1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

780G:Ghostカーボ(フェイクカーボ)を使わずに高血糖に対応する(追記あり)

4/17 22:00 追記(「オート基礎注入への影響」)

 

高血糖になったとき、私はGhostカーボ(フェイクカーボ)でボーラスしない。理由はいくつかあるが、780Gのアルゴリズに悪影響を与えたくないことが一番。高血糖から速やかに回復して、低血糖を避けたいことがもう一つの理由。

私の対応方法についてまとめる。

 

目次

 

高血糖時の対応

センサ・グルコース値が200mg/dLを大きく超えた場合(220~230超が目安)、一時的にスマートガードをOFFにしてマニュアルモードに切り替え、グルコース値に応じたインスリン量をボーラス後、すぐにスマートガードをONに戻している(マニュアルモードの時間は1分未満)。

 

具体的な手順:

  • スマートガードを"OFF"にし、マニュアルモードにする
  • ボーラスウィザードでボーラスする
  • スマートガードを"ON"にする
  • 「要血糖値」が表示され、 次を行う
    • メニュー画面から「血糖値」を選択する
    • 「血糖値」画面の表示 ⇒ 「上へ(∧)」ボタンを押す
    • 「血糖値入力」に現在のグルコース値が表示 ⇒ OK(◎)ボタンを押す
    • 「血糖値○○○mg/dLでセンサの較正を行いますか?」が表示 ⇒ 「いいえ」を選択する
  • スマートガードのシールド画面が復帰する

 

実例

実際のケース(4/03の夕食後に起きた高血糖に対応)。

 

夕食のカーボカウント66gで7.35単位(糖質比9.0g/u)をボーラス。

食後(ボーラスから約1時間後)に脂質分(高脂質の焼き鶏丼)として1.4単位を追加ボーラスした(詳細は下記の記事。今回は『糖質量で決まるインスリン量の約20%増』の分割ボーラス)。

taky-t1-life.hatenablog.com

 

その後、250mg/dLを超えたので、マニュアルモードで2回ボーラスした。

  • 20:10 グルコース値257mg/dL ⇒ マニュアルモードで3単位をボーラス
  • 20:30 グルコース値284mg/dL ⇒ 再びマニュアルモードで3単位をボーラス

21時前後にグルコース値307mg/dLでピーク後、下降に転じた。

 

マニュアルモードによるボーラス後はオート基礎が停止する(上図の20~21時の間に、若干のオート基礎による注入が行われているのはグルコース値が上昇しているから。下降し始めるとオート基礎は停止)。

 

マニュアルモードでボーラスするインスリン量は、過去の経験値(200を超えたら1単位、220を超えたら追加で1単位、240超でさらに1単位などのマイルール)で決めている。その際、オート基礎で注入されたインスリン量をざっくり考慮(差し引く)している。

 

就寝前の実測するのがルーチンで、23:21に実測値221mg/dL、グルコース値が208mg/dLだったので、較正。

 

 

自動補正ボーラスにより、0.45u、0.30u、0.20u、0.35uの合計1.3単位が注入されたので、これ以上自動補正ボーラスが働くと低血糖になる。それを避ける(自動補正ボーラスの停止)ため、いつものように一時目標を午前3:30までセットして就寝。

 

 

午前3:30過ぎにトイレで目が覚めた。グルコース値95mg/dL、下降し続けているので、低血糖の回避とオート基礎の最小レート・タイムアウト(「要血糖値」のアラート)を避けるために、ブドウ糖5gを補食。

この補食でグルコース値は必ず上がる。そのまま放置すると自動補正ボーラスが働き、低血糖になる恐れがあるため、1時目標を1時間(3:40~4:40)をセットして寝直した。

 

 

Ghostカーボのデメリットとメリット

血糖値を下げるためにダミーで糖質をインプットすれば、780Gのアルゴリズムは糖質を摂ったものとして扱い、スマートガード(オート基礎注入と自動補正ボーラス)が働く。

