1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

帰宅困難に備え、持ち物の見直し(追記あり)

【追記】バイアルを止めて、充填したリザーバを携帯することに変えました。持ち物が減り、リザーバ交換を簡単に行えるので、時間の節約になり、まさに非常時向けです。シリンジを使用する時は、リザーバからインスリンを吸い出します。

 

普段、レスキューペンを持ち歩かずにインスリン用シリンジをカバンに入れています。ポンプが故障したりカニューレが剥がれと時、リザーバのインスリンをシリンジで吸い出して対応するつもりで、このようにしていました(詳しくは「注射器で非常時に備える」)。

でも、大地震や大規模な事故で交通機関が長時間止まる場合を想定して、最低1日は自宅に戻れないリスクを考え、持ち歩くものを見直しました。

  • 持ち物を出来るだけ少なくしたい
  • ポンプを使い続けたい

との前提で、持ち物を決めました。

 

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内容は

  • インスリンのバイアル1瓶
  • インスリンを充填済みのリザーバ
  • インスリン用シリンジ 2本
  • カニューレ(シルエット) 1個
  • リザーバに接続するトランスファガードとプランジャ
  • 単3アルカリ電池1本
  • 消毒用アルコール綿4個

です。これらを無印で見つけたペンケースに収めて、カバンに入れています。

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もう一つ必要な物は血糖値測定器、今までも持ち歩いています。

 

インスリンは、ジューCのプラスチックケースを加工したものにピッタリ収納できました。開封せずに室温レベルで保管すれば、長期間(数ヶ月くらい)持つでしょう。実際は、2週間ごとにローテーションするつもりです。

 

インスリンを充填したリザーバは、プランジャをつけたまま、ジューCのプラスチックケースを加工(切断して短く)したものに入れています。1ヶ月ほどのサイクルでローテーションするつもりです。   

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リザーバはポンプで使用中のものを再使用します。プランジャとトランスファガードを接続すれば、インスリンを再充填できます。ただ、注意すべきは細菌・雑菌、インスリンに混入するとインスリンが栄養源となって繁殖するので。リザーバ内に残っているインスリンを廃棄したい時は、プランジャを押してトランスファガードから排出する(完全に排出できない)、あるいはプランジャを引いてピストンを外してリザーバを空にします(多分、そんなことをする必要がないでしょう)。

 

今までの持ち物は、シリンジを入れたペンケースだけでした。

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これと比べ、3倍くらいになった、という感じですね。

 

レスキューペンを持ち歩きたくない理由は、持効型インスリンの使用を避けたいことが大きい。特に、非常時は体を動かすので低血糖になり易いので、血糖値を普段よりも高めにする必要があります。ポンプを使えば、細かく血糖コントロールができます。

 

ポンプは、インスリン残量の表示がゼロになっても使用できます。リザーバの先端部分に目盛以上にインスリン(下図のピンクの枠)が入るので、残量表示がゼロになっても10単位くらいは使えるばずです。リザーバ交換時に20単位くらい残るように充填しているから、4日目突入で30単位使える計算。なので、カニューレ交換のみで1日使えるはず。このあたりを把握していれば、いざとなっても焦らずに対応できます。

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帰宅困難時にCGMが6日の期限切れになった場合は、再使用で切り抜けるつもりです。それが2クールの6日でも、3クールの使用で、問題ありません。

 

都心から我が家まで20キロ圏内ですが、歩いて帰るには、平常時なら半日、災害発生等の非常時なら1日かかると予想しています。

 

短期の旅行を行う時のバックアップとしても、これで十分に対応できます。