1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

CGMセンサの較正に失敗する

昨日、帰宅してすぐに血糖値を測ると、なんと45mg/dLの低血糖でした。こんな低い値は、数ヶ月ぶり。慌てて、補食しました。

こうなった原因は、ポンプのCGMセンサの較正に失敗し、ポンプの表示で判断していたためです。こんなことは久しぶりの出来事でした。

 

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上図は、昨日の12時から24時までの12時間のグルコース値(赤)とISIG値(青)です。16時ころから、赤と青の線が離れています。このタイミングで行った較正が原因です。

 

昨日の15時過ぎに較正するつもりで、SMBG測定すると193mg/dL、一方、ポンプのグルコース値は152mg/dLでした。「あれっ、こんなに違うはずがない」と思い、較正をパスしました。この約40分後、もう一度SMBGで測定すると137mg/dL、ポンプのグルコース値が125mg/dLだったので、問題ないと考え、較正しました。でも、この較正が失敗の原因でした。

 

15時過ぎのSMBG測定193mg/dLの前後に、0.7単位と0.5単位の合計1.2単位の補正をかけていました。この補正で打ったインスリンが効き始め、15時半ころから血糖値が下がり始め、較正したタイミングでは血糖値が下がり続けていました。上図で、15時半から16時過ぎまで、青の線(ISIG値)が下降しています。これで、血糖値が下がり続けていることが分かります。16時過ぎから上昇に転じているのは、仕事が終わり、飲み会に参加しているからです。

 

帰宅直後に血糖値が45mg/dLが分かり、ここでも較正しましたが、この時のポンプのグルコース値は80mg/dLでした。なんと、ダブルスコアの乖離でした。こんなに大きな乖離が出たのは、久しぶりと言うか、これまでほとんど経験していません。

帰宅途中、ポンプが表示するグルコース値で問題ないと考えていたのが甘かったですね。もちろん、時々、ISIG値も確認していましたが、これほどの低血糖になっているとは思いもしませんでした。アルコールが入っていたので、低血糖の自覚症状もないという、最悪の状態でした。

 

就寝前に、再びSMBGで測定しました。この時の血糖値が128mg/dL、ポンプのグルコース値が100mg/dLでした。ここで、再び、較正して、やっと、ポンプのグルコース値が正常に戻りました。

 

いつもは、血糖値が下がり続けている時は、較正しないように気をつけていますが、慣れてくると、こういうポカをしてしまいます。

 

SMBG測定は、起床直後、就寝1時間前に、必ず行うようにしています。このタイミングで、ポンプの較正を常に行っています。日中は、食事から1時間後の、血糖値が高い時に較正しています。この方法で行うと、1日の較正回数は、3~4回です。これで、ポンプのグルコース値の精度を維持できています(詳しくは、「上手な較正で、ポンプ/SAPのグルコース値の精度を上げる」に書きました。)。