1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

緊急入院で年末年始は病室で過ごすことに

12/27から都内の大学病院に入院している。ステロイド治療を7日間受けるので、退院は1/2の予定。

 

 

新型コロナ陽性から始まった

発端は10月下旬に新型コロナ陽性になったこと(10/24夕方に発症、10/25発熱、10/26陽性確定)。新型コロナは比較的軽く済んだが、咳と耳鳴りが続き、とても困った。

私はこれらが新型コロナによるもの(後遺症)と考えているが、耳鳴りについての医師の見解は明確ではない。正確に言えば「新型コロナと耳鳴りの関係は不明」となる。

でも、新型コロナ陽性にならなかったなら耳鳴りが起きなかったはずで、感染が引き金だったことは間違いない。

 

経緯は次の2つの記事に書いている。

taky-t1-life.hatenablog.com

 

taky-t1-life.hatenablog.com

 

11/17の総合病院・耳鼻咽喉科の受診では、直接の治療方法はないが

  1. 漢方薬の服用が効く場合がある
  2. 鍼で改善することがある
  3. 慣れて気にならなくなるのを待つ

との説明だった。


漢方薬が処方され、服用した。しかし、耳鳴りが改善する気配がなく、鍼を試すことにした。

 

2つの鍼灸院で合計5回(11/25〜12/17の間、自宅近くの鍼灸院2回、知人に紹介された鍼灸院3回)の施術を受けた。どちらの鍼灸師も、初回の施術後で耳鳴りが軽減したが、数日すると元に戻り、2回目は効果が無かった。

 

突然の悪化

12/15(金)の午後から、左耳が悪化した。

  • 耳鳴りが激しい
  • 聴力が落ち、音を聞きづらい。そのため、狭い部屋(例えば自動車の車室内)で会話すると、音声が頭に響く
  • 歩くと足がもつれたり、真っ直ぐ歩けない

の症状が出て、段々と進行した。

 

翌週の12/20(水)に総合病院の耳鼻咽喉科を事前予約で受診し、医師に症状を訴えると、医師は熟考後、「耳鳴りの専門医の診察を受けた方が良い」と言うので、私は「どこの病院が良いか教えて欲しい。他の病院で診察を受けるには紹介状が必要」とお願いした。

医師が都内の2つの病院を候補にあげたので、知名度と通院のし易さで、都内の某大学病院にしたいと答え、いつ紹介状をいただけるかを尋ねたら、来週の月曜日と言われた。

それでは年内に受診できなくなるので、何とかして欲しいと食い下がったが・・・・変わらず。

 

12/22(金)の夕方、総合病院から紹介状を用意できたとの連絡が届いたので、早速、受け取りに行った。

 

その大学病院は、Webで初診申し込みを行う仕組みになっている。自宅に戻り、手続きをした。翌日の土曜日に大学病院の事務担当から連絡が来て、内容の確認後、12/26の初診予約が決まった。

 

大学病院の受診

予約時間は

  • 8:40 受付
  • 9:30 診察

だった。待ち時間が少なく、とてもスムーズに進んだ。

 

診察で問診が行われた後、検査を受けた。

検査は

  • ヘッドフォンを使う聴力検査
  • 骨伝導検査

の2種類。

 

検査後、再び診察室に呼ばれ、医師との面談。

医師から「突破性難聴の再発です」と告げられ、とても驚いた。

3年前の10月に左耳が突破性難聴になり入院9日間のステロイド治療を受けたが、そのとき、「この病気の再発はない」と断言された上に、今回の総合病院・耳鼻咽喉科受診時に、医師に対して「突破性難聴の再発は考えられないのか?」と質問したら、「それはない」と即座に否定されたので、「う〜ん?!」という思い。

 

大学病院の医師は「突破性難聴で左耳の聴力が大幅に低下している。これを回復させる治療を行いたい」と明確な説明であった。そして

  • 突破性難聴は稀に再発することがある
  • 新型コロナとの関係は不明
  • ステロイド治療は7日間必要
  • 治療をするのなら1日でも早い方が良い、可能なら今から入院して欲しい
  • 聴力が回復しない場合もある(可能性は3割)
  • 回復しないときは補聴器を使うなど、大対策がある
  • 耳鳴りは軽減する可能性がある
  • めまいは治ると思う

と分かり易い説明で、治療を受けることを決めた。だが、入院に必要なインスリンとポンプの機材を持って来ていないため、翌日の12/27入院と決まった。

 

1型糖尿病への影響

治療はステロイドを点滴で7回(7日間)行う。この影響で、免疫力が低下し、糖尿病患者は必ず高血糖を起こす(インスリンの効きが悪くなる)。そのため、私の現在の1型糖尿病治療情報を大学病院へ提出することが必要で、これが治療を受ける前提となる。

 

大学病院から『情報提供要望書』を受け取り、1型糖尿病で通院している総合病院へ行き、内分泌内科部長と面談して事情を説明した。部長のT先生は、私と質疑しながら要点を書面にまとめてくださった。迅速な対応で、とても感謝している。

 

入院と治療開始

今、12/31の23時過ぎで、もうすぐ今年が終わり、新しい年を迎える。

入院から5日経ち、ステロイド治療が進み、治療の効果が徐々に出ている。

昨日までは、左耳では僅かの音しか聞こえなかったが、今朝から音が聞こえるようになった。まだ、課題はあるが、新年を迎え、希望を感じている。