1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

⑦突発性難聴と血糖コントロール

入院7日目。

 

今日のステロイド治療、プレドニンが40mgに減り、第4ステージ。

 

3日前から、ステロイド対応分の追加インスリンを、注射器でブスッと短時間で注入しています。この効果が数値で分かります。もちろん、注射器の使用だけで効果が出たのではなく、細切れでボーラスするのをやめ、血糖値が高くなる前に、実績をベースに基づいて決めたインスリンをまとめて注入したことが大きな要因であり、注射器(ペンでも同じ)の使用は副次的な効果です。

 

ポンプで分割ボーラスした場合(9/30〜10/3)

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平均グルコース値と標準偏差

  • 9/30     151.4  65.7
  • 10/1   141.5  64.6
  • 10/2   142.9  61.9
  • 10/3   141.6  62.9

血糖値の分布(9/30〜10/3の4日間平均)

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注射器でまとめて注入した場合(10/4〜10/6)

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平均グルコース値と標準偏差

  • 10/4   124.9  47.5
  • 10/5   134.9  43.5
  • 10/6   136.4  49.4

血糖値の分布(10/4〜10/6の3日間平均)f:id:taky5566:20201009114800j:plain

 

 

平均グルコース値と標準偏差の両方とも、大きく改善しています。

9/30の平均グルコース値が151.4と高いのは、治療の初日でステロイドの影響がどのくらいなのかが分からず、ポンプの表示と実測併用で血糖変動をチェックしながり、1単位を基本に30〜60分おきにボーラしたからです。この実績を翌日の血糖コントロールに反映する、さらに2日の結果から3日目のインスリン注入を決める、を繰り返しました。いわゆる、PDCA(Plan計画 → Do実行 → Check評価 → Act改善)を回す考え方です。

 

 

今日の血糖コントロール

 

朝食の炭水化物は77g、インスリン13.5単位を食前にノーマルでボーラス。

食後のステロイド対応は、昨日の実績45%の結果(血糖値ピークが9:40で222、11時ちかくでグルコース値82→補食の炭水化物24gを摂取)を考慮して、朝食のインスリン単位の40%に決め、5.4単位(13.5×0.4=5.4)をボーラスしました。

9時すぎに、基礎レートを上げ忘れていたことに気づき、1単位を追加ボーラスしましたが、これは必要なかったようで、10時半にグルコース値139、3単位以上の残存インスリングルコース↓↓がポンプに表示されました。低血糖を防ぐため、クッキーなどで炭水化物23gの補食を行いました。

昼食前のグルコース値80。

 

昼食はカレー、病院食でカレーははじめての経験。カレー自体の炭水化物は大きくない(経験値15gで判断)が、後上がりするので、食後に2.5単位を追加ボーラスしました。

夕食直前は実測値で82でした。

 

ステロイド治療後の血糖値上昇は起きなかったと思いますが、カレーの後上がり対応でインスリンを増量したことと重なっているので、本当のところは良く分からない。

 

夕食の炭水化物は79g、通常の糖質比で計算したインスリン9.25単位をノーマルでボーラス。

食後、ステロイド対応として、11単位を注射器で入れました。この量は、昨日の実績1.4をベースに、1.2〜1.3が妥当かなと考え、少し弱気に1.2に決めまし(9.25×1.2=11.1)。

21時ころから、200前後を維持して、下がらないので、21時半に1単位をボーラスし、その直後、ちょっと少ないかなと思い直し、0.5単位を追加ました。この0.5が余分でした。

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