1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

眠前の血糖コントロール

10月初旬に入院で受けたステロイド治療後の変化は、「退院後の血糖値などの変化」に書いたこと以外に、眠前に血糖値が上昇することです。

 

入院前は、眠前の血糖値を130に誘導し、入眠後にゆっくり下がりました。今は、これ(ゆっくり下がる)が無くなり(20〜21時の基礎レートを微調整したことが影響している可能性もある?)、夕食から2~2.5時間後に80~90に下がってから、130~150くらいまで上がります。こうなる頻度は、過去4週間で19日(28日中の19日)。そのため、必然的に眠前の補食が減りました。

 

眠前の血糖値上昇への対応は、スーパー・ボーラスの考えで、血糖値を100に下げるインスリン単位数を射ち、それに見合う量の基礎をマイナスしています。

 

スーパーボーラスは、2年ほど前のYOKOHAMA VOXの医師講演で知りました。基礎レート(例えば、基礎レートが0.2u/hrの場合、1.5時間相当の0.3単位)を前倒しでボーラスし、その時間分(前述の例では1.5時間)の基礎を停止(最大2時間i以内を想定)させ、血糖値を迅速に下げる方法です。ポンプの機能を生かしたアプローチで、日中でも時々利用している。

 

 

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上図は昨日(11/17)のグルコース変動です。22:35の実測が131mg/dL、ここでセンサを較正。23:06のグルコース値が133mg/dLだったので0.5単位をボーラス後、これでは足りないと思い、23:13に0.1単位を追加ボーラスしました(上図の赤矢印の箇所)。夜間のインスリン効果値は70mg/dLなので、0.6単位のインスリンで42mg/dL下がる計算です。

 

基礎は、23:07から4.5時間40%に設定しました。基礎レートは、23時から3時までが0.15u/hr、3時から3時半までが0.2u/hrなので、0.525単位の削減です。

 

午前3時半以降は、常に血糖値が上がるので、基礎レートの変更はしません。早朝にトイレで眼があくことが多いので、ポンプのチェックを行い、必要に応じて補正しています。

 

今朝は午前6時半に眼があき、ポンプのグルコース値が93mg/dLだったので、基礎を90%に落としました。この結果、今朝の起床時の実測が89mg/dLでした。

 

基礎レートは、「退院後の血糖値などの変化」で書いたとおり、退院後の10/14、午前3時半から7時までの基礎レートを合計で約0.7単位増やしましたが、その後、この変更だけでは足りず、0.4単位を増やしました。

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過去4週間(10/22~11/18)の80-180のTime In Rangeは86%、朝食後の高血糖がほとんど無くなり、かなり良い感じです。

 

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