昨日はステロイド治療の初日、全てが初体験。血糖値にどの程度の影響があるのか分からず、手探りでした。
午前10:45点滴開始→午後4:45終了、(点滴のセットが悪かったため)4時間で終わる予定でしたが6時間もかかった。その間(下図の12〜18時)の血糖値上昇はそれほどではなく、普段より約20%くらい高めという感じでした。
夕食後にステロイド治療の影響が大きく出ました。
今回も、未知の領域に対して自分なりやり方での血糖コントロールをしました。
具体的には
- 30〜60分間隔でグルコース変動と残存インスリン量を見ながら、1単位を目安に追加ボーラスする
- 途中、1〜2回、実測(SMBG)を行い、ポンプのグルコース値とのズレをチェックする(大きくズレていなければ較正しない)
- 血糖値のピークを見極める → ISIG履歴を定期的にチェックして、センサ読み取り値が連続した3点以上で減少し続けていれば、血糖値が下降し始めたと考えられる
この過程でインスリン効果値を想定する(平常時からの変更)
実際に行ったことの時系列
- 17:55 食前ボーラス 7.5u
- 18:10 食事 炭水化物 65g
- 18:35 脂質のためのボーラス 1.5u
これ以降はステロイド影響への対応
- 19:05 ボーラス 1.5u (200超)
- 19:30 SMBG 282
- 19:32 ボーラス 1.0u
- 19:57 ボーラス 1.0u(306)
- 20:43 ボーラス 1.0u(311) → このあたりから血糖値が下降
- 22:05 ボーラス 1.0u(247)
- 23:07 SMBG 190
- 23:10 ボーラス 1.0u(170台)→ 残存インスリンから追加ボーラス不要と判断
合計6.5単位を射ち、基礎レートを22:40〜翌朝7:00まで150%に設定しました。この結果、今朝の血糖値は102mg/dL。ここまできちんとできるとは予想していませんでしたが、メデタシです。
このデータからステロイド治療の血糖値への影響は、食事の糖質比を+70%(計算上は6.5÷7.6=86%)、基礎レートを+50%、インスリン効果値が1単位あたり30mg/dL(通常は70)と仮定しました。
この仮定を使い、今日の朝食で食前に通常の設定で13.85単位をボーラス、食後にステロイド対応として9.7単位を追加ボーラス(基礎は朝7時から+50%に設定済み)しましたが、成功したとは言えないレベルです。
ボーラス過剰になり、血糖値のピークは234でしたが、11:20に実測68の低血糖になりました(この時のポンプの表示は91、これはズレではなく間質液の遅延。較正なし、20分後のポンプ表示は71)。残存インスリンがかなりあったので、多めに補食をして、1時間後、ポンプ85に回復しました。
11:25から昨日と同じ内容でステロイド点滴を開始
薬剤師が病室に来て、体調と薬剤の関係、ステロイド治療に伴う胃への悪影響、血糖値への影響などを確認してくれました。
- 1日目/2日目 100mg
- 3日目/4日目 80mg
- 5日目/6日目 60mg
- 7日目/8日目 40mg
- 9日目(退院日) 20mg
と減らすこと、血糖値への影響は翌朝には収まるはず、と教えてくれた。
このステロイド量の変化がどのよう血糖値に影響するのか、単純な比例計算で対応できるのか、悩ましいと感じています。
この後、主治医との面談を受けました。主治医からは「病棟からは血糖コントロールについての問い合わせが幾つか来ているけど、○○さんは自分でコントロールできるから、大丈夫よね」と背中を押された。
昼食は、通常の糖質比の対応でOKでした。
夕食は、前日の実績データを参考にボーラスしましたが、ハズレました。
炭水化物73g、通常の糖質比で8.55を食前ボーラスして、食後に6単位(8.55×0.7=5.99)を30分のスクエアでボーラスしました。ところが、この6単位では足りず
- 20:10 ボーラス 2.0u(284)
- 20:30 ボーラス 1.0u (315) → このあたりから血糖値が下降
- 21:12 SMBG 285 (較正せず)
- 21:30 ボーラス 2.0u (274)
- 22:50 ボーラス 1.0u(199)→ 残存インスリンから追加ボーラス不要と判断
- 23:51 SMBG 146 → 較正
の6単位を追加ボーラスしたので、ステロイド対応のボーラスは、合計12単位になりました。
午前3:30ころに、ポンプのアラートが鳴り、目が覚めました。グルコース値が71、ぶどう糖6gを摂り、すぐに上昇。6:30で125。
ステロイド治療の影響が累積で大きくなるのでは、との印象を持っています。