780Gを1年8ヵ月使用して、初めて『推奨血糖値』メッセージが表示された。海外のFacebookで、このメッセージが表示された際の対応について、ときどき指摘されている。
目次
『推奨血糖値』メッセージが出現した状況
グルコース値が高い状態が続く(なかなか下がらない)、自動補正が行われない、などがあると、ホーム画面で”下へ(∨)”ボタンを推し、ボーラス画面を表示させることを習慣にしている(理由は後述)。

先日、Apple Watchにグルコース値が表示されていないのに気づき、ポンプを確認するとセンサとの通信が切れていた。
いつもの手順でボーラス画面を表示させると『推奨血糖値』が現れた。グルコース値が160mg/dL台が一時間以上続いていたので、もしや「あれかな?」と考えた。

このときのグルコース変動↓

17:30ころから約15分間、センサとの通信が切れていた。ポンプをセンサに近づけると、センサとの通信が回復。

グルコース値の表示が回復した直後、自動補正が働き、0.5uが注入された。

メニュー画面で”下へ(∨)”ボタンを推してボーラス画面を再確認。

『推奨血糖値』が消え、グルコース値が表示されているので、問題ない。
念のため血糖値を測定。実測値169mg/dLで較正(センサ2日目)。15分後のグルコース値168mg/dLで乖離なし。

『推奨血糖値』メッセージはどのような場合に表示される?
この『推奨血糖値』は分かり難い日本語である。英語から翻訳しているので、こうなるのだろう。
システムユーザガイド(P.174)↓

英語版の同マニュアル↓

"BG recommended"が『推奨血糖値』と訳されている。これは『血糖値入力を推奨』との意味。
このメッセージは、血糖値(実測値)またはセンサグルコース値がないため、自動補正ボーラスを計算できない場合に表示される。
今回は、センサとの通信が切れたことが原因で問題がなかったが、別な状況(⇒『注』で記述されている場合)であれば、状況が異なる。
自動補正がMax outした場合、『推奨血糖値』の表示
自動補正が"Max out"になる(限界値まで自動補正ボーラスが行われる)と、自動補正が停止し、ボーラス画面に『推奨血糖値』メッセージが表示される。
システムユーザガイドの『推奨血糖値』の”注”で記された箇所が重要だが、説明が不十分!
英語版マニュアルの記述から意訳:
ホーム画面にセンサグルコース値が表示されている場合でも、ポンプがセンサグルコース値から自動補正ボーラスを計算するのが不適切と判断すると、ボーラス画面に『推奨血糖値』メッセージが表示される。自動補正ボーラスの再開のために血糖値を入力する。
Kethy Leppert (FacebookのPrivate Group:Medtronic 670G, 770G, 780G Support Groupの管理者)は、次のように述べている。
Auto corrections (in smartguard) max out and stop only when you reach a percentage of your total daily dose (I think 7.5%?) in 45 minutes.
45分間の自動補正ボーラス量がTDD(1日のインスリン総量)の一定割合(私の記憶では7.5%)に達するとmax outになり、自動補正が停止する。
血糖値が高く、自動補正ボーラスが連続して行われても血糖値が下がらないような場合、自動補正がmax outで停止する可能性があるので、ときどきポンプの状態をチェックする必要がある。
私は、ホーム画面で”下へ(∨)”ボタンを推してボーラス画面に移り
- 左肩にグルコース値が表示される、あるいは他のメッセージが表示される
- ボーラス量が表示される

をルーチンで行っている。
まとめ
自動補正ボーラスがMx outで停止する条件はどこにも記載されていない(自動補正がMax outで停止する記述はどこにもなく、前述のシステムユーザガイドの注書きのみ)。
Kathy Leppertの説明どおりであれば、45分間でTDDの7.5%の自動ボーラスが行われると停止することになる。私のTDDは35~40くらいなので、35✕7.5%=2.63に達すると停止する。15分間で2単位前後の自動補正ボーラスが入る場合があるから、高血糖時にMax outの状態になっていないかを注意する必要がある。