1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

CGMセンサの延長使用を考える

ポンプを使い始め2年が経過し、その間に使ったエンライト・センサ(CGMセンサ)がそれそれ何日間くらい使用できたかの振り返りをしてみます。

 

私は、ポンプの利用開始直後からセンサの再利用をしています。当初の動機は医療費の削減でしたが、いろいろな試行錯誤を繰り返し、今は、センサ・グルコース値の安定化(血糖値との誤差を減らす)と、センサのストックを確保することでセンサ交換を柔軟に行える(6日以内でもセンサ読み取りが安定しない場合にセンサを交換する、使用日数に縛られることなくセンサを交換する等)ことが主目的になっています。

最近は、1個のセンサでほぼ倍の日数(12日)を使っています。

 

試行錯誤したことは、

  • センサを装着する部位
  • ポンプに表示されるグルコース値の誤差を減らす工夫(これが一番重要)
  • センサの寿命を判断する基準(使用中のセンサを外す条件)

です。

 

センサを装着を試した部位は5箇所です。最初の数ヶ月は、お腹(下図の①)だけにに装着していました。その後、脚(太腿の内側)、腕(下図の②)を試し、お尻(下図の④)に行き着き、お尻がベストと感じています。

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これまでの2年間で85個のセンサを使いましたが、そのうち5個(3個はポンプ使用開始後の最初のセンサ交換で失敗して涙!)は装着に失敗して無駄にしているので、実際の利用個数は80個です。 

使用実績をまとめます。

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使用した日数別の集計です。

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日数別の実績から、お尻に装着した場合、42%の22個が12日間使用しています。

 

お尻に装着しようとした時、座るとセンサがズレないか、夜寝ている間に寝返りでセンサが外れないか、などを心配しましたが、全く問題ありませんでした。ただ、問題は、自分でオーバーテープを貼ることができないことが難点です(これは腕も同じ)。

 

 

センサを交換するかは、ISIG履歴をチェックして考えています。センサが劣化すると

  •  短時間(15~20分)くらいの間で、ISIG値が大きく変動する(5~10くらいの変動)
  • 同じ血糖値(SMBG)に対してISIG値が低くなる
  • グルコース値なしのエラーが出る

となるので、定期的にISIG履歴を見て判断しています。これについて、「CGMセンサの寿命を知る」の記事にまとめています。