ポンプのトラブルで高血糖になりました。ポンプのグルコース表示が200mg/dLを超えそうになったので、1単位をボーラスして、20分後に0.5単位を追加、それでも上がり続けるので、SMBGで確認すると、319mg/dL。ここで、異常と考え、ポンプをチェック。原因はチューブでした。
チューブ内に気泡状のもの(下図の赤丸)ができ、指定量のインスリン注入が行われなかった。昨晩、入浴時にチェックした時は問題なかったので、就寝にトラブルが発生したようです。このチューブは使用開始から2.5日経過していました。
いつもは、入浴時と起床直後にチューブを点検していますが、今朝はチェックし忘れました。
点検は、チューブをライトにかざし、白い部分があると「カニューレの充填」を行い、インスリンが定量先端からしたたり落ちるかを確認しています(「ポンプのチューブ内に白い跡」の記事を参照)。定量がしたたり落ちるのを確認できれば、白い部分があっても使い続けます。
この方法で確認すると、カニューレの先端からしたたり落ちる量が少ない。ここで、チューブに問題あることが確定です。
常に持ち歩いているインスリン注射器(「注射器で非常時に備える」の記事を参照)を使い、リザーバからインスリンを吸い出して、注射しました。
最初は2単位、30分後にSMBGで確認すると、358mg/dLもあるので、3単位を追加しました。
インスリン注射したことを、ポンプの「イベント・マーカ」の「インスリン注射」にインプットしました。ポンプにインプットすると、ポンプが残存インスリンを計算してくれます。これで闇雲にインスリン注入することが防げます。
ポンプの「イベント・マーカ」の「インスリン注射」にインプットしても残存インスリンの計算に反映されません。これを実現するために、ポンプのチューブをカニューレから外して、注射した単位数を空ボーラスすると良いですね。
ポンプのISIG値が下がってきた(358mg/dL時の68.08から減少)ので、リザーバとカニューレを交換して、ポンプのボーラスに戻しました。
トラブルを認識してから約3時間後、血糖値が落ち着きました。
久しぶりのポンプトラブルでした。