早朝の低血糖を防ぐために、持効型インスリンをトレシーバからグラルギンへ変更されましたが、この変更はトラブルを起こしました。
新たに処方されたグラルギンを”朝打ち”に変えるために、前夜は持効型インスリンをスキップしたので、起床後の血糖値は326と高くなりました。これは想定どおりです。
起床後にグラルギン6単位(トレシーバと同単位)を打ち、朝食前にカーボカウントに対応するヒューマログを打ちましたが、食後3時間に352という高血糖。翌日も翌々日も、以前とは異なり、朝食から昼食前にかけて高血糖値でした。この原因がグラルギンにあると考え、私の体にグラルギンが合わないと感じました。
病院に電話して、状況を説明し、持効型インスリンをトレシーバに戻すことを相談しました。速やかに主治医の診察を受けることを条件に、私のリクエストに同意してくれました。その夜から、再びトレシーバに戻すと、血糖値は落ち着き、元の状態に戻りました。
翌週、主治医の診察を受けました。主治医は、私の説明(上図)を聞いた上で、グラルギンを止めトレシーバに戻すことを決めてくれました。同時に、朝の低血糖を減らすために、トレシーバを1単位減らし、5単位にするとの指示でした。
処方された持効型インスリンは、2015年8月に発売された「インスリン グラルギン BS 注ミリオペン『リリー』」で、日本初となるインスリン製剤のバイオシミラー(バイオ後続品)であることをWebで調べて知りました。この製剤は、発売以来、多数の患者に処方され、実績が多いようなので、私のケースは、特殊だったと考えています。