1型でいこう!

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片手でオーバーテープをセンサに貼る

エンライトセンサを腰、尻、腕などに留置した時にオーバーテープを片手で貼れる補助具を作りました。

7月の横浜VOXで、あるポンプ利用者から腕に留置したセンサに片手でオーバーテープを貼っているとの話しがあり、自作の器具が紹介されました。それを見て「あぁ、なるほど」と思ったことが工夫するきっかけです。

 

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用意する物は3つ、費用は1000円くらいです。

  • 若井産業のハグブロック 1個
      http://hi.wakaisangyo.co.jp/hugblock/
  • ヤスリ(金属製の丸ヤスリと角または平ヤスリ、幅3~5ミリくらい)
  • 両面テープ

補助具に使う素材をDIYショップ(ユニディ)で物色して見つけたのがハグブロック(カラー12色)です。これは

  • オーバーテープと同じくらいのサイズ(←使い易さの観点で重要)
  • 腕や腰の丸みに沿う形の湾曲がある
  • センサの電極部と同じ径(20ミリ)の穴が中心にある
  • 材質がABS樹脂で加工し易い
  • 値段が手頃(購入価格360円税別)

で目的にピッタリ。

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ヨドバシのネット販売でも購入できます。 

https://www.yodobashi.com/product/100000001005162768/

 

ヤスリは持っていたので購入してませんが、ヨドバシのネット販売で購入できるタミヤの模型用ヤスリセット(520~660円)が手頃と思います。

 

補助具を作る

ネジを外して分解します。

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加工前です。

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中央の穴を丸ヤスリで削って拡げます。

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トランスミッタ接続用のコネクタが収まるよう、平あるいは角ヤスリで凹を作ります。

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センサを穴に入れて表面から飛び出さずに収まるかを確認します。コネクタの先端に合わせて、マジックで目印の線(テープの位置決め用)を描きます。

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オーバーテープを補助具に仮留めする両面テープを貼ります。この両面テープは、オーバーテープが動いてズレないようにするためで、補助具からオーバーテープを外れ易くするために、できるだけ小さくします(2ミリ✕4ミリくらいが目安)。両面テープの面積をひろくしてしまうと、センサにオーバーテープを貼り付け後に、補助具からオーバーテープが外れません。両面テープを貼る位置は、オーバーテープの外し易さを考えて、微調整が必要です。ピンセットを使って両面テープを貼る方が便利です。

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これで完成。

 

使い方

目印の線に合わせて、オーバーテープを補助具にセットします。

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はく離紙を取り除きます。

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両端を指で挟む形で持ち、粘着タブを巻き込まないように注意して、センサのコネクタを目印に補助具を上からかぶせます。補助具を上から押してオーバーテープを肌にしっかり貼り付けます。オーバーテープが補助具と一緒に外れないように注意しながら、ゆっくり外します。

 

オーバーテープの両端のはく離紙を剥がしてお仕舞い。

 

補助具が完成したら、センサを留置していない状態で試す、あるいは、センサ交換時に、留置されておる古いセンサを実験台に使うと良いでしょう。

また、オーバーテープを仮留めする両面テープは、毎回、貼り直しが必要です。