1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

私の新型コロナウイルス対策

新型コロナウイルス(covid-19)の先行きが見えず、落ち着かない日々です。基礎疾患があるので、感染予防には人一倍注意しています。その内容が十分なのか分かりませんが、いろいろ工夫しながら、予防対策をしています。

 

3年ほど前の劇症1型を発症時、主治医から「あなたはこの病気に罹ったことで免疫力が低下している。風邪などをひかないように気をつけてください」と言われました。

 

1型になると免疫力が低下する理由は、国立国際医療研究センター・糖尿病情報センターの「ホームページ」の「糖尿病と感染症のはなし」に説明があります。

そこから一部を引用。 

糖尿病の人はどうして感染症にかかりやすいの?

糖尿病をお持ちの方は、血糖値が高くなることで白血球や免疫に関わる細胞の機能が低下し(例えば殺菌能の低下など)、病原菌と十分に戦えない状態になることがあります。

 

感染症を予防するには、どうすればいいの?

感染症を未然に防ぐためには、血糖値をできるだけ正常に保つことが大切です。 

 

『血糖値が高くなることで白血球や免疫に関わる細胞の機能の低下』を減らすために、『血糖値をできるだけ正常に保つ』とありますが、これはHbA1cの数値を改善するというよりも、高血糖を減らすことだと思います(もちろん、HbA1c高血糖の頻度は無関係ではない)。では、血糖値がどのくらい高くなると感染リスクが増えるのかが疑問になりますね。これについて、さっぽろ山畠内科・糖尿病クリニックの先生がTwitterで投稿しています(「ツイート」)。

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『180mg/dLを超えると殺菌能が低下する』とありますが、血糖値を180mg/dL以下に保つことが不可能なので、自分の免疫力が健常者よりも低いことを再認識です。

 

発症して入院している時、担当の看護師さんから「感染予防は、マスクをするよりも手洗いが一番」と教えられたので、それ以来、手洗いをきちんと行うようにしています。発症前は、毎シーズン1~2回風邪をひき、かかりつけ医のお世話になっていましたが、発症後は、風邪をひいていないので、間違いなく手洗いの効果がでています。

 

数日前に、ナショナル・ジオグラフィックが「手洗いの大切さ、発見したが報われなかった不遇の天才医師」という記事を配信しています。この記事は、1847年にオーストリアのウィーン総合病院に勤務していた医師ゼンメルワイスが2つの産科病棟における新生児の死亡率の違いから、手洗いの効果を発見した経緯を紹介し、『手洗いの大切さ』を述べています。以下はこの記事からの引用です。

正しい手の洗い方

疾病対策センター(CDC)は、感染症の拡大防止のために以下のようなガイドラインを定めている。

1.流水で手をぬらし、せっけんを付ける。水温やせっけんの種類(抗菌タイプか否か)は、除去される病原体の数に影響しない。

2.手をこすり合わせ、せっけんを泡立てる。摩擦によって、より多くの病原体が除去される。

3.少なくとも20秒間、手を洗う。「ハッピー・バースデー」の歌を2回歌えるくらいの長さだ。

4.きれいな流水で手を完全にすすぐ。CDCによれば、ペーパータオルを使って蛇口を閉めることが感染症予防に役立つという証拠はない。

5.清潔なタオルで手を拭くか、自然乾燥させる。

 

前置きが長くなりましたが、私が行っている感染対策は、以下です。

  • 帰宅したら、真っ先に手を洗う
  • 食事前に、必ず手を洗う(自宅でも外出先でも)
  • 外出時、トイレからでる時に、ドア・ノブに触らない(ドアノブの形で、いろいろ工夫)
  • 外出時、トイレのウォシュレットを使わない(糞口感染の元)
  • 外出時、トイレのエア・タオルを使わない(エア・タイルは細菌をまき散らすので、感染源が周囲に漂っている可能性大)
  • トイレの便器の蓋を閉じてから水を流す(微細な水滴の飛散防止)
  • ドアを開ける場合、レバーであれば肘を使う、回転ノブであれば他の人の後に続くようにする、などの工夫をする

 

ここから下は、新型コロナウイルスが問題になってからの追加です。

  • エレベータのボタンは指先で押さず、指をコの字に曲げて関節で押す
  • 電車内でつり革と手摺りを持たないようにする
  • エスカレーターのベルトに触れない
  • タッチパネル(駅、銀行など)は指で押さずに、指を曲げて関節で押す
  • 定期的に、スマホをアルコール綿で消毒する(スマホの裏表・全体)
  • 食事中はスマホに触らない

 

厚労省の「新型コロナウイルスに関するQ&A」の問15の(6)に「物に付着したウイルスはしばらく生存します。ドアの取っ手やノブ、ベッド柵など共有部分は、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。」との記載があります。

iPS細胞の山中伸弥先生も「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」の中で「新型コロナウイルスは、プラスティックやステンレスの表面では1日以上、生存した。」(詳細は、ここ)と述べています。

スマホは、常に持ち歩き、電車内やいろいろな場所で使うので、ウイルスが付着する可能性があります。アルコール綿でスマホの表面を拭き取って消毒しています。

 

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人混みを避けるようにしていますが、そうは言っても人混みを避けられない場合はマスクをしています。