ポンプの情報を手元で見るために、3年前からAndroidスマホ経由でスマートウォッチFitbitを使ってきた。640GではAndroidスマホを利用して接続する方法しかできなかったが、780GからはApple Watchが正式にサポートになったので、iPhoneとApple Watchの組み合わせに変えた(メインのスマホはiPhone)。
目次
- スマートウォッチをFitbitからApple Watchに変えた理由
- 780GとApple Watchの接続
- Apple Watch上の表示
- Android経由でスマートウォッチを使用する方法
- xDrip+のインストールと設定
スマートウォッチをFitbitからApple Watchに変えた理由
過去の経緯から770GでもAndroidスマホでミニメドモバイル・アプリを動かしていたが、昨年11月、Android版のミニメドモバイルのバグで一時期使えないトラブルが起き、アプリをiPhoneに移した。770GのアップデートにiPhoneが必要だったこともあり、そのままiPhoneでミニメドモバイルを使い続けた。
3/01に770Gをアップデートして780Gになり、ミニメドモバイルをAndroidスマホに戻そうかとも考えたが、面倒でそのままにした。
780Gにして2ヵ月半が経ち、使い方にも慣れ、食事のときとアラームが鳴ったときを除いてポンプを操作する必要がない。そうなると、使用中のスマートウォッチの制約が煩わしくなってきた。
理由の一つは、スマートウォッチに残存インスリン量が表示されないことで、グルコース値が下がっているときに低血糖になるかを予測できない。
もう一つは、ポンプの情報が、iPhone ⇒ ケアリンク ⇒ Android上のxDrip+ ⇒ スマートウォッチで渡されるため、長い経路が災いしてスマートウオッチの表示がタイムリーに更新されない。そのため使い勝手が悪い。
これらの問題を解決したいと考え、Apple Watchを買うことにした。
780GとApple Watchの接続
接続は簡単で、指示に従ってブルートゥース通信の接続、Watchアプリのインストールを行う。その後、Watchアプリを起動し、使いたい文字盤(Watch Face)の登録と編集で『コンプリケーション』でミニメドモバイルを指定すればOK。
Apple Watch上の表示
とても使い易い。
文字盤上のグルコース値をタップすれば、スマホのミニメドモバイルと同じ情報を表示できる。
アラートが発生すると同じメッセージが表示されるので、何が起きたかが分かる。
Android経由でスマートウォッチを使用する方法
Androidスマホを使えば、コスパ良く自分の好みに合うスマートウォッチを使える。これが一番のメリット。
下図のように、Androidスマホにミニメドモバイル・アプリとxDrip+をインストールしてセットアップする。この構成ならスマートウォッチの表示に遅延が起きることがない。ただし、ポンプのグルコース値のみがスマートウォッチに渡るので、表示できる情報は現在のグルコース値と変動グラフになる(表示内容はWatchfaceで決まる)。
使用可能なスマートウォッチは次のURLに記載されている。
- Pebble Smartwatches
- Android Wear OS Smartwatches
- Amazfit Pace & Stratos
- Xiaomi MiBand 2, 3, 4 5 and 6
- Amazfit GTR2, GTR2e, GTS2, GTS2 mini, GTS2e, GTR42, and 47
- Fitbit
- Samsung Gear Smartwatches
- Garmin Smartwatches and Computers
- Karoo / Karoo2
xDrip+のインストールと設定
xDrip+は、こちら↓ から最新のバージョンをインストールする。
なお、xDrip+はGoogle未承認のアプリのため、Google Play からのインストールではない。
インストール後、アプリを起動し、Settingsをタップする。
Hardware Data Sourceをタップし、Companion Appを選択する。
スマートウォッチ関連の設定を行う。
なお、スマ-ウォッチのよっては、専用のWatchfaceのインストールが必要。例えば、Fitbitは、FitbitアプリでWatchface (Glance または Sentinel)を指定する。詳細は、 Nightscout on your Watch — Nightscout Documentation documentation を参照
Nightscoutの使用はオプションで、スマートウォッチを使うだけなら設定は不要。