例えば、食前のカーボカウントでスマートガードボーラスした後に食事を摂る。その後(食事から1時間後など)高血糖になり、それを下げるために摂っていない糖質をインプットしてスマートガードボーラスを行えば、指定したインスリン量が注入される。

780Gは、このボーラスはインプットされた糖質のためと扱い、オート基礎によるインスリン注入が動き続ける。その結果、過剰なインスリンが注入され、低血糖になる可能性がある。

 

また、ダミーの糖質量をインプットしてボーラスしようとしても、スマートガードボーラスの「調整」機能(残存インスリン量とグルコース値の関係が考慮される)でインスリン量が減量されて期待どおりにボーラスできない場合もある。これもデメリット。

 

メリットは、手軽にボーラスできること、くらいと思う。

 

オート基礎注入への影響

マニュアルモードでボーラスした場合と、糖質を摂ったとしてスマートガードボーラスした場合で、オート基礎の動きは異なる。

 

マニュアルモードでボーラスした場合

4/15 火曜日、高血糖になりマニュアルモードに切り替え、4回ボーラスした。

① 13:50 グルコース値246mg/dL ⇒ 2単位

② 14:11 グルコース値273mg/dL ⇒ 2単位

③ 14:35 グルコース値285mg/dL ⇒ 2単位

④ 15:41 グルコース値291mg/dL ⇒ 2単位

①(13:50)から②(14:11)までは、グルコースが上昇し続けているのでオート基礎が働き、インスリン注入が行われている。

②(14:11)以降ではオート基礎ほぼ停止。特に、④(15:41)以降、オート基礎注入が止まっている。

 

スマートガードでボーラスした場合

4/17 木曜日、昼食に蕎麦屋でざるそばを食べた。糖質量が不明で70gと推測して7単位(昼食の糖質比は10g/u)を食前ボーラス(12:30)。

食後、グルコース値が上がり始めぐんぐん上昇し、200mg/dLを超えたので糖質が少な過ぎたと考え、13:41に追加ボーラス(不足分の糖質を補うためのボーラス、Ghostカーボではない)。

追加ボーラスまでの30分間にオート基礎で0.575単位が注入された。

13:41の追加ボーラスから40分間にオート基礎で0.85単位が注入。

Ghostカーボでスマートガードボーラスをすれば、780Gのアルゴリズムは糖質を摂ったと扱い、オート基礎が働く。

オート基礎では注入量をコントロールできず、ポンプ任せになる。一方、マニュアルモードに切り替えて注入すれば、注入されるインスリン量を指定できるため、確実な血糖管理になる考えている。

 

「要血糖値」で較正をスキップする

マニュアルモードからスマートガードに復帰するとき、必ず「要血糖値」のアラートが出る。次の方法で『較正を行わない』を選択できる。

  • 「要血糖値」の表示に対して
    • メニュー画面から「血糖値」を選択する
    • 「血糖値」画面の表示 ⇒ 「上へ(∧)」ボタンを押す
    • 「血糖値入力」に現在のグルコース値が表示 ⇒ OK(◎)ボタンを押す
    • 「血糖値○○○mg/dLでセンサの較正を行いますか?」が表示 ⇒ 「いいえ」を選択する
  • スマートガードのシールド画面が復帰する

 

780Gを使い始めて間もない昨年5月の記事に、この説明を書いている。

taky-t1-life.hatenablog.com

 

Ghost carb(ゴーストカーボ)とFake carb(フェイクカーボ)

"フェイク(fake)"は"騙す"や"嘘"などのネガティブな表現になるので、私は”フェイクカーボ(Fake carb)"との言い方が好きではない。海外のFacebook(Medtronic 670G, 770G, 780G Suport Group等)では、Fake carbと呼ぶことは希で、多くの場合Ghost carbと呼んでいる。

 

Googleの生成AI:Geminiに「Medtronic 780Gインスリンポンプで、fake carbとghost carbの異なる言い方がある。どちらの使い方が良いか?」と聞いてみた。

 

Geminiの回答: