1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

インスリン/カーボ比を見つける

カーボカウントによるインスリン単位の調整を6回トライした後、主治医に結果を報告し、すべての食事に対してインスリン調整を行うことになりました。そのために、インスリン/カーボ比を検討しました。具体的な検討方法は、「かんたんカーボカウント」を参照しました。

 

「かんたんカーボカウント」の30ページに、「毎回の食事でインスリン/カーボ比を調べる方法」が掲載されています。この部分を引用します。 

 もっとも実際的な方法です。同じ人でも日によって違うことがありますので、何度も繰り返して検討してみてください。

 この方法のためには、測定前4時間以内に他の食事もインスリン注射もしていないという条件が必要です。食事前の血糖値をはかり、できれば80~200mg/dLぐらいのときを選びます。そして、炭水化物(g)のわかりやすい食事(食品成分表で炭水化物量のわかっているものや、主食だけで副食には炭水化物を含んでいないような食事をすると計算しやすいです)を食べます。速効型インスリンでは20分後に、超速効型インスリンでは直後に食事をしてください。そして、超速効型では食後3時間半後、速効型では5時間後の血糖値が食前血糖値に戻っていれば(食後血糖値=食前血糖値±50mg/dL程度)、インスリン量と食事のカーボ量は合っていたということになります。そのときの炭水化物(g)とインスリンの単位数からグラム/インスリン比が計算できます。

 血糖値上昇が大きければ、インスリン量は少なかったことになりますのでグラム/インスリン比を減らす、血糖値低下が大きければ、インスリン量は多かったことになります。このようにして、食事ごとに正しいグラム/インスリン比を導き出していきます。 

 

私は、自分の判断で、この方法を簡単にした内容で行いました。間食をしない、毎日ほほ同じ時間に食事していることを利用し、食前に測定した血糖値が次の食前の血糖値の±25の範囲になっている場合、インスリン量と食事のカーボ量が合っていると考えました。この方法で、5週間のデータを記録しました。

  f:id:taky5566:20171116223553j:plain

 

ところで、食材に含まれる炭水化物を正確に把握することは難しいためカーボカウントを厳密に行ってもあまり意味がないこと、ペン型のインスリン(ヒューマログ)を使っているため1単位以下の指定をできないことから、インスリン/カーボ比をきちんと計算してもあまり意味がないことに気がつきました。そして、カーボ量1に対し、インスリン単位を1+αで決めるようにしました。αは0.5~1単位の範囲で変動(カーボ量の合計が5.5であれば、インスリンを6単位とし、カーボ量が9.0であれば10単位)としました。このインスリン/カーボ比を用いて、インスリンの調整を行うことにしました。

 

この値は、ポンプを導入するまで使いました。

 

カーボカウントした結果が合わず、低血糖になることが時々あるけど、それはやむを得ないことと思っています。今日も、お昼を外食し、カーボカウントしてポンプでボーラスしましたが、2時間ほどして血糖値が60になったので、持ち歩いているキャンデーを口に入れて、しのぎました。常に、補食用の食料をバッグに入れています。