1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

血糖値コントロール、3つの変更

最近、血糖値コントロールのために変更したことがあるので、それをまとめます。

 

私はインスリン分泌がゼロなので、食事や体調の変化に応じて、手動でインスリンを供給するしかないし、毎日の上がり下がりも大きい。ポンプ/SAPを使っているので、基礎インスリンは、自分の生活のリズムに合わせて調整しています。でも、食事の内容や体調の変化に合わせて注入する、ボーラスの単位数を決めるのはかなり難しいのが実情で、血糖値の変動が70~200mg/dLになることを目指して試行錯誤を繰り返しています。時々、この範囲を越えることがありますが、最近は、この範囲に収まることが多くなっています。

 

例えば、下図は今日のグルコース変動です。

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山が4つありますが、1日を通して、70~180mg/dLの範囲でした。これはちょっと珍しい。最初の山は朝食後の上昇、2つ目の山は昼食後の上昇、3つ目の山は夕食後の上昇(夜の外出前に早めに夕食を摂る)、4つ目の山は夕食後3~4時間でいつも現れる上昇です。

 

最近、変更したことは、次の3点です。

 

1.カーボカウントの変更

以前は、例えば、野菜サラダのカウントをゼロにしていましたが、ドレッシングの炭水化物を計算しています。フライやカツを食べるときにかけるソースもカウントします。ドレッシングやソースなどの炭水化物は無視できない量なので、カウントするように変更しました。ただ、細かくカウントしているわけではなく、えいやっ!と決める感じです。

今日の夕食の豚の生姜焼きは、キャベツのソースを少しかけ、生姜焼きのタレもあるので、炭水化物を8gとしました。

こんな感じで、以同じ食事内容を比べた場合、以前よりもカウントするカーボ量を増やしています。これが結果として精度が上がっている(?)のかもしれません。

ただ、カウントするカーボ量が増える→インスリン増→血糖値が抑えられる→低血糖の頻度が増える→補食で対応、の課題があります。

 

2.食事の10~12分まえにボーラスする

以前は食事の15分前にインスリンを注入していましたが、あるとき、10分くらいで食べると調子が良かったので、今は10~12分前を目安に、ポンプからボーラスしています。ポンプのボーラス注入速度は、「急速」の使用を止め、「標準」で注入しています(急速で注入すると注入遮断が起きる)。この数分の差が血糖値の上昇を抑える効果があると感じています。食事の何分前にインスリンを打つかは、個人差もあるので試してみる価値があると思います。

 

3.食事に脂質が多い時は、スクエアを併用する

脂質が多いと後上がりします。これまでは、ポンプに表示されるグルコース値を見て、血糖値が上がってから追加打ちで対応していました。これを、食後すぐに、脂質の対応分として追加インスリンをスクエアでボーラスするようにしています。何単位をどのくらいの時間で注入するかは、かなり悩ましいですが、食べた時の感触を判断材料に、えいやっと決めています。基本は1~2単位を2~3時間かけて、ボーラスするようにしています。

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これは、昨日のグルコース変動ですが、朝食にメンチカツを食べました。以前、同じメンチカツを食べた時、2時間後くらいにかなりの高血糖になった経験から、朝食30分後に1.5単位を2時間のスクエアでボーラスしました。朝食の2時間後に220mg/dLちかくまで上がり、昼前には80mg/dLに下がったので、予測が当たりました。

昼食が鶏天タルタル・ソースで、多量の脂質がありました。1.5単位にするか2単位にするか迷いましたが、ちょっと気弱(低血糖を心配した)になり、1.5単位を2時間のスクエアでボーラスしました。これが外れで、食事から3~4時後で150前後の高原状態が続いたので、2回に分けて、0.5単位と0.3単位を追加打ちしました。1.5単位ではなく、2単位をボーラスしていたら、ドンピシャだったと思います。

22時ころの高い山は、夕食後に一旦下がったものが、再び上がるという、いつものパターンですが、この日は少し高すぎで、ピークは190mg/dLでした。

 

こんな感じですが、終わりのない試行錯誤の繰り返しが避けられず、時々、嫌になる時もあります。でも、考えることをやめるのは、結局現状逃避にしかならないと思うので、自分を鼓舞して続けるしかないですね。