入院5日目、9日間の治療期間の折り返し点。あと4日、多分、あっという間に終わるだろう。今回の入院は、ステロイド治療を通じて、自分の体とインスリンの関係を把握できる、またとないチャンスだと思っている。転んでもタダでは起きないとの考えです。
毎日のブログ更新は、自分の考えを整理するためと、その日に経験したことを記録に残すためです。
今日は血糖コントロールの実験をしました。それは後半で。
朝食の炭水化物は93g、15.75単位をノーマルで食前ボーラス。食べ終わってから、ステロイド対応として、15.75に50%かけた7.9をノーマルで追加ボーラスした。
9:47にポンプのグルコース表示が270、昨日までの70%だったステロイド対応を50%にしたことで血糖値が上がったと早合点し、2単位を追加ボーラスした。直後に実測すると240だったので、これは大失敗。しばらく経ったから、クッキーなど38gを摂って、低血糖を回避した。
ステロイド点滴はプレドニン 60mg、当初から40%減です。今日が日曜日のせいか、いつもより早い9時半から開始で、ありがたい。
昼食のインスリンは増量なしの普段どおりで、問題なし。
夕方4時ころに起きる、ステロイドによる血糖値上昇、今日は起きなかった。ステロイドの減量が効いているのだろう。
ここから本題の実験内容と結果です。
この4日間の状態は
これらから、血糖値上昇とインスリン供給のタイミングが合っていないと推測できる。この推測から、インスリンが作用するタイミングが遅れていることに原因である、と気づきました。インスリンを射つタイミングをもっと早くし、30分や1時間ごとに1〜2単位ボーラスするのを止めて一度に全量を射つことで改善できると考えました。
これを実現するためには、ポンプの弱点がネックになります。ポンプは、インスリンを注入するのに時間がかかる、例えば、15単位のボーラスに10分以上かかります。急速ボーラスを使えば、ある程度短縮できるが、この機能は注入遮断が起きる場合があるので、使用したくない。仮に、注入遮断の問題が解決したとしても、ペンを使った場合のスピードには全く及ばない。
ポンプの故障に備えて、マイジェクターというインスリン専用注射器を、下図ようにして常時携帯しています(白いケースは無印良品で購入)。これで、ステロイド対応分のインスリンを射つことにしました。
使用中のリザーバ残量が少なくなっていたので、夕食前に交換し、外したリザーバに残っているインスリンを注射器で吸い出しました。
夕食のご飯🍚は160gと決まっているので、夕食が運ばれる時間を見計らって、6.9単位をノーマルでボーラス。食事が届いてから副食をカウント、炭水化物18g→2.1単位ボーラス。合計9単位。
ステロイド対応は、9単位の1.5とした。昨日までの実績は、初日が0.9、2日目が1.4、3日目が1.6、昨日が1.8でした。これらの実績と、今回の状況(前倒しで射つ場合は、血糖値の後追いで射つ場合よりも少ないインスリン量でOK←経験で得た知識)から、今日は1.5と決め、9×1.5=13.5単位とした。
18時半に食べ終わり、15分待って、マイジェクターで13.5単位を注射しました。インスリン注入にかかった時間は15秒くらい、超短時間です。
今回のインスリン注入を整理:
- 18:03 ポンプで6.9u ノーマルボーラス(ご飯160g)
- 18:15 ポンプで2.1u. ノーマルボーラス(副食)
- 18:45. マイジェクターで13.5u 注射(ステロイドによる影響への対応)
短時間で合計22.5単位を体内に入れたので、低血糖の恐れもあるので、実測とCGMグルコース値を頻繁にチェックしました。
インスリン注入が3回でカバーできています。昨日までと比べ、大幅減になり、『血糖値チェック→ボーラスするか否かを考える→追加ボーラス』の気苦労から解放されます。もちろん、インスリンを想定し、事前に射つことのリスクがあるので、これを安易に行えるものではないでしょう。
結果は、成功。血糖値のピークは230で、すぐに230から下がり始め、緩やかに下降あて、夕食から4時間後の22時15分にSMBGで94まで下がりました。まだ体内に残存インスリンがあるため、ブドウ糖8gを補食しました。
今、日付が変わったところで、実測値91です。軽く補食して寝ます。