前記事「770Gセーフ基礎注入に課題が・・・」で書いた、就寝中にセーフ基礎レートに入る問題はマニュアルモードを使うことで解決。
朝起きてから寝るまではオートモードで使い、寝る直前にマニュアルモードに切り換えることにした。
この使い方で、食事で摂った糖質はカーボカウントでボーラス、脂質やタンパク質による変動は補正ボーラスを行い、それ以外は基本的にオートモードに委ねる。就寝中の午前3時過ぎに曉現象で血糖値が確実に上がるのは、マニュアルモードで、設定した基礎レートで対応する。オートモードとマニュアルモードの良い面を生かせる。
夕食の影響と基礎の変動部分で上がるようで、毎日21~22時ころから血糖値が上がる(上がり幅は日々異なる)。これはオートモードに任せる。
昨晩は22時からじわじわと上昇したが、連続的なオート基礎注入でコントロールできた。
血糖値が下降に転じたのを確認して、午前0:46にマニュアルモードに切り換えた。
6時すぎに起き、すぐにポンプをチェックし、オートモードをONに戻した。
「要血糖値」が表示され、センサグルコース値88を入力。これで、オートモードが再びスタート。
就寝中に一番低いグルコース値は87で、ほぼフラッタ。
いつも寝るのは1時ころなので、このやり方は苦にならない。
ポンプに煩わされない、静かな夜を過ごせた。
起床して動き出すと、食事を摂ってなくても血糖値が上がり始める。
オートモードが自動的に基礎注入を行い、グルコース値を追うようにインスリン注入が行われている。
オートモードはポンプが勝手に注入して血糖値をコントロールしてくれるので便利だが、デメリットはインスリンが何単位注入され、残存インスリンとしてどのくらい残っているのかを把握できないこと。でも、これは、そんなことを気にせず生活することが目標でありメリットかも知れないが。
細かなコントロールを行って、自分の考える方向を目指したい場合は、770Gオートモードの利用では達成できないと思う。その場合は、オートとマニュアルを状況(環境)に応じて使い分けることで解決できる可能性がある。