今日は受診日、6週間おきの通院にしているが、時間が経つのが速い。今回は、新しい主治医の2回目の受診であり、770Gの移行スケジュールを決めることになっている。
770G
診察前にポンプのデータをパソコンへアップロードしながら担当の看護師さんと話し合い、770Gへ移行する日を調整。私の希望日、主治医の診察予約状況、メドトロニックの担当者が可能な日時をすりあわせ、6/23(木)午後と決まりました。
私からは、その日に640Gから770Gの切替を行うのではなく、770Gを自宅に持ち帰り、自分の都合に合わせて切り換えたいとリクエストしました。
理由は
- 新しいセンサを使用開始の半日前に上腕裏に留置する(Cold marinate)
- 770Gの使用開始と同時にNightscoutを変更する
を行いたいから。特に、半日前にセンサ留置が大事と考えています。
770Gでは、センサ読み取り(ISIG値)が不安定になると、6時間ごとの較正要求(『2→6→12→12・・』が『2→6→6→6・・』)になることがある(海外FaceBook:Medtronic 670G, 770G, 780G Support Groupの情報)。
それを避けるには
- センサを上腕裏に留置する(腹部に留置すると電極が体内で動きISIGが不安定になる可能性がある)
- センサを事前留置して間質液に馴染ませる
で効果があるようです。
なお、この問題(6時間ごとの較正)は、センサの使い始めの12~24時間に起きるだけではなく、5日目や6日目にもセンサ読み取り値(ISIG値)が乱れた場合にも起き、それが改善されないとポンプはセンサ不良と判断して、強制的にセンサ交換を求めるとのこと。ただ、この原因は幾つかあり、単純ではない(海外FBの情報)。
770Gは、センサのグルコース値に基づいて自動ベーサルでインスリンが注入するので、センサが不安定と想定される場合、較正間隔を短くしたり、センサ交換を求めるなどの安全機能がポンプのアルゴリズムに組み込まれている、と考えればこの問題に納得できます(ポンプ説明書にこれについての記載はないこれについて、ポンプ説明書は簡単に述べているだけで不十分に感じる)。
海外FBの情報を元に、次の記事で「770Gの”要血糖値”と”要較正”について」を書くつもりです(5/23 追記)。
診察内容
HbA1cは-0.2で6.1%でした。前回より少し悪くなると予想していたので、ちょっと意外でした。
前回の診察時、主治医から起床直後の低血糖が多い(6週間で6回)と指摘を受けたので、改善する努力をした。その結果、70mg/dL以下(実測)になったのは6週間で2回に減らせた。取り組んだことは、眠前の実測値に従って、低ければ脂質が多めのクッキーを補食。この結果、就寝中の平均グルコース値が高くなったはずで、それがHbA1cが悪化すると予想した理由です。
70mg/dL以下の割合が前回の1.6%から0.6%に減少したことが、平均グルコース値を122から125に3ポイントの押し上げにつながったはず。このことからもHbA1cが悪化すると考えました。
一方、180mg/dL以上の高血糖の割合が7.2%から6.9%に減少している。低血糖と高血糖の割合が減ったことで、標準偏差が35から34の改善につながったと思っている。
血糖値の平均値を下げることよりも、振れ幅を小さくする(標準偏差を減らす)ことがHbA1cにより影響するのかもしれない。
私の血糖コントロールの目標は、HbA1cを下げることではなく、血糖値の変動を少なくして血管への影響を少なくすることです。
血糖値の振れ幅を小さくするために行っていることは
- ポンプの低血糖予測アラームが鳴ったら、グルコール値(具体的にはISIG値)の変動割合をチェックし、残存インスリンの単位数に応じて補食する
- 補食する際は、ブドウ糖などのGI値が高いものと、クッキーなどのGI値が低く脂質を含んでいるものを混ぜて摂る
- 200mg/dLを超えたらインスリンが足りていないと考え、基本的に無条件に追加ボーラスする(インスリン作用発現時間と消化吸収時間が合っているとの前提)
です。
新しい主治医の診察を受けるのは、今日で2回目。前回は初対面だったので、少し距離感がありましたが、今日は、かなり打ち解けて話しができた。
いろいろと状況を確認してくれ、私の希望を言うと受け入れてくれるので、とても助かる。2回目で、相互の信頼感が高まったように思います。
6週間の変動
TIR
Glucose Percentile report
Weekly success
Week-to-week
Hourly stats