木曜日(9/9)が受診日でした。
HbA1cは少し下がっていると予想していましたが、-0.4%の6%、ちょっとビックリ。
こうなった理由は2つあると考えています。特に、1の影響が大きいはず。
- 就寝中(午前4~6時)の血糖値上昇を減らした
- 200を超えそうな場合、上がる前にボーラスしている
就寝中の午前4~6時に血糖値が高くなる、という状況が度々起きていました(下図)。
目が覚めて気づいた時は補正する、を行っていましたが、上がった後の追いボーラスになるので、起床時の実測が120~140、悪いときは160~170になりました。
基礎レートが合っていないのかなと思いましたが、血糖値の変動に規則性がなく、基礎レートの対応では無理と判断。
2週間ほどデータを観察して、眠前の補食と一時基礎の設定が原因かも、と気づきました。起床後の血糖値を100~110にするために、①眠前に少し多めに補食した、②午前3時半ないし午前4時まで基礎レートを40~50%で設定した、の影響で、午前4時くらいからリバウンドで血糖値が上がったようです。
眠前の対応を変えました。
- 実測して血糖値を確認してから補食するかどうかを決める
- 補食する場合、血糖値に応じて、補食する食べ物(ブドウ糖のみ、脂質の多いもの、チーズとの組合わせ、など)と量(炭水化物が5~10g)をきちんと決める
- ISIG値が変化する割合に応じて一時基礎でどのくらい減らすかを決める
- 一時基礎の設定は午前3時までとして、それ以降は標準設定にする
- 午前3~4時ころにトイレで目があくことが多いので、その時のグルコース値が低ければ、一時基礎で基礎レートを減らす
これで就寝中の高血糖が大幅に減りました。
就寝中の血糖コントロールがHbA1cに大きく影響することを実感する出来事でした。
就寝中の血糖値を低めにするとHbA1cが良くなることは、以前から感じていましたが、正直言って、これほど大きとは思わなかった。
主治医から「起床時に血糖値が61の時があるので、避けて欲しい」と指摘を受けました。私は、ある程度の低血糖は避けられない、60~70で短時間なら問題ない、と考えていますが、もう少し低血糖を減らす必要があるようです。
200を超える頻度もかなり減りました。
180に近づくとxDrip+のアラームで通知され、180を超えると、スマートウォッチのアラームが繰り返し鳴る(バイブ)ので、次のようにボーラスしています。
- 180を超えて200に向かって上昇する時、1単位を追加ボーラスする
- 200を超えて220に近づく時、さらに1単位を追加ボーラスする
- 240になったら、もう1単位を追加ボーラスする
このマイルールでボーラスすると、感覚的ですが9割ほど成功しています。射ち過ぎになることもあるので、その場合は補食すれば良いと割り切っています。
この方法では、ポンプが表示するグルコースが血糖値との乖離が少ないことが重要です。受診時に、採血の検査値とポンプの表示値を比べて、較正が問題ないかをチェックしています。
採血が14:30(私の時計)に行われ、血液検査のグルコース値が177mg/dL。
これに対応するポンプのセンサ・グルコース値は、採血から10~15分後の14:42の179mg/dLで、ほぼ乖離ゼロ。
較正係数を気にして較正することが、乖離を減らすことに役立っています。