1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

朝食後の高血糖対策の効果

770Gを使い始めてから朝食後の高血糖が増えた。最初は糖質比を変えてみたが改善しない。原因を考え、9月初めから起床後に1単位を必ずボーラスするようにした(詳しくは、記事「朝食後の高血糖の原因と対策」参照)。この対策を始めてから4週間が経ち、効果を振り返る。

 

対策の効果

対策前と対策後を比較すると、血糖値の山が低くなり、効果が明らか。

 

200を大幅に超える頻度が減り、10時前後のAGPの山が低くなっている。日によってはピークが140~150くらいで終わることもある。。

同じ食事を摂っても、同じ結果にはならないので、日によってマチマチだが、概ね良好。

 

最初は、1単位と1.5単位の2パターンで試したが、今は、1単位に落ち着いている。この対策を始めた当初は、朝食の1時間前に1単位をボーラスすることで低血糖が起きないか心配したが、起床後は血糖値が上がるのが常なのでこの問題が起きることはなかった。

 

糖質比

この対策前はインスリンが足りないと考え、幾度か糖質比を変えた(以前は7.2gg/u)。

   8/7~8/25  6.5g/u

   8/26~9/6  6.0g/u

朝食の糖質は約70~80gなので、(70gとすると)インスリン量が9.7単位で、これを10.8.単位→11.7単位と増量したことになる。この変更でも高血糖が減らず、昼前に血糖値が下がり補食が必要になることが多かった。糖質比の問題ではないと分かり、理由を考えた。

770Gのオートモードが原因の可能性が高いと気づいた。オートモードでは、食事用のボーラスから約1時間、オート基礎注入が停止する。このため、本来必要な基礎インスリンに相当するインスリンが不足する、と想定。これが正解だった。

今は糖質比を7.5g/uに設定している。

 

朝食後に補正ボーラスをする必要が無くなり、昼食前に補食する頻度も大幅に減った。ポンプのオートモードに任せていればOKなので、QOLが向上。

 

高血糖が起きるトラブルは例外

この29日間で、予期せぬ高血糖が起きたのは2回。

 

9/19にチューブのトラブルが原因で300まで上げてしまった。

 

今日(10/2)は、朝食のカーボカウントは間違っていなかったと思うが、240を超えてしまった。ポンプのグルコース表示が160台だったが、ISIG値を見るともっと高いはずと気づき実測。血糖値が211だったので較正(ズレを修正)し、マニュアルモードにして補正ボーラス1単位(以前なら2単位ボーラスするところを、オート基礎で1単位以上注入されているので1単位に抑えた)。

その後、240を超えたので、補正するかどうか少し迷ったが、追加で1単位ボーラスした。これが余分だった。昼前にグルコース値93、残存インスリンが0.75単位で、補食が必要になった。

 

例外的に2度の高血糖があったが、今回の対策で安定している。