5週間ごとの受診サイクルなので、5月の受診はなく、今日が定期受診でした。
この5週間での変更は
- 基礎の調整
- 朝食後の高血糖対策
です。
その効果は・・・・A1cは前回と同じですが、今回の結果に満足しています。
変更で得られた効果は、
です。
基礎は、午前3~8時の基礎を調整(削減)しました(「基礎の調整と確認」)。
- 5/9 基礎レートを調整(0.425uの削減)
- 5/10 基礎レートを再調整(0.075uの削減)
- 5/11 朝食を抜いてグルコース変動をチェック → 午前8~12時;ほぼフラット
- 5/15 基礎レートを微調整(0.2uの削減)
起床時の血糖値(実測)は75~110mg/dLとなり、期待する範囲に収まっています。
朝食後の高血糖は、食事に関係していることが、5/11に行った絶食テストで確認できました(「基礎の調整と確認」)。この結果、朝食後の高血糖は、朝食の影響であることが分かり、食前ボーラス量を下表のように変更して、グルコース変動をチェックしました。5/18以降は、追加でボーラスする必要がなく、食前ボーラスと食事がバランスしています(詳細は「朝食後の高血糖対策」)。
糖質比に換算(下表の「実質の糖質比」の欄)すると、糖質量に比例していません。
|
糖質比 (g/u) |
追加 |
食前ボーラス |
実質の糖質比 (g/u) |
3/11まで |
7.7 |
なし |
7.7×カーボ |
7.7 |
3/12 ~ 5/3 |
7.7 |
1.0 u |
(7.7×カーボ)+1.0 |
6.7 ~ 7.2 |
5/4 ~ 5/17 |
7.7 |
1.5 u |
(7.7×カーボ)+1.5 |
6.5 ~ 6.9 |
5/18以降 |
7.7 |
2.0 u |
(7.7×カーボ)+2.0 |
5.8 ~ 6.5 |
これら2つの変更は、平均血糖値に対して、基礎の変更でアップ(マイナス効果)、朝食後の高血糖対策でダウン(プラス効果)の影響があるはずです。そのため、A1cに対するマイナスとプラスの効果で打ち消し合い、数値上の変化がないのだろうと考えています。
血管に優しい血糖コントロールを行うことを目指しています。今回の変更で、この目標に近づけたと考えています。