1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

2月の受診結果

先週の木曜日(20日)が通院日でした。

今回は年1回の検査を受け、内容は

  • 大動脈脈波速度(脈波伝搬速度/足関節上腕血圧比)
  • 頸動脈超音波検査
  • CT検査(胸部から骨盤腔)
  • 心臓エコー

の4つです。

 

CT検査は、ポンプを外してトランスミッタをつけたまま、機内モード(Airplane Mode)に切り換えて、検査ベッドに横になりました。すると、CT撮像が始まる前に、機械が動き体全体が簡易スキャンされた後、検査技師が現れ「腰に何かつけていない?」と言われました。『インスリンポンプのセンサです』と答えたら、そのままOKで、CT検査が行われました。毎年、同じようにしているのですが、確認されたのは今回が初めてです。

 

血管年齢は実年齢よりも10歳ほど若いとの結果なので、うれしい。でも、頸動脈のプラークが少し成長していたので、薬を服用することになりました。主治医は「プラークが大きくなるのは、血管全体にコレステロールが増えていることになる」との説明。この部分の結果は、毎年、気になっています。

 

A1cは若干の改善です。

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血糖コントロールを改善する(高血糖低血糖を減らす)ために、次の2つを行っています。

  1. 朝食後の高血糖を減らす
  2. 脂質の後上がりを無くす

 

朝食後に、250~300mg/dLの高血糖になることが多かったので、これを減らすために、

  • 朝食のカーボカウントを少し多めにカウントする(食事の内容によって調整)
  • センサの較正を兼ねて、朝食から1時間後くらいに実測する
  • 実測が210~220mg/dLくらいの時は1単位、220を超え230くらいであれば2単位をボーラスする
  • 実測が200以下でも、ISIG値の履歴を見て、もっと上がると予想される場合は1単位をボーラスする
  • 実測後のセンサ・グルコースが230mg/dLを超えたら、さらに1単位をボーラスする
  • 血糖値が高い時、都合がつけば歩くようにする(有酸素運動ウォーキング)

を行っています。

 

『血糖値を高くしてしまうと、簡単に下がらないので、上がる前に追加ボーラスする』との考えです。追加ボーラスしたことが『ハズレ』で、結果、低血糖に向かうこともあります。その場合は、早い時点(130mg/dLくらい)で基礎を止める、それでも下がり続ける場合、100mg/dLを切る前に補食するようにしています。もちろん、常にポンプの画面を見ている訳ではないので、低血糖に向かっていることを見逃してしまう場合もありますが、その場合でもポンプのアラートで対応できるので、概ね、これで大丈夫です。

 

ポンプに表示されるグルコース値の精度が重要になりますが。較正のコツを把握しているので、実測とのズレが少ないので、問題なし、です。

 

発症してから2年ほど、一生懸命、『摂った炭水化物の量とインスリンがバランスする(追加ボーラスと補食を減らす)』を追求しましたが、今は、そんな努力は無駄と気がつき、割り切って『上がりそうな時は上がる前にボーラスする、下がったら基礎を止める、それでも下がる時は補食する』と決めています。

 

脂質の後上がりは、食事の内容で、ある程度後上がりが予測できるので、食後に追加ボーラスをしています。例えば、ラーメンを食べたら1単位、カレーライスの時は1.5単位、天ぷらを食べると2単位、とんかつは2~3単位、という感じで、追加ボーラスします。実際の追加する単位数は、食事の内容で決めます。例えば、天ぷらを食べても、量、天ぷら油の種類(食べた時の感触で判断)で異なるので、食後に、どのくらい追加するかを決めます。

もちろん、これがハズレることもある(多い)ので、その場合は、基礎を止める、補食する、で対応します。

ただ、この方法の欠点は、その時の状況で、追加ボーラスすることを忘れてしまうことです。そういう失敗も経験で、それを繰り返していると、注意するようになり、段々とルーチン化して身につきますね。

 

こんな対応で、高血糖低血糖が減りました。

 

私は『失敗を恐れない』『失敗から学ぶ』が大事と考えています。そのために、常にメモ帳(Sugar Diary)を持ち歩き、何を食べたのか、などを記録しています。