1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

就寝中低血糖を回避する方法を考える

640Gを使い始めて2週間が経ちました。当初は、スマートガード機能により就寝中の低血糖を防げると期待しましたが、ポンプに依存しても解決できないことが分かりました。2週間の使用でたどり着いた結論は、

  • スマートガード機能は補助であり、この機能に依存しない(機能と自分の対応を組み合わせる)
  • 寝る前に、血糖値に応じて補食することが重要

です。

 

就寝中の血糖値を70mg/dL以上に維持することを目標に、試行錯誤していることをまとめます。

 

スマートガードの設定は、下記です。

 

午前3時から7時まで、一時停止をオフにする理由は、「640Gのスマートガード機能の調整」に書きました。 

 

6月27日23時から12時間のグルコース変動です。

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夕食から2時間半後のSMBG測定値が167mg/dLで、その後も上昇するので、0.7単位を追加打ちしました。この追加打ちで、眠前を130mg/dLにすることが目標です。ところが、0:20のSMBG測定値が87mg/dLとなり、予測とズレたので、炭水化物19g相当(クッキーなど)を補食しました。0:40~1:50まで、低グルコース前一時停止により基礎注入が停止し、起床時のSMBG測定値は108mg/dLでした。就寝中の最低値は73mg/dLで、問題なしです。

 

6月28日22時半から12時間のグルコース変動です。

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夕食4時間後のグルコース値が146mg/dLで、上昇中でした。アジフライとエビフライを食べたので、後上がりと考え、0.7単位を追加打ちしました。

サッカーWCの日本対ポーランド戦を見ながら、ハーフタイム(23:55)にSMBG測定すると133mg/dLでした。眠前の血糖値を130くらいを目標にしているので、これを維持できれば、と期待しましたが、そんなにうまくいくわけがなく、1:20のポンプ・グルコース値が104mg/dLだったので、炭水化物7グラム相当を補食し、基礎の注入を1.5時間停止させ、寝ました。起床時のSMBG測定値が87mg/dL、就寝中の最低値が78mg/dLでした。

 

一連の試行錯誤で気がついたことが3点あります。

 

1.眠前の血糖値目標を130mg/dLくらいに変更

以前は、120mg/dLを目標にしていましたが、少し引く過ぎたと反省し、眠前の目標を130mg/dLに変更しました。

 

2.補食するための炭水化物量の考え方が間違っていた。

これまでは、糖質比が9~10g/単位と、インスリン効果値が1単位に対して50~60mg/dLの2つの数値から、炭水化物10gを摂れば血糖値が約50mg/dL上がるものと考えていました。

ところが、事実はまったく異なり、補食した場合、炭水化物10gに対して、約20mg/dLの上昇するだけです。

  • 6/27の場合:19gの補食時77mg/dL→約1時間後114mg/dL(10gに対して約20mg/dL)
  • 6/28の場合:7gの補食時104mg/dL→約50分後116mg/dL(10gに対して約17mg/dL)

 これは、アクティブなインスリンが体内に残っていることが原因と思います。また、基礎の注入が続いていることも影響しているでしょう。

 

3.補食は1種類ではなく、複数の食べ物を組み合わせる

眠前の補食で摂るものは、クッキー(チョコレート付き)、ビスケット状のクッキー、豆乳コーヒー(カフェインレス)などを組み合わせています。豆乳コーヒーは、200mlの紙パックのものを、計量器で測り、必要量(1/3~1/2)を摂るようにしています。以前はチーズを就寝中の血糖値維持として補食していましたが、塩分があること、効果が分からない等の理由でやめました。

なお、ブドウ糖は、血糖値の持続時間が短いので、緊急時のみの利用で、普段はほとんど出番がありません。