退院してから1週間。
退院後も突発性難聴による耳鳴りが断続的にありましたが、昨日あたりから減り、今日は、ほとんど感じない状態になりました。
退院後の血糖値には、2つの変化がありました。
一つは、前記事「朝食後の血糖値を改善する」に書いた、朝食後の高血糖が無くなりました。これは、入院中の血糖コントールで学んだことの応用です。
血糖値が高くなる原因は
と考えられます。朝食後の高血糖を減らすために、糖質比を変えたりなど、いろいろなことを試しきました。朝食の糖質比を、7.7g/u(3月まで)→7.0g/u(4月)→6.7g/u(5~6月)→6.4g/u(7~8月)→5.7g/u(9月から)と変えてきた結果、昼食前に血糖値が安定するようになっているので、インスリンが足りない可能性は低い。インスリンが作用するタイミングと消化するタイミングが合っていないのだろう、との考えに至りました。そして、次の2点を行い、改善できました。
- デュアルボーラスをやめ、ノーマルでボーラスする
- ボーラス開始から20分後に食事を始める
7日間のうち、6回は200以内に収まり、200を超えたのは1回だけ(→この原因はインスリンの作用ピークと食べたものが消化・吸収されるピークがズレたため、と推測)。
入院前(9/23~29)と退院後(10/9~15)の7日間について、80~180mg/dLのTime In Rangeは、入院前の83.5%から退院後の91%に改善しました。
9月23日~29日の7日間
10月9日~15日の7日間
もう一つは、明け方に血糖値が高くなる、という変化です。
早朝に目があき、ポンプをチェックする習慣があります。退院後、早朝のグルコース値が高いため、補正ボーラスをしました。それでも、起床時の実測は入院前よりも高い。
- 10/09 6:10 152 → 1単位を補正 → 起床時実測 124
- 10/10 5:40 127 → 0.5単位を補正 → 起床時実測 114
- 10/11 4:15 120 → 0.5単位を補正 → 起床時実測 124
- 10/12 6:00 121 → 0.5単位を補正 → 起床時実測 133
- 10/13 5:40 149 → 1単位を補正 → 起床時実測 158
ステロイドの影響は消えているはず、でも起床時の血糖値が高い、不思議。
基礎レートの調整が必要と考え、午前3時半から7時までの基礎レートを合計で約0.7単位増やしました(下図)。
この変更で、就寝中の血糖値がほぼフラットに戻り、起床直後の実測が、10/14は93、10/15は95となりました。この状態が維持できれば良いですが、多分、この変化は一過性と思うので、今後の推移を見守る必要がありそう。
血糖値以外の変化。
体重が減りました。入院前に比べ約2㎏減っています。入院中は、食事量を少な目(ご飯160g)にしていました。体力維持のために毎日4000~6000歩の運動(病棟の廊下を歩き、B1~7Fの階段を3~4往復)もしました。
退院後は元の生活に戻りましたが、生活面の違いはビールを控えていることです。次回の耳鼻科の診察までの2週間、アルコールの摂取を止められているためです。恐らく、これが原因でしょう。
退院日の朝、SAPセンサが2クールの6日目に達して、センサ交換でした。いつもは尻に留置しますが、自分でオーバーテープを貼ることができないので、1日前にお腹に留置しました。5日目の12日から、時々ISIG値が不安定になり、6日目の昨日(13日)の夜は、下図のように読み取り値が凸凹になっています。体の動きでセンサの電極が影響を受けている可能性があると思い、2クール目の使用を諦めました。13日の朝、新しいセンサを尻に留置し、1日おいて14日の朝、切り換えました。