1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

基礎の調整と就寝中のコントロール

最近、起床時に60mg/dL前後の低血糖になることが多いので、基礎レートを調整しました。

以前は、週に1回くらいの頻度で起きていた起床時の低血糖が、今月初めから、週に2~3回に増えました。

 

下図は、今週の月曜(7/15)早朝のグルコース変動です。この時の起床時の血糖値は51mg/dL。

眠前の血糖値が130mg/dLにすることを目標にしていますが、ピッタリこれになることなんてゼロで、実際は110~150mg/dLくらいの幅で触れています。

下図のような就寝中の右肩下がりを防ぐには、基礎を減らす、が対応策ですね。

   f:id:taky5566:20190720002503j:plain

 

試しに、翌日の火曜(7/16)午前1~7時の基礎レートを85%にしてみると、かなり良い結果でした(下図)。午前3時からのインスリン量が増えているのは、その時間から必ず血糖値が上昇するので、その予防措置のためです。

   f:id:taky5566:20190720003925j:plain

 

この結果を元に、翌日(7/17)から、次のように基礎レートを変えました。

  f:id:taky5566:20190720004515j:plain

 

この基礎レートで3日が経ちましたが、起床時の血糖値が80~100mg/dLの範囲に収まっています。下図は、水曜(7/17)早朝のグルコース変動です。

   f:id:taky5566:20190720004946j:plain

最後に基礎レートの調整を行ったのが今年の1月初め(「基礎調整のその後(再調整)」)だったので、それから6ヶ月以上経っていました。もう少し、定期的に、基礎の見直しが必要ですね。

 

眠前の血糖値が130にするのを目標としていると書きましたが、正確に言うと少し異なります。午前3時の血糖値が残存インスリンゼロで100mg/dLにすることを目指しています。午前3時でこの状態になっていると、その後に血糖値の自然上昇と基礎注入(ベーサル)がバランスして、起床時に90〜100mg/dLになります。これは経験で把握したことです。

これで眠前の血糖値を考えると、夕食よる眠前の影響に柔軟に対応できるので、コントロールが容易になると感じています。

 

例えば、眠前の血糖値が高い時は、0.5〜0.6単位ほど補正ボーラスしています。昼間のインスリン効果値は1単位で60mg/dLですが、就寝中は70mg/dLなので、だいたい、このくらいの補正で、翌朝90〜100mg/dLになります。