1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

CGMセンサは最初の24時間が関門?

これまでに、「センサ使用開始時のグルコース値不安定を防ぐ(1)」と「センサ・グルコース値の誤差を減らす」で『新しいエンライト・センサを使い始める時は、半日以上前にセンサを留置することで、使用開始直後の不安定(誤差)が減る』と書きました。これが通用しない場合が時々起きます。センサの個数でみると、10~20個に1回くらい(超感覚的な数字)起きています。

今、使っているセンサで、このトラブルが起きました。かなり久しぶりです。

 

使用中のセンサは、4日目です。1/29の夕方に留置して、約15時間後(翌朝)に使い始めました。ところが、その夜の就寝中(使用開始から約14時間後くらいから)、センサ・グルコース値が低くなり、低血糖のアラームが鳴りました。就寝前に血糖値を測り、130mg/dLに上がるように補食をしてから寝たので、低血糖になるはずがない。何度も”アラームが鳴る → 夢うつつで止める”を繰り返しましたが、朝6時ころにやっと起き上がり、実測すると92mg/dL(下図の最初の青い丸)。その時のセンサ・グルコース値は49mg/dlでした。ISIG値は14.88という低い値で、センサが不安定(異常に引低い値)になっていました。

下図(1/31のグルコース変動)のオレンジ色の矢印が不安定になっていた時間帯です。

起床直後のSMBGは90mg/dL(下図の2番目の青い丸)、その時のセンサ・グルコース値は66mg/dL、ISIG値は16.50でした。

これらの実測値で較正しても読み取り値が回復する訳ではないし、センサ・グルコースの計算に悪影響になるから、較正しません。

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朝食から1時間以上あとの血糖値が高い時に較正しました。これ以降は、センサの寄り鶏が正常に回復して、センサ・グルコース値と実測の乖離は無くなりました。

 

今回のことは、センサを使い始めてから3時間後くらいに兆候がありました。下図はその時(1/30)のグルコース変動です。オレンジ色の矢印の時間帯のグルコースが実際よりも低くなっています。

昼食でラーメンを食べ、それから約1時間後のSMBG実測が141mg/dLに対して、センサグルコース値は116mg/dLでした。もちろん、この時も較正していません(初回較正から6時間後まで較正しない、との自分ルール)。

 

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センサを使い始めから24時間にセンサの読み取り値が不安定になるトラブルは、経験で、較正の回数を最低限に抑え、時間が経つの待つ、で対応するようにしています。

そして、その間は、血糖値を把握するために、SMBGの回数を増やすようにしています。