がある」と推測できる。

 

「3時間以上経っても「センサ更新中」の場合や同じセンサで繰り返し発生する場合は、センサを交換してください」とある。センサに問題があれば3時間待っても回復するはずがない。

 

Facebookの "Medtronic 670G, 770G, 780G Support Group" で、トランスミッタを接続し直して回復することがある旨の投稿があった。何もしないで3時間待つよりも、これを試す方が良いので、トランスミッタを接続し直す(ウォームアップをやり直す)ことにした。

 

トランスミッタをセンサから外して約5秒待ち、再び、トランスミッタをセンサに接続した。これで、再びウォームアップが行われる。

 

2時間後にウォームアップが終了したが、再び「センサ更新中」となったので、センサに問題があることが確定。

サポートラインへ連絡し、保証交換の手続きをした。センサの供給遅延で、交換品の送付が7月になるとの説明だった。

6/01にソレイユ千種クリニックが開催したオンライン講演で、メドトロニックの営業部長K氏から供給遅延が起きている謝罪と「ガーディアン4センサの供給遅延は6月下旬に解消する」と明確な説明があった。

 

センサの製品ロット

この時点で、7個のセンサを持っていた。私は、定期通院で病院からセンセを受け取ると、製品ロットと使用期限をExcelに記録・管理している(7年前にポンプ(620G)を使い始めたときに、幾つかのトラブルが連続したことが発端)。使用期限が短いセンサから使用するようにしている。

 

7個のセンサは3つのロットに分かれ、今回の不良センサと同じロットの物がもう1個ある。そのセンサも不良品の可能性があるので、不良品かどうかを早めに見極めたいと考え、そのセンサを使うことにした。

 

「要センサ交換」が発生

2つ目のセンサは、ウォームアップ後に無事にグルコース値が表示された。

ところが、下表のD・No.2のとおり、他のガーディアン4センサに比べ、ISIG値とグルコース値の対応が異なっていた(表の説明は「780Gのセンサ精度と較正について」を参照)。

ロット センサ

グルコース

(ISIG=20)

グルコース

(ISIG=40)

A No.1 84 199
No.2 79 203
No.3 84 202
No.4 89 206
No.5 88 206
B No.1 93 193
C No.1 78 201
D No.1 ウォームアップから「センサ更新中」
No.2 108 262

 

この状況と製品ロットの問題から、不安を感じながら使った。

予感が的中し、使用開始から丸2日経ったとき「要センサ交換」となった。「要センサ交換」のアラートが出る2時間ほど前、グルコースのグラフが異常な変化で、これにも違和感を感じた。

 

このセンサについても、サポートラインへ連絡し保証交換の手続きを行った。

 

センサを安定して使う工夫

幾つか工夫していることがある。この記事でそれを書こうと思ったが、内容が異なるので、次回の記事に回す。